まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.67 瀬戸内の旅(5)・上島四兄弟

2015-03-13 10:25:00 | 瀬戸内
おはようございます。瀬戸内の旅、前回の続きです。



因島長崎港から飛び乗ったフェリーはわずか3分程で向かいの生名島立石港に到着、ここはもう愛媛県に入っている。赤い桟橋を渡って生名島に初上陸、きれいなフェリーターミナルの建物の横を通り過ぎて海沿いの県道173号線を走る。人の姿はほとんど見かけないが明るい雰囲気を感じる島だ。



海に沿う緩やかなカーブが連続する平坦な道を進むと町中へと入って行く、多分この島の中心地に当たる所だろう、学校や郵便局があり民家が立ち並んでいる。ここを抜けて県道338号線となった道を進むと前方に海の上に架かる生名橋と、その向こうには次に上陸する佐島が見えてくる。



(生名橋)

S字の上り坂を走り2011年に開通したばかりのまだ生まれたばかりの生名橋を渡り佐島へと入る。県道338号線は小さな島の北端部分を走り、すぐに弓削大橋へと差し掛かる。ここは島に下りることなく通り過ぎるだけとなってしまった。


(弓削大橋)

弓削大橋を渡り切って弓削島へと入る。フェリーの時間に余裕があるので、次の分岐点を左へと行ってみる。弓削商船高校の脇を通って民家が軒を連ねる狭い道を行き着いた所で砂浜へとたどり着く。ここも明るい雰囲気を感じる所だ、目の前に広がる瀬戸の静かで真っ青な海がささくれだった心を癒してくれる。去り難い感情をしまいこんで、この島の反対側に位置する弓削港へと向かうことにする。



弓削港からはフェリーに乗って因島へ戻る。途中さっき渡ってきた二つの橋と三つの島が見えた、もしこれらの島と因島が橋でつながったとしたら、このフェリーはどうなってしまう・・・と考えてしまった。

長崎桟橋から少し走って岩城島行のフェリーが発着する土生フェリーターミナルに着く。ここは何度か来たことがある所、その時に利用させてもらった今治行フェリーは今はなく高速船が運航されている。この高速船は便によっては自転車を積載することができるが、以前それで伯方島へ向かおうとした時、自転車を積み込む役目の乗務員が物凄くいやそうな態度をしたので口論になったことがあった。まだフェリーが廃止されて間もない頃だったが、その態度にはあまりに腹がたったので、それ以来この高速船は利用していない。せっかく旅を楽しむために来ているのだから、それを鬱陶しがるような態度は控えていただきたい。

岩城島行フェリーに乗船、フェリーは因島のすぐ向こうに見える鶴島の裏側を通って所要時間約13分で岩城島長江港に到着する。その後は小漕港からフェリーで生口島に渡る予定だが時間に余裕があるので島をぐるっと回ってみることにする。


(鶴島)

(長江港)

港から南へと向けて県道174号線を走る。道は海から離れ山へと差し掛かりカーブの連続する上りとなって行く。それほどきつくはない上りだ。峠を下るとやがて海が見えてきて集落の中を走るようになり、やがて民家が立ち並ぶ狭い道を通り過ぎてこの島の中心地、高速船が寄港する岩城港へとたどり着く。


(岩城港)

この島に来て初めて賑やかな町並の中を過ぎて、更に県道174号線を走ると再び山に向かっての上り坂。この島で2度目の峠越え、海沿いの道となりその向こう側には生口島が見えてくる。やがてその生口島に向かうフェリー乗場の小漕港に到着、ここもひっそりとした静かな雰囲気が漂う港だ。



(小漕港付近)

これよりフェリーで生口島に入り、島の南側を経由して瀬戸田へと向かう予定だが、その話はまた次回へ続くとなります。今回はここまでとしておきます。     まちみち