LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:久々に懐かしいコースを飛んだ

2013-09-17 | Flight Log (機長)

朝から海岸線は低い霧が出ていたが、だんだん晴れ間が見え出した。海岸線は霧のままだが、これはVFRで飛べると判断。仮にIFRで飛ぶことになっても、雲の高さも程々、気温も大丈夫。さっそくサンタモニカ空港に向う。空港に到着するとPilatus PC12が離陸するところだった。他の機体はRwy21、Rwy3が混在。雲はペンマーゴルフコースくらいまで来ている。VFRの機体は雲を避けてRwy3、IFRはそのままRwy21という感じだ。

さっそく愛機の横に。オイルを1クオーツ足し、エンジン始動、ランナップへ。ランナップエリアにはVFRの機体が4機ならんだ。活気があっていい。どんどん晴れ間が広がり、Rwy21からもVFR departureが可能になった。この日はLeft downwind departureを選択。お願いしてもいないのに、管制塔がEarly Xwind turnの許可をくれた。雲を避ける為の措置だが、この時は雲はさらに海岸線に後退していた。ただ、空港に近いほど安全なのは確かで、御言葉に甘えてすぐにXwind turnをした。

気温は25度くらい。露点温度は19度。1700ftでレベルオフし、Fwy10の上を飛ぶいつものコース。時間があったので、そのまま東へと飛び、エルモンテ空港Class D airspaceの南端を避けるように飛び続けた。いつもと違うコース取りだ。しばらくして、Class B 2500ftの天井が無くなり、4000ftまで天井が上がった所で、3500ftまで上昇していった。エルモンテ空港の気温は29度くらいだったと思うが、2400rpmで巡航、上昇もノロノロだったのが効いたのか、油温がレッドに入らず針一本分下を保っていた。

さらに内陸へ、コロナ空港を目指して巡航。2400rpmで飛び続けると、さすがにかったるい。本当はコロナ空港を越えてクロスカントリーかと思っていたが、気が変わってコロナ空港に下りたことにした。久々のコロナ空港。燃料代は他にくらべて安い。ただ、大食いの双発に乗っているわけでもないので、そのまま無給油、軽めの状態で帰還することにした。

帰りはXwind departure、コロナ南側の山脈に沿って4500ftまで徐々に上昇。油温は大丈夫だった。そして4500ftで懐かしいParadise VOR-Seal Beach VORのルートを飛ぶ。Student Pilot時代を思い出す。そのまま海まで出て、そこからSpecial Flight Ruleに入り、LAXを越えた。LAXは半分雲に被われている感じ。トーランス空港、サンタモニカ空港の滑走路には雲がかからない程度。考えてみれば、LAXのRwy endが一番海岸線に近いのだから当然だ。Class B Airspaceを越えると、2500rpmで巡航降下、雲の絨毯の上を飛ぶ。そしてマリブ手前で2500ftまで効果、そこでレベルオフして反転、パシフィックパリセイズで管制塔を呼ぶ。Rt traffic Rwy21。サンタモニカ空港から離陸してくるセスナがあり、トラフィックアラートが来た。進路は交差したが、すぐにスリップで降下して2500ftから1400ftまで一気に下げた。向うはさらに上昇していった。ダウンウィンドに入るとすぐにcleared to landとなる。110ktくらいでいつものように小さいパターンを回り、ファイナルでアイドリング、そしてフルフラップにした。着陸はまあまあだが、風が不安定でラウンドアウトしてからかなり修正を入れての着陸だった。

Hobbsで1.6時間だったが、なんだかHobbsの回りが遅い気がする。



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