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まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1136 愛媛の旅(8)・・・予讃線各駅巡りで今治へ、その2

2019-05-27 08:48:50 | 瀬戸内
おはようございます。















愛媛の旅もいよいよ終盤戦、しかしJR予讃線各駅巡りは前回始まったばかり、今治まではまだ30キロ以上ありしかも日も西の空の低い位置にまで落ちてきています。北条の町並を抜けると穏やかな瀬戸の海が左手側に付き合ってくれる、写真を見るとまるで冬の真っ最中と言う感じはしない、おっ、ずっと先の方にボォ~ッと見えているのは来島海峡大橋の欄干かな、あれが見えていると言うことは今治が近づいてきているのかも。今走っているのは国道196号線、内陸側を進んでいた道は北条の町で合流してそこからは海沿いを進んで行くことになる、と言うことで今回最初に巡る駅は大浦駅、線路はこの辺り国道とは少し離れていて駅の入口もはっきりと分からない。海沿いの道を快調に進みたいところだが、反対車線にあるはずの駅への入口の道も探さなければならない。ラッキーなことに駅への案内板を見つけることができて、その案内の先にある集落の中の細い道へと入って行く、JR線の下を越えて急な坂道を上って行くと大浦駅を見つけることができた。ちょうど普通列車が停車していて駅全体の様子は見ることができない、wikiによるとホームは今電車が止まっている1線に1面だけで、その横にはもう1線、ホームがなく特急通過専用の線路があるとのこと、と言うことはこの駅では普通電車同士の交換はできないと言うことになっている。








再び国道へと戻ってこの辺りは海と線路が沿う所、海の真ん中に立つ灯台には鳥さんたちが休んでいる、まあこいつらには年末のせわしなさなど関係ないもんな、って呑気に旅をしている自分(一人称)も似たような感じか。写真2枚目にある地蔵尊が立つ交差点から町中の道を進んで行くと次の浅海駅、読みは「asanammi」と漢字も読みも海の近くにあるんやな~と言った雰囲気の駅。立派な造りの駅舎でホームは2面2線、そのホームを見ると上下両方のワンマン列車の乗場表示があるが、交換列車がない場合は上下両方の電車が駅舎に近いホームに停まるようになっている。そう言えば昔の桜井線の駅もこんな感じの駅が多かったなあ、あえて向こう側のホームは使わないで利用客の利便を図ってくれる方式、でも電車の本数が増えると上下別々のホームで利用されることになり橋を渡ることになってしまう、まあそれがローカル線の駅から脱却したと言うことになるのかも。

















浅海駅を出るとまた海沿いを進んで行くことに、ここまで旅の始まりからずっと、まるでお釈迦様の掌の中で踊らされているかのような感じで松山市を走っていたが、上の写真にあるようにやっと次の今治市へと入りました。それでも海が左手側、線路がたまに右手側に現れる風景は相変わらず、先を急がなければならない状況には変わりないのですが、港町の風景を見るとどうしても写真に収めたくなって止まってしまう、まあ奈良では絶対に見ることができない風景ですからねえ。ようやく国道の右側に町の雰囲気を感じる所へと差し掛かり、国道を離れて旧街道らしき道へと入って行くと次の菊間駅へとたどり着く。瓦の屋根が印象的な駅舎、と思ったらどうやらこの町は瓦の産地と言うことらしい、駅の近くには瓦に関するいろいろな施設もあるとのこと。そんな立派な駅舎だがホームへの入口は右側の目立たない所から、ホームは一番下の写真にあるように2面2線のいかにもどこにでもあると言った感じの造り。ああ~、いよいよ夕方が近くなってきたなあと言う雰囲気ですがまだ駅は残っている、とりあえず行ける所まで行ってみるつもりです、その模様は次回でのお送りと言うことで、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。         まちみち





