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・・・🌤  やっと秋山へ  ☀・・・

利尻岳/百名山Fin

2016年07月11日 | 日本百名山

7月3日 羽田(ANA直行便)稚内・・・稚内港(フェリー) 利尻島鴛泊港

 羽田に着くと、この便は「調査」とアナウンスされている。

 定刻に飛んだが、「現地へ降りれないかもしれない」と、

  結果的に事なきを得て、フェリーに乗船、18:20 鴛泊港へ。

 風が吹き、雨が落ちていた、明日は何があっても登る覚悟だが・・・。

:天気予報

「オホーツク海側を中心に低い雲に覆われて雨が降る=北海道新聞」

3日に自宅で見た山の予報は【C】ランク:登山には適さない、とほぼ変わっていない。

http://tenkura.n-kishou.co.jp/tk/kanko/kad.html?code=01150006&type=15&ba=hk

[てんきとくらし] 登山の際参考にしている山のお天気サイトです。

旅館「大関」”海の幸山盛りの夕食”で明日の鋭気を養う・・・

7月4日(月)利尻岳ピストン 

 島全体が一つの山を形成し、しかもその高さが千七百米もあるような山は、

日本には利尻岳以外にはない。九州の南の海にある屋久島も全島が山で

二千米に近い標高を持っているけれど、それは八重岳と呼ばれているように

幾つもの峰が群立しているのであって、利尻岳のように島全体が一つの頂点に

ひきしぼられて天に向かっていない。こんな見事な山は利尻岳だけである。

                                 【日本百名山:利尻岳より】

:リシリはアイヌ語の(高い島)に由来する。

5:10 登山口(北麓野営場)が降っていた。

5:20 甘露泉水(3合目)=【帰路の写真です】

しばらくトドマツ主体の樹林帯を行く。

5:45 4合目、空はこの状況、風が時折吹いていた。

5合目からはダケカンバ帯、ミヤマハンノキが混じる林中をにたどる単調な道に。

6:35 樹林帯を抜けると第一見晴台(6合目)、弁当のを食べる。

視界は全くない、鴛泊港から海上の先には内も見えるというロケーション。

茅ヶ崎市から遠征してきたE崎さんと一緒に登る

      

:エゾシシウド         :アマドコロ          :ヤマブキショウマ

      

:マイズルソウ        :ツバメオモト

7:05 尾根が顕著になり、岩が現れると7合目(胸突き八丁) 

 雨はやんだが強い風が吹いている。 長官山が見えるはずだが・・・

結構な斜になってきた。

7:35 第二見晴台、小休止。 風が強く何もみえない。

   

:ゴゼンタチバナ       :

8:05 長官山(8合目)晴れれば、山頂へのルートが一望できる↓↓↓

8合目からの眺望(ネットより)

8:20 避難小屋小休止、濡れたシャツを着替えている人もいた。

お花畑が始まった、同時に岩登りが。

強い風を受けながら、ヤセ尾根で切れた場所も、一番緊張した時間だった。

      

:ミヤマアズマギク      :エゾツツジ          :シラゲキクバクワガタ

   

:リシリヒナゲシ(固有種)

8:45 9合目(ここからが正念場)と書かれている。 

         

:ハタザオ           :チシマフウロ        :カラフトハナシノブ

整備されている登山道。 ↑  ↓ 

かってはこんな登山道、崩壊激しく一歩も進まないと言われていた。

9:10 沓形岐、(沓形稜の尾根をたどるコース=険しい)

もうすぐ山頂

自然の厳しさに耐えている、小さい花が咲いていました。

      

:イワヒゲ           :コケモモ           :サクラソウモドキ   

9:30 山頂・北峰1719m(9合目からの所要時間は45分、早~~)三角点で昼食。

南峰はかろうじてシルエットで、ローソク岩はその存在も確認できなかった。

晴れれば・・・

奥に南峰1721m(登山禁止)右にローソク岩

お花畑です。

      

:イワベンケイ       :花の中に水滴が     :キバナシャクナゲ

     

リシリオウギ(固有種) :ヤマガラシ 

10:00 下山開始、風は断続的に吹いています。

11:10~11:30 避難小屋で大休止、登頂を断念した登山者が何人かいた。

下りはゆっくり~歩いた、

      

:チシマヒョウタンボク    :ノコギリソウ         :クルマバツクバネソウ

足元は悪いし、ダケカンバに頭をぶつけるし、油断できない下りだった。

登山道確保の犠牲?になったトドマツ

11:50 第二見晴台・・・ 13:40 4合目・・・ 14:10 3合目通過

14:25 登山口着、風もやみ陽がさしていた。 (明日はいいぞ・・・) 

その他咲いていた花:ウコンウツギ、イワウメ、エンレイソウ、キバナコマノツメ、イチヤクソウ

                         使用:μ-tough6020(水仕様) 

**

              行程:標高差1500m、約12.5km、9時間   

      5:10 登山口(北麓野営場) ⇒5:20 甘露水 ⇒5:45 4合目 ⇒6:18 5合目

       ⇒6:35 6合目(第一見晴台・朝食) ⇒7:05 7合目 ⇒7:35 第二見晴台

       ⇒8:05 8合目(長官山) ⇒8:20 避難小屋 ⇒8:45 9合目 ⇒9:10 沓形分岐

       ⇒9:30~10:00 山頂(北峰)・昼食 ⇒10:20 沓形分岐 ⇒11:10~11:30 避難小屋

       ⇒[下りはゆっくりと時間をかけて下る]13:40 4合目 ・・・⇒14:25 登山口

                    日本百名山 利尻岳100 完登