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・・・🌤  夏山も終盤に  ☀・・・

斜里岳(1547m)

2013年08月31日 | 日本百名山

8月27日(火)斜里岳(1547m)に登ります。

:緑青荘夕食

前夜泊まった清里温泉・緑清荘の夕食です、3000kcalはあったでしょうか?

:斜里岳は、知床半島の付け根にある。

知床火山群と阿寒火山群のほぼ中間にある秀麗な火山。

山頂は斜里岳、南斜里岳、南斜里岳、西峰の3つのピークからなる。

”シャリ”はアイヌ語で「葦の生えた湿原」という意味。

まさに葦原にそびえる山、原名はオンネプリで「老いた山」

予報は、5:00 宿舎からバスで登山口の「清岳荘」へ向かう。

:ガイド

新装なった清岳荘、登山口のガイド、”出没”の記事も。

ガイドとTDから ”沢の渡渉” に関するアドバイスがあった。

  『沢を歩くつもりで躊躇しないで』

沢に入ることを嫌い、滑る石に飛び・着地すると転ぶことがあるからだという。

(このアドバイスは良かった、結果的に転んだ人はいなかった)

5:50 清岳荘をスタート、林道を約15分歩いて登山口へ。

      

:マツヨイグサ        :アキノキリンソウ      :ヨツバヒヨドリ

斜里岳はかねてからその姿を写真で見て、私の憧れの山の一つであった。

初めてその実景に接したのは昭和34年8月下旬であった。

釧路から網走に向かう汽車に乗って、釧路と北見の国境を越え、

 斜里原野に下って行く途中、車窓の右側に大きく現われたのが斜里岳であった。

~中略~ 斜里岳を最も美しく眺め得る所まで来た時、天は私たちのために快く晴れて、

 青空をバックに、左右にゆったり稜線を引いた、憧れの山の全容を見せてくれた。

                                     (日本百名山:斜里岳より)

:登山口

6:05 登山口(650m)、沢沿いの道を進む。

:沢

こういった沢を15~16回渡り返す。

:沢沿い

時には沢沿いの道も。

      

:クロクモソウ        :ミヤマダイモンジソウ    :オオカニコウモリ

      

:タケシマラン        :アズマギク         :ミソガワソウ

沢沿いに咲いていた花と(実)。

クロクモソウとミヤマダイモンジソウが主役だった。

:下二股

6:55 下二股(845m)分岐、ここで旧道(沢コース)新道(尾根コース)に分かれる

:一の沢の連瀑

 下二股から沢の傾斜がきつくなってくると滝が現れる。

 新道が合流する上二股まで、名の付けられた滝が9つ懸かる。

 コース上から視認できるのは以下の通り。

 下から①白糸ノ滝 ②水簾ノ滝 ③羽衣ノ滝 ④方丈ノ滝 ⑤七重ノ滝 

     ⑥見晴ノ滝 ⑦竜神ノ滝 ⑧霊華ノ滝 と続く。

 とくに水簾ノ滝は一枚岩の岩盤を滑らかに流れる様が美しい、規模も一番だ。 

:滝

滝を渡る。

滝沿いを登る。(花はシラヤマギク)

クロクモソウの花

      

:キツリフネソウ                       :ダースベイダー 

:方丈の滝

7:56 方丈の滝通過。

      

:トウヒレン          :トリカブト        :レイジンソウ(キンポウゲ科) 

ハクサンボウフウ 

:上二股分岐

8:55 上二股(1230m)分岐、山頂まで約1時間、エネルギー補給。

:神域

      

:ナナカマド          :ノアザミ          :ヒョウタンボクの実(有毒)

:胸突き八丁

9:26 ハイマツ帯を抜け、9合目(1370m)傾斜がさらにきつくなる。

:ガレ場の登り

馬の背への最後の登り(まだガスがかかっている)

周囲はお花畑、地味~な花が咲いていました。

      

:チシマフウロ        :エゾキンバイ      :レイジンソウ(開花)

      

:タカネトウウチソウ     :サマニヨモギ     :ウメバチソウ

9:35 稜線に出ました、の背(1430m)です。

斜里岳(ニセピーク)ガスが晴れてきた。

      

:ミヤマダイコンソウ     :エゾツツジ       :ヒメクワガタ

山頂を前にてきました。

:斜里神社

鞍部に鉄製の斜里神社が祀られていた。

   

ウメバチソウが祠をガードするように咲いている。

10:00 斜里岳山頂、2度目の挑戦で100名山を完登したF田氏と記念撮影

晴れてはいたが、眺望を楽しむまではいかなかった。

:上二股分岐

11:03 上二股分岐、下りは新道(尾根コース)へ

:簡易トイレ

簡易トイレが設置されている。

:熊見峠

12:04 山腹を巻いて熊見峠(1230m)へ

上二股と同じ標高、これから沢へ下る、眺望はいいが小雨で何も見えず。 

熊見峠からの下りは道がぬかるんでおり気を使った。 

無理に作った道は、おうおうにしてこういったことがある。

:斜里岳

樹林のきれたところから「斜里岳」が顔を出してくれた。

:オオシシウド

13:18 下二股分岐に、旧道との合流点。

        

:アカバナエンレイソウ(北海道には違ったエンレイソウがあるとの話)    

下山口を前にして、スズメ蜂が行く手を旋回し、偵察行動をしている。

これを振り払おうものなら、援軍を呼び攻撃してくるという。

「蜂をはらわないで!!」との指示を出して事なきを得た。

同行メンバーT橋さんの豊富な知識と経験が活きた。

【山・木・植物・花・キノコ】と薀蓄に富んだ話は参考になった。

:清岳荘

14:30 「清岳荘」に無時下山。

バスで今日の宿舎、雌阿寒温泉・野中温泉別館へ移動した。

:夕食

民営の国民宿舎・野中温泉別館。

強い硫黄泉の湯治場。総トドマツ造りの湯船と露天風呂は、”秘境の湯”を演出していた。

***

             行程:標高差885m、約10km、8.5時間  

        5:00 清里荘発 =5:50 清岳荘 ⇒6:05 登山口 ⇒6:55 下二股

         ⇒7:23 羽衣ノ滝 ⇒7:56 方丈ノ滝 ⇒8:55 上二股分岐 ⇒9:35 馬の背

         ⇒10:00~10:20 斜里岳山頂・昼食 ⇒11:03 上二股 ⇒12:04 熊見峠

         ⇒13:18 下二股 ⇒14:30 清岳荘 

    日本百名山【91】完登

  今日のtwins  

新しい椅子を買ってもらいました。 (隔離用ではありません)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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1 コメント

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ありがとうございました (F田)
2013-09-01 14:21:52
道東三山では大変お世話になりました。写真も送ってもらい本当にありがとうございました。ブログにも掲載していただき非常に光栄です。(ちょっと恥ずかしいけど・・・)
またどこかでご一緒したいですね。今後ともよろしくお願いします。
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