1時間ほど時間があったので、軽く飛ぶことにした。サンタモニカ空港に到着、オイルは5クオーツ程度。ただ、この時の気温が16度なので、1クオーツ足すほどでもない。さっそくエンジン始動、ランナップ後にRwy21で離陸待ち。目的地は決めていない。Scatteredの雲が海から海岸線を被っていて、ちょっと飛ぶには綺麗な空。
Rwy21からはセスナ172が1機離陸、それに続いてこちらが離陸かなと思ったら、Boeing StearmanがShort finalにいた。これは無理かなと思っていたが、Cleared for immediate take offと管制官。先行するセスナ172はまだ滑走路上、離陸はしているが。なんともアメリカらしい捌きだ。Right turn at shore line、先行する機体も同様。こちらが離陸滑走を開始すると、そのセスナ172が宙に上がる。ただ、まだ滑走路の敷地上。そのままそのセスナ172と私のグラマンが連なるように海岸線を目指す。ここで1機、別なセスナ172がLAX Mini Route 2500ftで北上してきた。海岸線でセスナ172が2機、そして私のグラマンを入れた3機が連なる。この時の雲は2400ft Scattered、当然ながら3機は同じような高度に集中する。ここで東向きに海岸線をサンタモニカ空港に戻るビーチクラフトダッチェスが飛んできた。おそらくJusticeの機体。ここは高度を制限をかけることで、こちら3機と進入してくるダッチェスとのスペーシングをとっていた。
一時的にトラフィックが集中して管制官も緊張するほどだったが、海岸線をマリブに向うとFrequench changeも言われずに管制圏を去ることに。海岸線には雲が点々とし、海上には雲の影が落ちる。これがなんとも綺麗。せっかくなので180度ターンし、いま飛んで来た海岸線のコースを逆戻り。パワー設定は2300rpmの超低速飛行。ただ空に浮いていることを楽しむ。サンタモニカビーチ上空を通過し、ここからは3500ftまで高度を上げてLAX Class B Airspaceを突っ切る。そしてレドンドビーチ上空で旋回し、再びLAX Special Flight Ruleでもと来たコースを逆戻り。こういう飛び方、Private Pilotの免許をとったばかりの頃と変わりがない。いまだに空を飛ぶ事に対する情熱が薄れていない証拠。
サンタモニカ空港へは急降下でLeft trafficに入る。そして普通にパターンを回って着陸。管制官はグランドにコンタクトする前にタクシー許可をくれ、take care!と上機嫌。なんてことない1時間のフライト。ただ、雲が綺麗で非常にリラックスできた。