LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:海面に落ちる雲の影が綺麗

2011-12-04 | Flight Log (機長)

1時間ほど時間があったので、軽く飛ぶことにした。サンタモニカ空港に到着、オイルは5クオーツ程度。ただ、この時の気温が16度なので、1クオーツ足すほどでもない。さっそくエンジン始動、ランナップ後にRwy21で離陸待ち。目的地は決めていない。Scatteredの雲が海から海岸線を被っていて、ちょっと飛ぶには綺麗な空。

Rwy21からはセスナ172が1機離陸、それに続いてこちらが離陸かなと思ったら、Boeing StearmanがShort finalにいた。これは無理かなと思っていたが、Cleared for immediate take offと管制官。先行するセスナ172はまだ滑走路上、離陸はしているが。なんともアメリカらしい捌きだ。Right turn at shore line、先行する機体も同様。こちらが離陸滑走を開始すると、そのセスナ172が宙に上がる。ただ、まだ滑走路の敷地上。そのままそのセスナ172と私のグラマンが連なるように海岸線を目指す。ここで1機、別なセスナ172がLAX Mini Route 2500ftで北上してきた。海岸線でセスナ172が2機、そして私のグラマンを入れた3機が連なる。この時の雲は2400ft Scattered、当然ながら3機は同じような高度に集中する。ここで東向きに海岸線をサンタモニカ空港に戻るビーチクラフトダッチェスが飛んできた。おそらくJusticeの機体。ここは高度を制限をかけることで、こちら3機と進入してくるダッチェスとのスペーシングをとっていた。

一時的にトラフィックが集中して管制官も緊張するほどだったが、海岸線をマリブに向うとFrequench changeも言われずに管制圏を去ることに。海岸線には雲が点々とし、海上には雲の影が落ちる。これがなんとも綺麗。せっかくなので180度ターンし、いま飛んで来た海岸線のコースを逆戻り。パワー設定は2300rpmの超低速飛行。ただ空に浮いていることを楽しむ。サンタモニカビーチ上空を通過し、ここからは3500ftまで高度を上げてLAX Class B Airspaceを突っ切る。そしてレドンドビーチ上空で旋回し、再びLAX Special Flight Ruleでもと来たコースを逆戻り。こういう飛び方、Private Pilotの免許をとったばかりの頃と変わりがない。いまだに空を飛ぶ事に対する情熱が薄れていない証拠。

サンタモニカ空港へは急降下でLeft trafficに入る。そして普通にパターンを回って着陸。管制官はグランドにコンタクトする前にタクシー許可をくれ、take care!と上機嫌。なんてことない1時間のフライト。ただ、雲が綺麗で非常にリラックスできた。

 

 


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