LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

日本の空で、ボナンザ搭乗

2009-08-02 | Flight Log (同乗飛行)
仕事で日本に1週間程帰国することになった。そんな機会を利用し、また好意に甘えて以前も乗せてもらった大学/職場の先輩の所有するビーチクラフトボナンザに乗せてもらうことになった。

残念ながら約束当日の天気は雨のち曇りとのこと。それでも何とかタッチアンドゴーくらいはできるかもしれないと、とりあえず阿見に向かった。ところが、やはり生憎の曇り空、そして昼食中には豪雨となった。昼食を終えてもコーヒーを飲みながら飛行機の話しや仕事の話しなどをしていると、なんと雨もあがり晴れ間すれ見えてきた。これは飛べる!と、ローカルを飛ぶことになった。

機体をハンガーから出した。やはりボナンザはシングルエンジンとしては大きな機体だなと思う。パイパーサラトガなども大きな機体だが、機体全高が低く、着座位置も低い。それに比べボナンザは大きさと高さを感じる。何より主翼の太さなど、強靭さを感じさせる外観がいい。

乗り込みエンジン始動、コンチネンタルのエンジン音はいまだ聞き慣れない。機体の強靭さも相まり、機内で聴くエンジン音はすごく静か。

この日のコース取りは阿見飛行場のRwy09から離陸、右に曲がり、そのまま南下して竜ヶ崎飛行場、大利根飛行場の上を飛び、佐倉VORを目指すというもの。ここは成田のエアスペース1500-6000ftがでっぱってきているところがあり、1300ftでの飛行となった。やはり日本で飛び慣れていない自分にとってはエアスペースが分かっていないし、何よりこの辺りの地理がわかっていないということを自覚した。離陸して1300ftくらいの巡航高度に達してからは2300rpm/20inchのパワー設定で飛行。もともと静かなコンチネンタルの6気筒エンジン、そして頑丈な機体、このパワー設定ではヘッドセットなど要らないのでは?という騒音レベル。流石ボナンザだ。何度乗ってもこのあたりの静寂性と居住性には感動する。

印旛沼の西側を飛ぶことで、成田のエアスペースを避け、そこから利根川を渡るように北西に進路を取り、利根川沿いに西に飛んだ。そこから守谷VORをトラッキングしながら柏市などの上を飛行。さらに筑波山へと向かう。このあたりは1500ftの高度で飛行。筑波山の手前から東へ進路を取り、霞ヶ浦へ飛行、そして百里基地の近くまで向かったが、なんと雲の下だった。百里を空から見ることは諦め、阿見へ期間することになった。

アプローチ速度80ktくらいで阿見Rwy09へ。最近Grumman AA1という不安定な機体を飛ばし過ぎなせいかもしれないが、このボナンザ E33のアプローチは凄く安定しているなと感じる。無事に着陸、そしてハンガーインとなった。やはりこうして日本で飛ばせてくれる先輩がいるのが有り難い。自分のFAA免許をさっさと日本免許に書き換えねばと思う。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (HK)
2009-08-03 18:12:34
日本でも飛べるなんて、すごい。しかも、ボナンザ。羨ましいです。成田近くの空域はややこしそうですね。
Unknown (C2)
2009-08-05 13:34:38
>HKさん
私の帰国毎に誘ってくれるオーナーパイロットの先輩がいるので、本当に有り難いことだと思っています。南カリフォルニアの空なら自分で飛んでいても旅客機の乗客として飛んでいても、自分がとこにいるのか分ります。ただ、日本の空はまったくチンプンカンプンなんで、こうやって日本で空に上がる度に、少しずつ日本の空と地理の知識を整合させていく必要がありますね。

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