前回日記からの続き。Grumman AA1の右席にKさんをご招待してひとっ飛びしてきた後、今度はKさん操縦のセスナ150の右席にご招待にあずかった。飛行機を取っ替え引っ替え、気軽に遊んでいる感じがいい。普段セスナ172を飛ばすKさんだが、ローカルフライトで遊ぶ為に、このセスナ150も飛ばすようになったらしい。
私は自家用免許をセスナ172Pで取得、PICクロカン時間付けはセスナ172Rとセスナ172SP、その後はSingle IFRをムーニーM20C、Multi IFRはダッチェスBE76が訓練機だった。つまり訓練機の定番であるセスナの二人乗りの時間がほとんどない。クロカンで数時間セスナ152のPIC時間がある程度。とくに、このセスナ150という機体には乗ったことすらないので、正直未知な所だらけ。特にGA機は年式が古いものが多いので、正直POHの最大離陸重量などあてにならないと思っている。一般論として、古い機体ではPayload x 0.9位が目安なんじゃないかなと思っている。そんなわけで、夏場に大人二人乗って上昇するのか?、多少なりとも不安はあった。ただ、Kさんいわく、この夏場にインストラクターと二人でこのセスナ150で飛んだことがあったとのこと。
エンジンは1発始動、Rwy29Rまでタクシーしていく。異音もなく、想像していたより驚くほどスムーズ。自分のGrumman AA1のエンジンより調子良いのではないか?と思ってしまうくらいだった。ランナップ中も、綺麗に回るエンジンに一安心。
いよいよトーランス空港のRwy29Rから離陸。大人二人、夏場、満タンのガソリン、なかなかしっかりした上昇力。Straight outで海に向かって順調に上昇していく。パロスバーデスの周りを旋回し、少しマニューバーをしたり、こちらも操縦桿を握らせてもらったりした。油温も安定していて、スイッチ配置や操作系もしっかりしている。この辺りは流石セスナだなと思う。Grumman AA1とは完成度が違う。
途中、パロスバーデスの沖にアクロバットの機体が1機いたので、彼を避けるように飛行した。そしてすぐにトーランス空港の管制塔にコンタクトし、Rwy29Rにストレートインで着陸となった。実はKさんの操縦に初めて乗ったが、丁寧で綺麗な操縦で着陸していた。Kさんも私も、Mr R.Rというインストラクターと飛ぶことが多いという共通点があり、そういう意味で操作のタイミングなどが似ているなと思うところがある。という事は、私の操縦もMr R.Rの流派になっているのかと感じた。
着陸後はKさんとお別れ、Transient Parkingに駐機していた自分の機体 Grumman AA1に乗り込み、トーランス空港から離陸してサンタモニカ空港に帰還。もう何百回と経験したSpecial flight ruleでLAXを越え、サンタモニカ空港 Rwy21に着陸。
この日も飛行機漬け!の一日だった。
Tさんの空の楽しみ方に、共感を覚えます。
この日はC150にご招待ありがとうございました。総飛行時間150時間前後で熱が冷める人と熱が冷めない人が別れるようですが、ローカルだけ飛んでも楽しい!と思える人は熱が冷めないで空に情熱を持ち続ける人(パイロット)なんだと思っています。ローカルフライトだけでも学ぶ所は多く、楽しめるところは多いです。とくにトーランスはPVの周りの景色が最高で、ちょい飛びには最高ですよね。