LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:いい動画が沢山撮れた!

2014-05-03 | Flight Log (機長)

先日のノーズギアに装着したGoPro撮影の反省。あまり良い絵がとれず、ラジコンと変わらない印象だった。やはり臨場感を得るには垂直尾翼に装着するしかないと思い、ビーコンライトにGoProを装着してみた。これが意外にも安定しており、そのまま飛ぶことに。

この日の気温は29度! 午後5時すぎなのに強烈な熱さだ。ランナップの後に離陸となるが、1機HuskyかCubと思われる尾輪式の機体がタッチアンドゴーをしており、右メインギアだけを接地して滑走を走行したりして楽しんでいた。その機体が再度離陸したと同時にこちらも離陸。こちらも速くはないが、80ktのVyで飛ぶと距離が詰まる。管制塔はLeft closed trafficの機体だからそのまままっすぐ海岸線まで飛んでいいといってくれたが、かなり近い位置まで近づいてしまった。

サンタモニカ空港Rwy21から離陸する動画(https://www.youtube.com/watch?v=9CItHjMLxmc)

夕暮れ時の海岸線で右ターン、すぐにfrequency changeとなる。パシフィックパリセイズの上空でGoProがちゃんと付いているか気になり始め、iPhoneをキャノピーから出して撮影、ちゃんとついているのを確認。ここで180度ターン、VFR Special Flight Ruleのコースに入る。ここですでに油温が高い。気温29度だと、この機体では仕方ない。周波数128.55でポジションレポートをしようとすると、Light sport planeが北向きのspecial flight ruleに入ってきた。こちらもレポート、そして向こうもレポート。上を見上げてその機体を確認しようとすると、なんと凄く小さなTrikeだった。思わず、Are you Trike?と質問。Yes!と相手パイロット。You look great from down hereと返答すると、Thanksと彼。この景色をTrikeから眺められたらすごく壮大なのだろうと思った。ちょっと興味が出てしまった。

Special Flighr Ruleを通って海岸線を飛ぶ動画(https://www.youtube.com/watch?v=I1xcdw8_OEM)

そのままトーランス空港に降りることにした。3500ftから降下し、すぐにトーランス空港管制塔にコンタクトした。Right traffic Rwy29R report donwindとのこと。しばらくすると、セスナが1機管制塔にコンタクトしてきた。こちらが前にいるようだ。すると管制塔が、Grumman your are number 1, Rwy29R cleared to land, there is a number 2 traffic 8 o’clock, Cessna following youとこと。すぐにセスナ発見。ダウンウィンドまで加速していった。そして、せっかくCleared to landをもらったので、ショートアプローチをすることに。GoProがついているのでちょうど良い。ダウンウィンドに入った瞬間にフルフラップとし、管制塔にrequest short approachとコール、すぐにcleared for short approachと管制塔。あまり派手に降下しなかった。ベースを作る気はなかったが、ちょうどベースの位置でスリップに入れて高度調整した。着陸は決まり、滑走路上でキャノピーをあけて夕暮れ時の風を浴びた。

トーランス空港でShort Approach(https://www.youtube.com/watch?v=ban0FWlGCXQ)

トーランス空港ではFuel Pitで満タンまで給油。再度機体に乗り込んでエンジン始動、Rwy29Rまでタクシー。そしてランナップの後にstraight outで離陸した。ちょうど黄昏時だったので、綺麗な絵が撮れているだろうと思いながら飛んでいた。海岸線まで出て、そして左ターン。この時点でfrequency changeとなった。

黄昏時のトーランス空港離陸(https://www.youtube.com/watch?v=sx0muJNnCr4)

パロスバーデスの山を越えて海岸線を飛ぼうかと思ったが、なんと油温がレッドゾーンまで来ていた。仕方ないのでUターンし、2500ftまでの上昇で止めた。そのままホーソン空港121.2を呼びmini routeを使うことに。Squawkをもらい、Hawthorne BLVD - Fwy405 intersectionを目指す。そしてSMO VOR 128 radialに乗り、もうすぐClass B Airspaceだというところでもホーソン管制塔から連絡なし。さすが私の大嫌いなホーソンのやる気なし管制官。こちらからrequest frequency change to LAXと伝えると、contact LAX towerとのこと。すぐに119.8 LAX管制塔を呼び、Cleared for Class B Airspace, no traffic observed, upon leaving Class B airspace, contact Santa Monica Tower 120.1 good nightとLAX管制官。そのままLAXを越え、そしてサンタモニカ空港管制塔を呼ぶ、left traffic Rwy21との指示。Night flightになっていた。普通にパターンを回り、綺麗な夜景が撮れていることを期待しながら着陸した。

サンタモニカ空港へのナイトランディング(https://www.youtube.com/watch?v=gH8DO04sQKM)

新しい試みだったが、この位置にGoProをつけるのは名案だ。撮れていた絵も良い感じで、大満足の撮影となった。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (koba)
2014-05-08 15:34:24
この動画は、カッコいいですね!
取り付け場所によって、変った画が撮影出来そうですね。
自分も挑戦してみたいと思います。
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Unknown (c2)
2014-05-09 04:03:52
>kobaさん
チノ空港でGnatに乗った時、kobaさんにGoProの存在を教えてもらって以来のGoProユーザーです。

コクピットビュー
https://www.youtube.com/watch?v=-vcEpxPD94s
https://www.youtube.com/watch?v=XwZFD9cWoeA

キャノピービュー
https://www.youtube.com/watch?v=8k4qEzsMLtw

あとノーズギアからのビューなど、
色々試しましたが、やはり垂直尾翼からのビューが一番いいみたいですね。
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