コキュートスの記憶

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主にガンダムを中心にしています。

星矢LC外伝 アスミタ編 第1話

2013年02月21日 | 星矢
聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝
アスミタ編:第1話「神を求めし者」

とある男性が血の河から命からがら陸に上がります。
そこには冥闘士の雑兵2人が待ち構えており、
携えた鎌を男の首元にあてがい、斬りつけます。
で、雑兵たちは男が既に死んでいるのだと告げます。
信じられない様子の男の右腕が斬り落とされます。
男は到頭、虚空に助けを求めます。
瞬間、時間が制止したように滝の流れが止まり、
男の助けに応える声が聞こえてきます。
「今、わたしに助けを求めたのは君かね!?」
そして、昔のよしみで救ってやろうと続きます。
自身を乙女座のアスミタ(我想)と名乗り、
男の前に顕現いたします。
アスミタは男を仏荒らしのアヒンサーと呼びます。
その呼び方を聞いて男はアスミタを思い出します。

11年前-。
インド、苦行林。
アヒンサーは普段から死体の持物を盗んでいたが、
寺院の仏像の金箔を剥がしたとして捕らわれます。
その罰としてアヒンサーは苦行を言い渡されます。
苦行の最中に瞑想するアスミタと知り合ったようで、
必死に飢えを凌ぐ者がいる中で、命を投げるような
苦行をするのかとアヒンサーは問いかけます。
実は、アヒンサーは病症の母がいて、そのために
盗人をしてでも母を支えているようです。
アスミタは生来、目が見えないためか人の痛みが
どんどん伝わってくるんだそうです。
他人の痛みは感じることはできるが、
アスミタ自身の痛みが実感としてないらしく、
いくら他人の痛みが見えても誰も救えないと、
苦行の先に悟りを見出すことを渇望いたします。

そして、アヒンサーの母を弔うことはできると、
読経をいたします。
アヒンサーの母は亡くなっていたんですね…。
その後、アスミタはチベットへ修行に行き、
アヒンサーとはそれ以来だったようです。

そこへ、地鎮星の影法師という冥闘士が現れ、
アスミタの姿に疑問を感じつつも、ハーデスが
復活していない今は事を荒立てたくないと
アスミタを素通りし、アヒンサーの傷を治し、
アタバクなる者の同志になるように勧めます。
アスミタもアタバクを知っているようで、
冥王軍の百八の魔星の中で唯一、パンドラの
指揮下に属さない特別な任を負った人物で、
自力で冥界の掟を克服し、己の園を構えることを
許された、冥界で最も神に近い男だそうです。

影法師曰く、アタバクの存在は冥界でも極秘で、
その存在を知る者は生かしておけないと、
やはり、アスミタを亡き者にしようといたします。
影法師は必殺技「影降伏」を繰り出しますが、
アスミタは降魔印によって地に縛りつけます。
影法師は冥闘士は永遠の命を約束されてるとし、
真なる捨て身の攻撃でアスミタに襲いかかります。
しかし、アスミタは総てを跳ね返す「カーン」で
その攻撃を粉砕いたします。

アスミタは冥界で生きる未知の感覚の探求と、
死人を迷わす悪鬼を調伏するために来たようで、
アヒンサーと会ったのも偶然ではないと感じます。
で、影法師の灰が冥界を漂い、とある場所へ。
その灰が辿り着いたのは、豪奢な建物でした。
中には多くの腕が特徴的な冥闘士がいました。
その男は影法師がアスミタと出会ったことを知り、
アスミタを自身と同じく、苦痛にも快楽にも
心が動かない「空」なる人物だと評します。

欲することに思い悩む者には到達できない領域。
お前のように亡くした者を求めるだけの者にはと、
傍らにいる輝火に話しかけます…。

ちなみにアタバクは大元帥明王なんだとか。
元は鬼神だったが、大日如来の功徳で善神になり、
毘沙門天の眷属の八大夜叉大将になったんだとか。
その場合、無比力夜叉と呼ばれるくらいに
強力無比な大いなる力を持つと言われてるそうです。
コメント
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