LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

IFR Safety Pilot

2011-08-26 | Flight Log (同乗飛行)

夏に入ってもマリンレイヤーの頻度が高い今年のロサンゼルスの天気。夏に入っても、まるで6月(June Bloom)の天気のようだ。そんな雲りがちの天気を喜ぶのはIFR Pilotくらい。この日はパイロット仲間KobaさんのIFRフライトに招待された。トーランス空港は2000ft Overcast、内陸は1000ft Overcastくらいに下がる。Kobaさんの希望はILS Approachを打つ事で、できればリバーサイド空港、第二選択はチノ空港だった。色々考えた末、リバーサイド空港を選択。

トーランス空港はRwy11Lを使っていた。ランナップエリアでTower Enroute IFR to リバーサイド空港/RALのクリアランスをとる。この日の機体はセスナ172。Garmin 430にクリアランス通りのルートを入れる。SLI VORまではレーダーベクタ、そこからSLI - PDZと飛び、あとはDirectという単純なルート。

すぐに離陸許可が下り、しばらくして雲の中へ。2000ftくらいのCeilingだと、雲に入るまでしばらく時間がかかる。雲の厚さは500ftくらいで、雲の上に突き出ると、見渡す限りの雲海、凄く奇麗。かなり内陸まで雲が入っていた。4000ftでレベルオフ、あとは延々と東を目指して飛ぶ。コロナ空港の上空にさしかかり、流石にリバーサイドILS Approachに向けてレーダーベクターされないとおかしいだろうと思い始めた。ただ、そのまま延々と東へと飛ぶ。そしてやっとレーダーベクター開始、180度旋回されられ西向き飛行、そしてリバーサイドのLocalizerをインターセプトすることになった。多分他の機体がリバーサイド空港に下りていったのと、ロサンゼルス国際空港に下りる便のロングファイナルとのスペーシングの為、こういう変なコースを飛ばされたんだろう。

雲の中に入り、リバーサイド空港 Rwy9 ILS Approach開始。ここで、タイミング良くというか悪くというか、GPSがLost signal!となった。Garmin430に頼ることなく、Nav1 ILSだけで雲の中に入っていく。アプローチ前は900ft Overcastとのことだったが、アプローチを打つ直前のATISでは1100ft Overcast、Visibility 3SM Hazyとのこと。程よく緊張できる面白いアプローチだった。着実にProcedureをこなすKobaさん、無事に目の前に空港を発見し、着陸となった。


着陸後は軽くコーヒー。そして帰路もTower Enroute IFRで飛ぶことに。リバーサイド空港からはRwy27 departure procedure、ちょっと複雑なコース取りが面白いIFRルートだ。帰りは内陸の雲が晴れてきた。ただ、海岸線はOvercastのようだった。リバーサイドRwy27から離陸、そしてPDZ VORから270度で飛び、あとはPOC VOR 182度に乗り、AHEIM Intersection、SLI VORというコース。実際には管制官にレーダーベクターされた感じで、いよいよ雲を抜けてトーランス空港 Rwy29R ILS Approachに入る。ところが、ここからは何度も旋回させられ、一度レーダーベクターを中止されたほど。やっとの思いでアプローチにこぎ着け、無事にトーランス空港へと帰還。

この日はSafetyとしての同乗だったが、それでもIFR Flightは楽しいなと思う。

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。