まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.38 吉野山

2015-02-12 10:13:57 | ふうけい
おはようございます。
今回は吉野を走ります。吉野と言っても奈良県の半分は吉野郡、そのほとんどが山の中、今回走るのは吉野のほぼ入口部分、自分(一人称)レベルではここまでが精一杯と言った所、とりあえず行ってみましょう。




近鉄吉野線下市口駅から商店街を抜けて行くと吉野川に架かる千石橋、ここを左へ曲がって吉野川沿いに県道39号線を行く。
阿知賀の集落を越えて少し行くと左へ分かれる車がやっと通れるくらいの狭い道がある。この道を行くと吉野川に架かる石橋、椿橋に行き当たる。ここは『にっぽん縦断こころ旅』で火野正平氏が訪れてくれた場所。そう言えばこの番組、また春シーズンが始まるらしいが今回は和歌山をスタートした後奈良をすっ飛ばして三重へ行くそうだ、何て冷たいこと・・・



再び県道に戻り吉野方面に向けて走る。川を沿う道は起伏がほとんどなくほぼ平坦な所を走る。六田付近は古い町並の中を行く。吉野と言えば吉野杉、この辺りは材木の集荷場が多く、前を通り過ぎる度に材木の匂いが漂ってくる。やがてこの道は緩い上り坂を越えて近鉄吉野神宮駅にたどり着く。
駅前の大きな白い石の鳥居を過ぎるといよいよ吉野に向けての坂道が始まる。いきなり急な上りとカーブの連続、車がやっとすれ違えるほどの狭い道。途中から県道15号線が合流して道は広くなるが、きつい上りとカーブはまだまだ続く。その上りがやっと落ち着いた所、景色が少しだけ開けて駐車場が見えてくる。地図で見ると近鉄吉野線の終点吉野駅の左真横になる地点だが、駅と比べると結構高い所まで来ているはず。いわゆる観光地吉野山の散策はここから始まる。

道はまた狭くなり、左手側の眼下には吉野の山並みが広がってくる。桜の季節になるとさぞかし絶景なことでしょう。石の道標がある所で駅に通じる九十九折の道が合流してくる。ここを真っ直ぐ行くと古い町並と店が軒を連ねるようになってくる。この店の並び辺りで道は急な上り坂になり黒門をくぐるとそこはもう吉野山の中心地。古い町並が続く狭く賑やかな通りを更に先に進んで行くと、やがて前方に金峰山寺の山門が見えてくる。






この山門はいわば裏口にあたり、県道15号線を寺院沿いに行って回り込んだところが表の入口にあたる所。石段を上って行くと立派な造りの大きな本堂が見えてくる。
ここから先も古い町並は続いていくがそのほとんどが土産物屋か宿泊地。お金を落としたくない自分(一人称)はただ通り過ぎるだけ。やがてこの道の行き着いた所にあるのが『桜花壇』、吉野で最も名前の知られた旅館であるが、その構えは意外と小さくこじんまりとしている。派手さも飾りもない、そこが吉野のいい所なのかも知れない。ただ、ここも自分(一人称)には一生縁のない所でしょう。





今回の吉野山散策はここまでで、走って来た道を折り返して戻ることにする。さっきしんどい思いをして上ってきた坂道も今度は下り、快適に行きたいところだがカーブと車が多いので慎重に行かなければならない。近鉄吉野神宮駅で相棒をたたんでここからは輪行で帰る。今回はここまでとしておきます。    まちみち