LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:サンディエゴまでIFRクロスカントリーフライト(動画)

2018-06-26 | Flight Log (機長)

サンディエゴまで出張しなければならず、自分の飛行機を出すことにした。招待してくれた側はエアラインチケットを準備すると言っていたが、趣味と実益を兼ねた自家用機移動が一番。仕事だ!と大手を振って飛行機を飛ばせる。目的地はMontgomery Airport / KMYFの近くでちょうどいい。

朝はMarine layerが入ってきていた。早々にサタンモニカ空港に到着。Ground Commのスイッチを使って、Gamin530Wを起動。早々にSMON22のルートを入力、保存しておいた。SMO125-V64-SLI-V363-DANAH-V23-MZBというもの。GPSがないと超面倒なナビゲーションだ。

この日は一人仕事仲間も同乗。7時にはエンジン始動、すぐにTEC IFR to KMYFをリクエスト。ランナップエリアでもらったクリアアランスは:

Cleared to KMYF, after departure fly runway heading, upon LAX315 turn right 250, Radar vector to SMO VOR, SMON22; 3000ft/5000ft 5min; departure frequency 125.2; squawk 477X。やはりSMO

ランナップを終えるが、LAXからの連絡だと、IFRリリースまで10−12分とのこと。悪くはない。結局離陸は7時30分頃。1300ft Overcastなので、海岸線よりちょっと海側でIMCになった。雲の厚さは500ftくらい。ちょうどいい感じの厚さ。ここでSocal departureが4000ft heading 271 ?!と厳格な指示。はっきり言って初めてきいた。ここはGPS Headingでキッチリ271にした。さらにHeading 275との指示してきた。小型機相手になんて管制官だ。これもきっちりGPS275で飛んだ。雲を抜け、SMO VORにレーダーベクターされる。SMO OVRからはoutbound 130の指示、いつも通り。ここで5000ftへ上昇。ここで一瞬だけエンジンがラフった感じがした。フルスロットルで110-120kt IAS, mixture full (fuel flow 24gph)だったので、燃料が濃すぎたのか?と思い、ちょっとミクスチャーを絞ったら解決。

最終的に6000ftまで上昇。IAS152kt, TAS172kt、追い風でGS180ktでの巡行となった。SLI手前でDirect V23と管制官。V23ってどこだっけど探していたら、同乗者がこれ!と指差してくれた。彼の膝の上にチャートが置いてあったので、ずっと今いる場所をおいかけていたようだ。彼はパイロットじゃないが、若かりし頃ロビンソンR22を使った空撮会社にカメラマンとして勤務していたそうで、小型機には慣れきっている。頼もしい限りだ。チャートで確認すると、SLI VORからdirect to DANAHという飛び方をすればいい。そうなら分かりやすくそう言ってくれればいいのに、管制官。

延々とオートパイロットで飛行。Oceanside VORに向かって飛行中、after OCN fly heading 110、descend 4000ftと管制官。減速開始、アプローチに備える。ちょっと緊張したのが、MYF ILSのモールス信号を受信できないこと。Garmin530WもILSの信号を受信していない。もちろんGPS衛星の受信状態は良好。MYF ATISではceiling 1300ftなので、最悪GPS LNAVでいいやと思った。ただ、管制官にはILSと言われている。レーダーベクター開始、MIBBY intersection近くまで来た。ここででやっとG530WのNav Sectionの下にMYFの文字が出た。これで安心。

あとはILSで降りるだけ。Glide Slopeよりちょっと上気味を飛んでも、1400ftで雲からブレイクしてしまった。なんちゃってIMC Approachだ。

SMO-MYF IFR フライトの動画(https://www.youtube.com/watch?v=G_Kt9L8AKhg&feature=youtu.be)

1時間にも満たないIFR XCフライトだが、マリンレイヤーの上を飛ぶのは最高だ。


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