前回日記の続き。Kobaさんとフラトン空港で待ち合わせ、程よいIFR Flightを楽しんでサンタモカ空港からフラトン空港へ飛来。そしてカフェで休憩した後、帰途に着く事にした。Kobaさんはセスナ172を駆りIFRでトーランス空港へ帰還、自分はグラマンでサンタモニカ空港に帰還。Tower Enroute Control IFR Flight Clearance to KSMOをリクエストした:
Cleared to KSMO; After departure from Rwy6 turn right heading 120, radar vector to SLI VOR, V23, POPPR intersection, SMO VOR 125 radial, SMO VOR, SMO VOR 059 radial, ELMOO intersection, Direct; 3000/4000ft 10min after departure; Socal Departure Frequency 124.65; Squawk 46xx
Kobaさんの機体に続いての離陸。先ほどのサンタモニカ空港からの離陸待ちに比べればマシなほう。恐らく10から15分程度の待ち時間だったと思う。離陸した後はすぐにHeading 120で上昇し、2000ftくらいから雲の中に入る。そして3000ftでレベルオフ、雲の中を飛行しながら次の管制圏へ。このまま雲の中を飛び続けるのかと思っていると、すぐに4000ftまでの上昇を指示された。なおかつ、SLI VORに着く前に
”Direct to POPPR”
との指示が来た。Los AngelesのLow altitude chartを見てもらえれば分るが、VOR1個のグラマンだとほぼ不可能に近い要求だ。もちろんHand-held GPS Garmin496にPOPPR Intersectionを入力してあるので、実際には難無く飛ぶ事ができたが、こういうDirect to Intersectionの指示が当たり前のように来るのも、GPSの搭載率が高いというのが一因だろう。二つのVOR Radialの交差点を目指し、どちらのVORのRadialにも乗らずに雲の中を飛んで行けというのは、GPS無しでは大変酷な指示だ。もしDirectでPOPPRを目指せるGPSを積んでいなかったらどうするか?考えたが、おそらく"request rough heading to POPPR"なんて管制官に質問/お願いすると思う。
なにはともあれ、雲の中を上昇し続ける。そして雲から突き出ると、トップは3900ftから4000ft。何と雲の直近を飛ぶ最高のフライトとなった。GPSを使ってPOPPRを目指してDirectで飛んでいると、そこに到達する前にheading 290でレーダーベクター開始。延々と北を目指す。そしてロサンゼルス国際空港を過ぎた辺りで、heading 360, 030と東向き飛行。3000ftまで降下すると、雲の下が見えたり、見えなかったりという天気。Heading240でVOR-A final approach courseをインターセプト、BEVEYの手前でコースに乗った。2600ftまで降下、雲の中だ。そしてBEVEYを越えて1120まで降下していくと、センチュリーシティー手前で空港を発見。ところが、空港Taxi way A3付近に物が落ちているようで、他の機体がゴーアラウンドさせられている。こちらもその旨伝えら得た。なんとか落とし物がクリアーされたようで、自分が最初の着陸となった。ラッキーだ。
フラトン空港からサンタモニカ空港までのIFRフライト全行程を納めた動画:
http://www.youtube.com/watch?v=Mun23YZolXI
フラトン空港からサンタモニカ空港までのレグは、雲が2000−4000ftにあったとこから、エンルートでのIMCが予想外に長く、Actual IMCは0.3時間を付けた。Hobbsフライト時間は1.3時間、上空に居たのは0.6から0.7時間程度だったと思う。ただ、満足度は高かった。