LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:ローカルフライトながらじっくり飛べた

2014-02-07 | Flight Log (機長)

この日はちょっと時間があった。さっそくサンタモニカ空港に向う。朝からLight IFRだったが、飛ぶ頃には3000ft Scattered程度の雲。気温は16ー17度程度、飛ぶにはいい。ランナップエリアで暖気、そしてランナップ。その後でRight turn at shore lineでの離陸。気温は低いのでエンジンの調子は凄くいい。そのまま海岸線に沿って上昇し180度ターン、Special Flight Ruleに入ろうとした。ところが、Scattered cloudsが3000ft程度に点々としており、とても3500ftを合法的に飛べそうにない。現に誰もSpecial Flight Ruleを飛んでいない。かなりのトラフィクが2500ft Mini routeを飛んでいた。

一瞬考え、mini-route clearanceを上空からリクエストするのではなく、サンタモニカ空港のAirspaceを低空で飛ぶ事で雲を避けて東へ抜けることにした。サンタモニカ空港管制塔にコンタクトし、East bound transitionをリクエスト、高度を下げ、サンタモニカClass D Airspaceを通過しながらダウンタウンに向うことにした。すぐにSquawkを貰い、東向き飛行。高度は1800ftまで落としたが、それでも雲の近くを飛ぶことになった。ダウンタウンを越えたので、そのままの流れでエルモンテ空港に向う。Fwy210の上空を飛び、エルモンテ空港にコンタクト。すると、3 oclock traffic King Airとのこと。すぐに発見したが、流石に速い。あっという間に追い抜かれた。しばらくすると、Rt base Rwy19とのこと。King Airにぶち抜かれたので、すぐに右に進路を取ってベースに入ることができた。Cleared to landとなり、フルフラップで着陸。

エルモンテ空港ではFuel pitで燃料満タンにし、Transient parkingに移動してトイレ休憩。そうこうしていると、Cessna Citationが下りてきた。FBOに悠々と入って行く。CJ2だと思うが、エルモンテ空港だと大型機扱い、かなり目立つ。

この日は更に飛び続ける。Rwy19からStraight outで離陸、非常に気持ち良く上昇して行く。そのまま南におり、Class B airpaceの下を潜り、トーランス空港の手前からフルスロットルで4500ftまで上がっていった。ここで機体半分程度の大きさの極小の雲を串刺しにし、雲を粉砕できるかどうか遊んでみた。実際、グラマンで突っ切っただけでも直径2、3メートルの小さな雲は消えてなくなった。

海上に出て、しばらく雲海の上を飛んで遊ぶ。そしてパロスバーデスのRadar Dome上空からトーランス空港管制塔を呼び、空港に進入することに。Over the radar dome 4500ft inbound with ATIS X for the left runwayと私。Enter left base rwy29L stay at or above 1600ft a departing traffic on the left downind, report making your final turnとのこと。フォワードスリップをかけ、1500rpmくらいの降下率でどんどん落ちて行く。すぐにダウンウィンドを飛ぶ低翼機を発見、すると29L cleared to landとなった。finalではアイドリングでアプローチ。ぎりぎりでスロットルを入れたが、綺麗なshort field landingを決めることができた。

そのままTransient parkingに駐機、再びトイレ休憩。ヒーターをつけないで飛んでいるので、どうしてもトイレが近くなる。しばらくのんびりした後、再度空に上がることに。Rwy29Rから離陸、straight out、左に旋回して4500ftまで上昇していく。流石にヒーターを付け、機内温度を上げた。雲の隙間から雲海の上に出て、Special Flight Ruleに入ることにした。ここでパイロットのA先生からテキストが入り、離陸を見ていた!とのこと。レドンドビーチでテニスをしていたらしい。黄色い機体は目立つ。悪い事はできない。

LAX上空を越え、サンタモニカ空港上空へ。エンジンの調子はめちゃくちゃいい。グングンと機体が前に進む。マリブの上空、海岸線にはかなり雲が張っており、その下に入るように降下した。そして180度旋回、パシフィックパリセイズの手前でサンタモニカ空港の管制塔を呼ぶ。Right traffic 21と管制官。そのまま2600rpmで突っ込んでいき、ダウンウィンドで減速。かなり離陸機が多く、フラップを出してスペーシングを図る。ちょっと飛ばし過ぎたか?と思っていると、優しい管制官がすぐにcleared to landをくれた。この間、2機が離陸待ちしている。すぐにスロットルを入れ、できるだけ早く着陸するようにした。Right Xwindだったので、ラウンドアウトからフレアは短め。Taxi way B3から出ることができた。

ローカルフライトだけしていたのに、3時間弱も飛んでいた。これだけ飛ぶと、心も安らぐ。


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