LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

G1000 セスナ172でナイトフライト

2010-01-20 | Flight Log (体験飛行)

前回の日記の続きだが、愛機グラマンAA1でセスナ172とフォーメーションフライトをし、トーランス空港からサンタモニカ空港までやってきた。グラマンは自分の駐機スポットにタイダウン、セスナ172はTransient Parkingに駐機タイダウンした。しばらくサンタモニカ空港に滞在していたが、ここでセスナ172を飛ばして来たNori君の好意で、G1000を体験させてもらうことになった。Nori君はCFIなので左右から飛ばせるが、自分はセスナ172を右から飛ばしたことがない。そんな訳で、せっかくの機会、私は右座席から操縦させてもらえることになった。

実はGarmin G1000搭載の機体でナイトフライトをするのは今回が初めて。今までは全て昼間のフライトだった。エンジン始動した後、全てのパネルライトが点灯して感じたのはとにかく綺麗とうこと。フラップスイッチの10/20/30度という数字も透過性のプラスティックで光り、見た目にはアナログ時代のセスナ172と同じデザインのスイッチ類も、実は全て手が入れられているのだと分る。

右座席からタクシーさせてもらい、サンタモニカ空港 South East Run Upに向かい、ランアップ後にRwy21に向かう。離陸も自分担当、右手で操縦桿を握り、左手でスロットルを持つ。車の右ハンドルと左ハンドルという軽い差じゃなく、飛行機の座席左右の差はもっと大きい。まったく違う!というわけじゃないが、少なくても慣れるのに最低数時間はかかるなと思った。

Right Turn at Shore Lineでの離陸、サンタモニカ桟橋の観覧車が綺麗な夜景を作り出す。そして北から東へ進路を取った。目の前にはロサンゼルスの夜景が広がる。この時の計画はロサンゼルスダウンタウンを回ってサンタモニカに戻るという短いレグ。ダウンウィンドに曲がるとすぐにFrequency Changeとなったが、管制塔も数分後に再び戻ってくるとは思ってなかったかもしれない。

ロサンゼルスダウンタウン周辺のエアスペースは複雑。バーバンクClass C、ロサンゼルス国際空港Class B、サンタモニカClass Dが交錯する。特にClass Bを意識すると安易に南には迎えず、2500ft以下の高度を維持する必要がある。ただ、G1000があるとSituational Awarenessの度合いが高く、エアスペースから地上目標物から他のトラフィックの位置まで、全てがモニターに映し出されている。また各空港のATISなども入手可能で、本当に素晴らしい機械だ。ダウンタウンの南から再びサンタモニカ空港を呼び、Fwy10の上を飛んでRwy21まで斜めに入れとの指示。そのままアプローチを続け、Fwy405から東へ2マイルくらいの所でフラップを出し、そのまま右席から着陸!となった。

超綺麗という着陸じゃない。何よりも無風状態なのに5-10feetはセンターラインを外した。ただ、久しぶりに操縦するセスナ172で、しかも右からの操縦で、離陸から着陸まで操縦し続けられた事実が嬉しい。なかなか右から機体を飛ばす練習をする機会はないので、今回の体験は貴重だった。




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