No.1133 芸予の旅(3)・・・大崎上島、峠を越えて港へ

2019-05-21 10:38:48 | 瀬戸内
おはようございます。















芸予の旅は前回、フェリーを大崎上島木江港で下りまだ7時半を過ぎたばかりの木江の町並をハイテンションで巡りました、何せこの島大好きですからね~、久しぶりに来たから嬉しくなってしまいました。さて、木江の町を後にして大崎下島へと向かうフェリーが発着する明石港へと向かうわけですが、木江から海沿いの県道を行けば1時間もかからないで行くことができるが、ここは次のフェリーまで時間があるので一旦山を越えて島の西側へ出てもうひとつ峠を越えるルートを進んで行くこととします。木江の中心部の交差点から山の方へと伸びる道へと入る、道は急カーブの上り坂でいきなりと言う感じで峠へと差し掛かる、朝早い時間で車も通らないトンネルは少し不気味なくらい、そこを抜けると一気に下りとなり島の西側へと出る。三叉路になった交差点を左へと曲がって島の環状道路へと入る、先へと進んで行くと町へと差し掛かってこちら側が島の中では一番栄えている感じ、海の上に架かる大きな橋の向こうの島には発電所があって、厳つい感じの煙突らしきものがここまで見てきた時代の流れが止まっている感じの島の風景を一気に現実へと引き戻してしまうかのよう。この辺りは車の流れもあって賑やかそうな雰囲気が感じられる所、町の中心地から分かれる道へと入って大西港へと行ってみる、ここも本州との島の玄関口となる港、駐車場にはたくさんの車が止まっていて年の瀬もいよいよと言う時期、今日一日たくさんの行き来がこの港でも行われるのだろう。






















再び島の環状道路へと戻り目の前にそびえる山へと向かって進んで行く、見通しのいい広い道は緩やかな上りとなりひとつ峠を越える。道は一旦下りとなって上の写真にある恋地と言う聖地になりそうなバス停へとたどり着く、この先でT字の交差点があり左へと曲がるとまた上り坂、今度は島の向こう側へと渡るための恋地トンネルをくぐり抜ける。ここまで2度ほど高低差のある所を通り過ぎて後は下りとなって明石港を目指すだけ、途中木々の間から海が見えてその向こうには大崎下島も見えている、時間繰りもちょうどいいペースだ。さあ~快適な下りで進んで行くとするか・・・と思っていると道はいきなり急な上り坂へと差し掛かる、一旦油断した気持ちで臨むにはちょっとキツイ上り坂、この区間先の2つの峠越えよりもはるかにキツい、この道は前に来た時にも走っていたが完全に忘れてしまっていたようだ、これはしたり・・・。峠を越えると今度は急な下り坂、道はそのまま明石の町並へとあっけない感じで一気に明石港へとたどり着く、途中で気を緩めてしまったと言っても時間には余裕を持たせていたので、フェリーの時間には十分間に合った。港の桟橋に相棒君を置いてフェリーターミナルでキップを購入、中にいた家族連れは帰郷の人たちか、大崎下島は安芸灘海道で本州と陸続きにはなっているが東から来ると遠回りになるので、竹原からフェリーを利用して大崎上島を経由して大崎下島へと向かうのだろうか。桟橋から見える白い灯台とその向こうの島に架かる橋はここではもうお馴染みの風景、西の方に目を向けると小さくかすかに橋の欄干が見えている、方角からすると安芸灘海道の橋かな、そちらの方ももう5、6年ほど走ってないなあ、そろそろ計画してみよっかなあ~、wowowに入ろっかな~♪・・・










大崎下島小長港行のフェリーに乗船、今日の2便目、島には2時間ほどいることができる時間繰りにしている。大崎下島と言うとやっぱり行っておきたいのが御手洗、あの~、用足しに行くんではないよ、「御手洗」の町並のこと、もう何度も訪れている所だが今回もやっぱり足を伸ばすことに決めていた。でもそこだけで2時間はちょっと時間を持て余してしまいそうだな~、などと思いながらフェリーのデッキに立って風景を眺めていたら、4つの島を結ぶ3本の橋が見えてきた。その一番左の大きな島が岡村島、これまで2度ほど走ったことがある島、外周道路を1周したこともあったっけ、そう言えば前に訪れた時は・・・おっと、この話はこの島を巡っている時の話としておきましょうか。と言うことでここは時間を精一杯使って岡村島まで走ってみようと思います、その話は次回にて、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち






No.1131 愛媛の旅(7)・・・予讃線各駅巡りで今治へ、その1

2019-05-19 16:22:49 | 瀬戸内
おはようございます。















愛媛の旅は前回高浜駅で伊予鉄高浜線各駅巡りを終え、海沿いの道を松山の市街地を取り巻くように進んで堀江の町へと向かいます。山を抜けると遠くに松山の中心部、山の上に松山城がポコンと建っているのが見える、行きしなには電車の車窓からも見えた風景、松山城は松山市民のシンボル的存在と言うのを誇示しているかのような感じである。堀江の町並に差し掛かってくるとお遍路さんの道標を見かける、更に町並の中の狭い道に入ると古い道標も、この道は旧街道だったのだろうか、その道を折れた所に堀江駅があった。駅舎は簡易的な造り、ってこれよく見たら貨物列車の使い古しなんじゃないか、もちろん見るからに無人駅と言った感じ、ホームに入るといきなり派手なラッピングの特急列車が通過していった。この駅は昔は国鉄が運航していた仁堀航路の連絡駅となっていた所、駅前の道を真っ直ぐ進むと昔は港があった所へとたどり着くが、往時は本州と四国を結んでいた連絡線が寄港していた場所も海の駅となっている。















