聖岳~光岳縦走(2)です
9月9日(日) 晴れ
今日の歩程は「光岳」のピストン。
標高差は176m、約17.6km、12時間を予定しています。
4:50 ヘッドランプを着けて出発です、遅くとも17:00には小屋へ戻ることがリミットです。
御来光は5:15~20分、茶臼岳山頂で迎えられそうです。
①5:18 ②5:25 ③5:26 ④5:26.30秒
山腹の登りで迎えました、日本人を意識する瞬間です。
:茶臼岳山頂
5:30 茶臼岳(2604m)山頂です。(最近流行の石標)
茶臼岳の下りで、赤い屋根の光小屋、その先に光岳が姿を見せる。
:喜望峰への登り
仁田池から喜望峰への登り、影が晴天を現しています。
:希望峰(マゼランも来たか?)
6:10 喜望峰、シラビソの樹林の中眺望はない。仁田岳への分岐あり。
:仁田岳(2524m)
今回はトラバース。
:易老山
7:35 ドーン下って、少し登り返し易老山(2354m)
ここも眺望がない、易老渡(長野県)登山口への分岐。
:三吉平
:最後の登り
:トリカブト :ダイモンジソウ :トウヒレン :クロクモソウとイワツメクサ
:沢筋を行く
荒れた登山道、雨が降ったら!?!?
:全部トリカブト
もう少しで静高平、お花畑だが、鹿の食害で難を逃れたトリカブトが元気だ。
:静高平
9:45 静高平へ、水場は枯れており、お花畑は鹿の食害で見る影もない。
(コバイケイソウは花芽を摘まれ、枯れている)
:難を逃れた?ハクサンフウロ(3態)
:イザルケ岳の稜線
:イザルケ岳分岐
イザルケ岳分岐、木道を歩き「光小屋」へ
:光小屋
10:10 正面が光小屋、裏山?がなんと光岳。
光小屋からの眺望:正面が聖岳、右へ上河内岳、その右が茶臼岳、手前のピークがイザルケ岳
:光岳山頂
光岳は駿河・遠江・信濃の三国にまたがり、
まず日本アルプスの南のターミナルと見なしていいだろう。
更に南に、大無間山や黒法師岳が続いているが、二千五百米以上の山は、
ここを持って終わりとする。
甲斐駒ケ岳から鋭鋒を現し始める南アルプスは、三千米級の巨峰を数多連ねて次第に南に及び、
光岳をもってその俊英の気を収めるわけである。
山名の魅力に惹かれることは稀ではないが、光岳もその一つだろう。
光とかいて、テカリと読ませるところに味がある。 (中略)
山頂西面の森林中に巨岩が露出していて、
それが夕日にテカリと光るのが下界から認められるからだという。
また光岳はハイマツの日本最南端=東洋の最南端の生植地でもある。 (日本百名山:光岳より抜粋)
10:30 光岳山頂、2人が百名山達成。60代同世代だ・・・。
(男性がO川さん、女性がI西さん)
山頂は記念撮影の会場、総勢23人でその快挙(通過点)を祝った。
光小屋に戻り昼食(弁当はおいなりさん4つ)茶臼小屋のスタッフに感謝そして拍手だ。
:センジが原
センジげ原の木道を歩き、イザルケ岳へ向かう。(正面のなだらかピーク)
11:40 イザルケ岳山頂(往復約30分)
:イザルケ岳山頂 :光岳 :最南端のハイマツ
:ゴゼンタチバナの実 :オサバグサ :セリバシオガマ(一番多かった)
:喜望峰
13:45 易老岳を経て、往路最大の登り喜望峰ピーク!!
13:45~15:25 喜望峰へ、ここで一息ついた。
16:20 茶臼岳の鞍部仁田池から、今日最後の登り、16:50 茶臼岳山頂。
:・・・ :ネバリノギラン :ムカゴトラノオ
茶臼小屋周辺で咲いていた花。
16:50 茶臼小屋に戻る、約12時間のピストンは終わった。
:寝室
2日間お世話になったスペースです、少し窮屈だったが。
*****
9月10日(月) 晴れ
今日は下山、4:00 朝食、4:50に小屋を後にする。
ヘッドランプを照明に撮った富士山、手前の樹木はシラビソです。
いきなり足場の悪い登山道が30分続いた。
6:20 大無間山(ダイムゲンサン:二百名山)展望地へ。
こんな感じの下りが続く。(登りはきついだろう)
:横窪沢小屋
7:00 横窪沢小屋へ、(営業は終了)、沢の流れは豊富だった。
:横窪峠
一度沢に降りると、”登り返す”の繰り返し。
吊橋が多い、沢を渡ったり、崩壊地をトラバースしたりと、大活躍。
:ウソッコ沢小屋
8:30 吊橋を渡ってウソッコ沢小屋へ、
カワウソのウソ?かってはここに多く生息していたのか?(推測だが)
:フシグロセンノウ :ノリウツギ
:沢の水量は多い
:吊橋
:登り返し
ヤレヤレ峠への登り。
:ヤレヤレ峠
9:50 ヤレヤレ峠へ、登ってきた登山者はこの意味がよく理解できる。
:最後の下り
:畑薙大吊橋のSPEC
これは建設当時の仕様、現在は巾が40cmになっている。
:畑薙大吊橋
10:30 畑薙大吊橋へ、定員15人、半分に分けて渡る。 我々は後発組、約5分かかった。
:東俣林道から
東俣林道を40分歩いて、畑薙第一ダム駐車場へ。
(畑薙ダム駐車場ゲートからの東俣林道は”許可車両以外通行禁止”)
:案内図
東俣林道で見た花。
:ツユクサ(3態) :ヤマウド(食用)
:大吊橋
:大井川
渇水の目立つ大井川、流れは細く、歩いて容易に渡れそう。奥が畑薙第一ダム。
11:20 迎えのバスで赤石温泉白樺荘へ。温泉で垢を流し、昼食を食べて帰途についた。
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行程(標高差:約1900m、約51km)
9月7日(金) 6:45 聖岳登山口 ⇒8:25 聖沢吊橋 ⇒9:40 架線小屋跡
⇒10:30 乗越(昼食) ⇒12:10 滝見台 ⇒13:40 聖沢小屋
8日(土) 5:00 聖平小屋 ⇒5:40 薊畑分岐 ⇒6:25 小聖岳 ⇒7:40 聖岳
⇒10:00~10:30 聖平小屋(昼食) ⇒12:10 南岳 ⇒13:00 上河内岳
⇒14:40 茶臼小屋
9日(日) 4:50 茶臼小屋 ⇒5:30 茶臼岳 ⇒6:10 喜望峰 ⇒7:35 易老岳
⇒9:45 静岡平 ⇒10:10 光小屋 ⇒10:30~40 光岳
⇒10:50~11:20 光小屋(昼食) ⇒11:30~11:50 イザルケ岳
⇒13:45 易老岳 ⇒15:25 喜望峰 ⇒16:20 茶臼岳 ⇒16:50 茶臼小屋
10日(月) 4:50 茶臼小屋 ⇒6:20 大無間山展望地 ⇒7:00 横窪沢小屋
⇒8:30 ウソッコ沢小屋 ⇒9:50 ヤレヤレ峠 ⇒10:30~35 畑薙大吊橋
⇒11:20 畑薙第一駐車場
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