まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.46 大和郡山

2015-02-20 10:38:03 | まち
おはようございます。今回は大和郡山、ほぼ毎日通っている所ですが、一歩違う道に入ればまた違った発見があるかも知れない・・・とのことである日曜日の朝、国道24号線沿いの吉野家に寄った後ふらりと走ってきました。



国道24号線の西側には、若槻、番条、稗田と環濠集落が点在している。それぞれが田畑や水濠に囲まれた中にある古い町並だが、そこに住んでいる人達にとっては普通に生活を行っていく場所、邪魔者は受け付けないという一種の閉塞感を感じてしまうが、そんなことは気にせずに行きましょう。
この中では稗田の環濠集落はBSの旅番組でも紹介されていて名前も知られている所、この町並を南北に下ツ道が通っている。この道ををJR郡山駅方面へと走る。踏切を渡って駅とは反対方向に曲がり柳町商店街入口の交差点へとたどり着く。


(若槻環濠集落)

(番条環濠集落)

(稗田環濠集落)


ここから西へ細い道を行き近鉄橿原線の踏切を渡り、民家を抜けると景色が開けて金魚を飼育している小さな池がいくつも見えてくる。この辺りを通っている道は大阪へと続く龍田越えルートの街道で、道端には小さな石の道標が立っている。
さっきの交差点へと戻る。街の掲示板には「中央リニア新幹線を大和郡山に」のポスターが貼ってある、本気だろうか?この町のどこに新幹線の駅を造ると言うのか?まあこれはまだ先の話、自分(一人称)も生きているうちに奈良に新幹線が走るのを見てみたい気はするが・・・
ところでこの交差点の一角に、携帯の普及でもう最近は見ることのなくなったオーソドックスな細長い形の電話ボックスがある。近づいてみるとその中にはあら、びっくり!!



頭上から童謡が鳴り響く柳町商店街を走ってみよう。商店街と言ってもここは車も一方通行で通れる所なので十分に気をつけて行かなければならない。タイル張りのみちは途中で近鉄とJR両郡山駅を結ぶ細い道を横切るが、ここは人も車も多いので特に注意が必要。更に少し行くと道の真ん中を水路が通る紺屋町の古い町並の通りに差し掛かる。商店街はもう少し先の大和郡山市役所まで続き、その行き着いた曲がり角には奈良テレビのCMでお馴染み『本家菊屋』の古い建物の店がある。


(紺屋町の町並)

この角を左に曲がるとバス通りがあり、その先近鉄橿原線の踏切を越えると大和郡山城への坂道へと続く。この辺りは桜の季節になると多くの花見客で溢れる所。以前花見の時期にここで通せんぼを喰らったことがある。桜の花を見ながら(実際には口実にされているだけだと思うが)酒を飲んで宴会をする、日本人はなぜこんなことを好むのだろうか?花の命は短いのだから、静かにしんみりとした気持ちで見守ってあげたいと思うのだが・・・まあ、意見には個人差がありますので。



大和郡山城は残念ながら大した見所はない所、城の雰囲気は近鉄線が沿うお堀と石垣くらいでしか楽しめない。奈良のお城は天守閣がない所ばかり、空港、JR特急同様、コンプレックスを感じてしまいます。名ばかり城下町大和郡山の走りはここまで、悪口ばかりで締めるのは気分が悪いので少しフォローを。





大和郡山ホントいい所ですよ、奈良にいらした時にはぜひ寄っていってください。     まちみち