堀江の町並を抜けて県道を進んで行くと右手側にはJR予讃線、左手側に海が沿ってくる、おおっ、なかなかいい風景だ~、これぞ瀬戸内海と言ったところか。県道はその先で右手側の山が開けて町に入ったところで右に折れて光洋台駅へとたどり着く、普通〇〇台と言う駅名は私鉄が新たに分譲した住宅地に造った新しい駅をイメージするから、このようなJRの長大幹線にこのような駅名の駅があるのに違和感がある。ホームは1面だけ、まあいかにも付近の住民のために新しく造った駅と言う感じ、お堅い国鉄がJRに変わって久しいが長大路線にも乗る人たちのことを考えて地域密着の姿勢を見せてきているのはいいこと、血の通った仕事をしてくれていると言う気がします、まあそれが私鉄となると色気見え見えな感じもするんですけどね。再び県道に戻って先を目指す、路線バスが通る広い道だが所々にはお遍路さんの道標も立っていて、この道が巡礼に利用される道だと言うのがうかがえる。その道を進んで行って次の粟井駅、四角いレンガが積み込まれた駅舎、無人の改札を抜けると2面2線のホーム、集落の中にあっていかにも地元の人たちのためにあると言った感じの駅は、つい今しがた今治方面に向けて電車が走り去って行ったところだった。華やかに特急が駆け抜ける四国の主要幹線だが普通電車は1両か2両だけの地味な運行、この先もローカル線の雰囲気を感じながら各駅巡りを続けて行くことにしよう・・・












・・・とは言うものの悠長に進んで行くわけにはいかない、時間はもう午後2時を過ぎようとしているしているところ、暗くなるのが早いのでとにかく先を急がなければならない。次の駅は柳原駅、県道は旧街道の雰囲気が漂う町並だが駅はホーム1面だけで駅舎もない無人駅、ああ~、こうやって写真を見ると日はもう随分傾いてきているなあ、このまま無事今治まで走り切れるだろうか。柳原駅からは線路沿いの道を進んで行って県道へと合流、2000年代初めまでは北条市を名乗っていた町の中心部に差し掛かって来て、その中心駅となっている伊予北条駅へとたどり着く。行きの特急電車が最後に停車した駅がこの駅だった、普通電車の始発終点の設定もある大きな駅だが平成の合併によってここも今は松山市、ここまで走ってもまだ松山市から脱出できていなかったのか。さて、北条の町を出るとしばらく古い町並の中を走ってその後また左手側に瀬戸内海が広がる道を進んで行くことになるのですが、その話は次回でのお伝えとしておきましょう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。             まちみち








No.1127 芸予の旅(2)・・・木江の町並、朝の風景

2019-05-13 08:15:34 | 瀬戸内
おはようございます。












フェリーは大崎上島木江港に到着しました、この島に来るのは何年ぶりかな・・・と考えてみたら、このブログを開設した直前、2014年12月30日の旅が竹原からこの島を経由して大三島に渡りしまなみ海道を走って大島で夕陽を見たんだった、そうか、もう4年も経つのか~。一昨年は久しぶりにしまなみ海道を走りその暮れには今治まで渡った、昨年は福山、尾道の旅で瀬戸内の風景を楽しむことができた、となるとあと行き残したのは芸予の島、行きたくても時間も予算も余裕がなかったが今回やっと予定に組み入れることができました、そんなわけで2018年大晦日、芸予の旅がいよいよ始まります。









木江港からすぐの所に古い町並と書かれた看板が立ち、その細い道を入って行くと風情のある2階建て、3階建ての建物が並んでいる。海の近くで汐待ちの町並は風情がある建物の並びとは言っても元は遊郭だった所で、今となっては人が普通に生活していると言う雰囲気が全く感じられないゴーストタウン、この建物もほとんどが空き家らしい。まあ人の姿を全く見かけないのはまだ朝早い時間だから、いや、上の写真には一人だけ自転車に乗っている人が写っている、大晦日の朝早い時間、どこへ行こうとしているのだろう?













