Kern ValleyやLake Isabella方面に飛んでいった帰り道、燃料補給もかねてどこかの空港に降りてみようと思っていた。軍施設やMilitary Operations Area / MOAが多いこの辺りにはあまり足を伸ばす事もない。せっかくこの辺りまで来たからには、せめてどっかに足跡をつけておきたい所だ。
Tehachapi Airportは燃料が安いので、そこにに着陸することに決めた。GPSのDirect Routeをセットして進路変更、TehachapiのCTAFを呼んでAdvisoryを求めた。すぐにパターンにいる機体から返答があり、Rwy11でかなりGustyとのこと。手前にある丘を避けるようにBase EntryでRwy11のパターンに入ると、Headwindがかなり強い。特にGustyという感じでもなかったが、強烈なHeadwindで飛行機が前に進まない感じ。おかげでノーフラップながらShort Field Landingのような距離で着陸となった。Tehachapiにはいつも強い風が吹いている。その為、空港の東側、滑走路(Rwy11)の延長線上には風力発電の風車が無数に設置してある。
給油の為にFuel Pitに向かうと、なんと1ガロン当たり3ドルという価格。この安さはうれしい!。一人乗りで来たのでギリギリ極限まで満タンにした。この時、自分の後ろにExperimental AircraftのVelocityが待っていた。そのオーナーと話しをしたが、なんでも軍の仕事をしているとのことで、4年かけて一人でVelocityを完成させたとのこと。6気筒540エンジン搭載、時間10ガロンで180kt TASのパフォーマンスらしい。うらやましいの一言。
なんの気なしにMooneyのエンジンを再始動、Rwy11から離陸すべくTaxiしていくと、なんと懐かしいカラーリングのC172が目にとまった。Cessna172 N6696H、自分がタッチアンドゴーの訓練を始めた頃、初めて教官の手が操縦感にかからず自分一人の操縦で着陸させた思い出の機体(2006年2月20日の当ブログ参照)。なんとも懐かしく、思わず近寄ってしまった。N6686HはTorrance Airportに置いてあった機体だが、フライトスクールのオーナーが変わり、当時の機体は一掃されてしまった。それ以来、この6696Hを見かけることはなかった。まさかこのTehachapiで訓練機としていまだに活躍しているとは思わなかった。
N6696Hはとてつもなくボロいセスナ172だったが、レンタル価格が安いのとパワーがなくて扱いやすいのが人気の機体だった。こうやって自分が訓練していた時代の機体と懐かしい再会をすると、当時の自分が思い出される。”自分は飛行機を一人で飛ばせるようになるのだろうか?”とすら当時は悩んでいた。だからこそ、教官の両手が膝におかれたまま、自分だけの操縦で初めて着陸した時の喜びは格別なものだった。夕暮れ時の空、まんべんの笑みでこの機体を飛ばし、夢中になってタッチアンドゴーをしていたのを覚えている。
こうやって飛行機遊びをしていると、”今”を楽しんでいるだけではなく、沢山の貴重な思い出を積み重ねていっているのだなと感じる。
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keywords: Mooney, Mooney M20C, Flight, Torrance, TOA, Cessna, Cessna 172, ムーニー, フライト, 飛行機, セスナ, セスナ172
Tehachapi Airportは燃料が安いので、そこにに着陸することに決めた。GPSのDirect Routeをセットして進路変更、TehachapiのCTAFを呼んでAdvisoryを求めた。すぐにパターンにいる機体から返答があり、Rwy11でかなりGustyとのこと。手前にある丘を避けるようにBase EntryでRwy11のパターンに入ると、Headwindがかなり強い。特にGustyという感じでもなかったが、強烈なHeadwindで飛行機が前に進まない感じ。おかげでノーフラップながらShort Field Landingのような距離で着陸となった。Tehachapiにはいつも強い風が吹いている。その為、空港の東側、滑走路(Rwy11)の延長線上には風力発電の風車が無数に設置してある。
給油の為にFuel Pitに向かうと、なんと1ガロン当たり3ドルという価格。この安さはうれしい!。一人乗りで来たのでギリギリ極限まで満タンにした。この時、自分の後ろにExperimental AircraftのVelocityが待っていた。そのオーナーと話しをしたが、なんでも軍の仕事をしているとのことで、4年かけて一人でVelocityを完成させたとのこと。6気筒540エンジン搭載、時間10ガロンで180kt TASのパフォーマンスらしい。うらやましいの一言。
なんの気なしにMooneyのエンジンを再始動、Rwy11から離陸すべくTaxiしていくと、なんと懐かしいカラーリングのC172が目にとまった。Cessna172 N6696H、自分がタッチアンドゴーの訓練を始めた頃、初めて教官の手が操縦感にかからず自分一人の操縦で着陸させた思い出の機体(2006年2月20日の当ブログ参照)。なんとも懐かしく、思わず近寄ってしまった。N6686HはTorrance Airportに置いてあった機体だが、フライトスクールのオーナーが変わり、当時の機体は一掃されてしまった。それ以来、この6696Hを見かけることはなかった。まさかこのTehachapiで訓練機としていまだに活躍しているとは思わなかった。
N6696Hはとてつもなくボロいセスナ172だったが、レンタル価格が安いのとパワーがなくて扱いやすいのが人気の機体だった。こうやって自分が訓練していた時代の機体と懐かしい再会をすると、当時の自分が思い出される。”自分は飛行機を一人で飛ばせるようになるのだろうか?”とすら当時は悩んでいた。だからこそ、教官の両手が膝におかれたまま、自分だけの操縦で初めて着陸した時の喜びは格別なものだった。夕暮れ時の空、まんべんの笑みでこの機体を飛ばし、夢中になってタッチアンドゴーをしていたのを覚えている。
こうやって飛行機遊びをしていると、”今”を楽しんでいるだけではなく、沢山の貴重な思い出を積み重ねていっているのだなと感じる。
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コメントありがとうございます。航空用語をそのまま使い、読みにくいブログになっていると思いますが、皆さんのコメントがあると頑張って続けていけます。
>くらげさん
おっしゃる通り、原油価格が下がってAvGasの価格も2006年のレベルまで低下してきましたので、是非ともレンタル料も下げて欲しいものです。ただ、今のところ私の知っている範囲ではそういうFBOはありません。
軽快で、スピードがあって、本当に楽しませていただきました! また遊びにきます!