LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:空港施設が営業し始めた

2020-05-09 | Flight Log (機長)

朝は800-1200OVCという天気だったが、マリンレイヤーで海岸沿いに限られている。仕事での待ち合わせがあり、早々に飛び立つことに。気温19度、露点温度13度、すぐに雲は消えていきそうだ。Tower Enroute Control IFR clearance to Fullerton Airport / KFULをリクエストし、ランナップエリアにむかった。途中、明らかに元全日空の訓練機と分かるボナンザが居た。自家用機として大切に乗られているようだ。

ランナップエリアでクリアランスをもらった:Cleared to KFUL; after departure fly runway heading, upon LAX315 radial turn right heading 250, radar vector SMO, SMO125 outbound, V64, SLI, Direct; 3000ft 4000ft 5min after departure; departure frequency 124.3; Squawk 460X

すでに登録済みのSMO-TOAのIFRフライトプランをちょっと変更、SMO-FULのフライトプランとして入力。LAXのトラフィックが少ないので、すぐにリリースとなった。Socal Departureにコンタクトすると、すぐに4000ftの指示。Actual IMCは20秒くらい。一瞬でマリンレイヤーを突き抜けた。Heading250で海上飛行をしていたら、Heading270と海岸線に近いコースへ変更。シングルエンジンだから、こういう気遣いは嬉しい。

 

そしてturn right heading 090, back to SMO VORとの指示。ここでNav1 G530WをSMO VOR 125 OBSモードへ。Nav2もSMO VOR125を入力。4000ft巡航開始し、SMO VORの手前で右ターン、オートパイロットでSMO125に乗る。ここでHeading 140の指示、海岸線を飛ぶことに。2500rpm 23.5inch、燃料17Gal/Hr、IAS156kt, Pressure Altitude 4000ft, OAT69Fとすると、丁度TAS170ktとなった。もう少しスロットルを開けられたかもしれない。

Socal Approach 125.35にハンドオフされ、すぐに120, 090とheadingを振られる。ファイナルアプローチコースへのレーダーベクター開始。ところが、なかなか高度を下げてもらえない。理由はトラフィックの多さだ。プラクティスエリアはすごい飛行機の数。トラフィックアラートがATCとGPSの両方からあり。さらに080, 050となり、4000ftのままFinal Approach Courseをインターセプト。

ただ、オートパイロットHeading Modeで飛んでいたので、そのままオーバーシュート! ダサイ。すぐに修正し、Nav/Approach Modeにした。SLI VOR at or above 2600ft, cleared for KFUL VOR-A approachと管制官。あとはランディングギアを出し、そのまま減速降下。フラトン管制塔にFull stop Rwy24と伝え、Practice  Approachではないこと明確にした。Circle South, Rwy24 cleared to land No2と管制官。高度が1000ftくらいになるとHazyな層があり、揺れがひどくなった。そしてハーフフラップで着陸。いつもより1つ先のタクシーウェイで滑走路を出た。

今までは完全に閉店していたフラトン空港のカフェだが、Take outのみの営業を再開していた。このご時世、画期的だ。空港に活気が戻ってくるのはいい。ただ、General Aviation Centerは完全閉鎖のままで、トイレなどは施設街駐車場の仮設のものを使わないといけない。

仕事を終え、帰りもIFRで飛ぶことにした。ランナップエリアでクリアランスをもらう:Cleared to KSMO; after departure left turn heading 120, radar vector SLI, V8, POXKU, V363, BAYJY, V186, DARTS, Direct; 2000ft 6000ft 10min after departure; departure frequency 125.35; Squawk 477X

着陸する機体でちょっと待たされたが、無事にリリース。離陸後すぐに左ターン、Socal Departureへ。ガタガタの揺れの中を延々と上昇。Initial Contactでは3000ft。そしてすぐに125.5へハンドオフされ、ここで6000ftの指示。V8に乗ったので左ターンを開始。ルールとしてはそのまま飛んでもよかったと思う。V8に向けてターンを開始すると、Direct to BAYJYとショートカット。上昇を続けながらG530Wを操作、direct to BAYJYを入力。6000ftまで来て巡航開始、headingはGPS指示通り014。ここでturn left heading 350 to join V186とさらにショートカット。TAS173ktで飛んでいたが、GS150kt台、20ktくらいの向かい風だ。ここで対抗するトラフィックあり。ATCが何度もトラフィックアラートを出す。

さらにGPSにトラフィックアラートが出た。VFRのRV6で、こちらの下500ftを飛んでいった。ADS-B、素晴らしい。ここでHeading 310との指示。V186から北に外れる。他のトラフィックとのスペーシングの為とのこと。さらにI have to send you up 7000ft, climb 7000ftと管制官。ここでも減速せず、7000ftでもTAS170kt以上を維持。すると、Heading 240と右ターン。さらに140、090と正反対の方向へ飛ばされた。You are overtaking Meridianと言われたが、だったらグルグルとベクターするんじゃなくて、減速指示を出してほしい。こっちは向かい風もあって速度を出していたが、減速ならいつでも出来た。

高度を上げ、旋回が続き、やっと6000ftへの降下を指示された。それでもturn right heading 290、heading 260、ターンが続く。さらに4300ftへ降下、そして4000ft、これでfinal approach courseへ乗るのかと思っていたら、3000ftへ降下指示。引き続きHeading 240と管制官。DARTS-MOVVEの間というより、ほとんどMOVVE intersectionでアプローチを開始する感じになった。3000ftなので、RNAV/LPV Approachのグライドスロープには乗せ易い。そのまま150ktで降下を続けた。

サンタモニカ管制塔にハンドオフ。Cleared for visual approach, cleared to land Rwy21とのこと。センチュリーシティーを過ぎ、cancel landing clearance。1機離陸させるようだ。ここで減速のためにギアダウン、さらにFwy405の手前でフルフラップへ。1000ft以下では予測不能の気流の乱れ。フラフラしながらアプローチしたが、ラウンドアウト時には右クロスウィンド。いい感じに着陸できた。

かなりの部分でオートパイロットを使っているので、管制官からの指示が多く負荷が高いほどフライトが楽しい。VMCでのローカルIFRながら、KFUL-KSMOのレグは楽しかった。


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