海沿いに通っている道はこの島のメインルート、木江港からはこの町の中心地をくぐり抜けて島の北へと伸びている。地元の人たちのための商店街を抜けると役場がある入江になっている所へと出る、以前はここに朽ち果てた感じの旅館があったがその建物はもうなくなっていて、その跡には今にも崩れかけの石垣が無造作に残されている。少し先を進むと交差点がありこの後はそこを左に曲がって峠に向かうわけだが、ここはもう少しだけ木江の風景を見ておきたいとのことで道を真っ直ぐに進む。左から細い道が合流してくる所には写真下4枚目にある4層に屋根が3つある古い家が建っている、古い家は空き家っぽい感じばかりだったがこの家には灯りが付いているから誰かが住んでいるのか、3階にはこの建物の外観にミスマッチな室外機が取り付けられている、この辺りがひとが住んでるかどうかの目安に・・・いや、別に他意はないですよ、最近は物騒ですからねえ。道を右へと曲がると右手側には造船工場の大きなクレーンが立ち並んでいる、道は2つに分かれていて左側は新道、自分(一人称)が初めてこの島に来た時は右側の狭い道がメインルートだった。ここは生活感が漂う感じの家が両側に軒を為す中を抜けて行って、再びバスが通ることができるくらいの広い道へと合流する、ここはもう少しだけ先へと進んで行くことにしよう。











と言うことでやって来たのは一貫目港、変わった名前の港は竹原から大崎下島まで運航される高速船が寄港する桟橋がある、読み方は見たまま「ikkannme」だが、とある時刻表にはこの港が「一〆目」と表記されていて何と読むのか全く分からなかった。桟橋は道から少し入った所にあり、朝早い時間だったのでまだ人の姿は全然見かけない、すぐ近くには造船工場のクレーンが高くにそびえ、さっき木江港からも見た赤い灯台も見える。向こうにはさっき下り立った木江港の風景と、更にその後ろにはちょっと特徴のある緑色の屋根の塔のような建物と大きなタンカー、目を凝らしてみると海の向こうにはこれもさっき下をくぐり抜けた来島海峡大橋がぼんやりと見えている。さあ、そろそろ行くとするか、木江にはまた後で立ち寄ることになる予定だがこの港にはもう来ないと思う、次はいつ来れるか分からないのでとにかくこの風景を目と四角い枠に焼きつけて、この先の峠越えに臨んで行くことにしよう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち




No.1124 福山、尾道の旅(9)・・・鞆の浦、後編

2019-05-08 08:38:06 | 瀬戸内
おはようございます。





福山、尾道の旅は今回が最終回、鞆の浦の古い町並を巡っています、日帰りだから時間に縛られる旅になってしまったわけで鞆の浦でも限られた時間内で巡らなければならなかったのですが、ああ~、もう余計な説明はいらないか、ここはズラリと町並の写真を行っときましょう↓↓↓




















古い町並を抜けると海が見える道へと出る、左へと行くと福山駅への帰り道、でもここは右へと曲がりもう少しだけ鞆の浦の風景を楽しむことに。旅の最後をここに決めたのはやっぱり泣ける風景を見たいから、時は晩秋、お日様が家路についてしまったのはもうとっくに前のこと、空はそのお日様が残して行った明るさで最後の頑張りを見せているかのよう。今日一日ずっといい天気に恵まれて期待した風景は十分に見ることができた、日が暮れた後の鞆の浦は初めて、明るさが残っているうちに次はいつ巡り合えることになるか分からない風景をしっかりとこの目と四角い枠に焼きつけておきます↓↓↓











鞆の浦












さあ、自分(一人称)も家路につく時間がやって来ました、心残りもいろいろあるけれどこの旅ももう終わり、でも鞆の浦からJR福山駅までは10キロ以上あって走るのも結構大変なんだよねえ。途中には小さな峠があり大きな川を渡る橋もあり、最後は駅まで車がビュンビュン走り過ぎる道を走らなければならない、空は暮れて完全に暗くなった中を気をつけて風山駅を目指して進んで行く。帰りはどの新幹線に乗るか、どの方法で帰るか・・・、さっきまでは楽しいことばかりを考えての走りだったが旅が終わると現実ばかりが頭の中を駆け巡ってくる、スムーズに帰るのもまた旅のテーマ、この先はさっきまでの楽しい気分の余韻もままならぬ感じの家路となりそうです、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。         まちみち