先日のオイル交換の工賃を支払いにサンタモニカ空港のBills Air Serviceに向った。ところが、肝心のBillがショップにいない。他のメカニック達は経理に携わっておらず、支払いは対応できないとのこと。せっかく空港に来たのに無駄足になっては嫌なので、軽く飛ぶことに。日本への出張を控え、愛機のエンジンに火を入れる丁度よい機会となった。
ちなみに、この日はハリソンフォードのサイテーションソブリンがハンガーから出て来ていた。モスグリーンの塗装は一際目立つ。そんな高額なジェットを横目に、こちらは自分の小型機のオイルをチェック、1クオーツ足した。そうしていると、Bills Air Serviceのメキシコ系のアメリカ人が車で近寄ってきた。プラグ掃除の事など、整備内容について話しをした。なかなかいい奴だ。
機体に乗り込みエンジン始動。ところが、右のウィングタイダウンを外していないのに気付いた。なんという失態。こういうメンタリティーは危険。小型飛行機は気軽に飛べる原チャリのようなものだが、気を引き締める所は引き締めないといけない。ちょっと機が緩んでいるなと反省した。
ランナップの後にRwy21から離陸、Right turn at shoreline。先行するセスナ172も同様だった。かなり狭いスペーシングでの離陸だった。そのままパシフィックパリセイズまで上昇し、セスナは北上を続け、私はそこから180度ターン、いつものLAX Spaciali Flight Ruleに入る。この日はアランドラパークの上空まで3500ftで飛び、トーランス空港管制塔135.6にコンタクト。パネルマウントのラジオの調子も良い。管制塔はRight traffic Rwy29Rとのことだった。ダウンウィンド目指して120-125ktくらいで進入していき、ダウンウィンドに入った瞬間にCleared to landとなった。ノーフラップでパターンを回ったが、ファイナルに到着するころには十分に減速できていた。流石低速機、悲しくなるほど減速してくれる。Rwy29Rにはノーフラップで着陸した。
とりあえずTransient parkingに向かい、そしてトイレに立ち寄る。ここで友人R氏を発見。ちょっと挨拶をして逃げるように退散。そして機体に乗り来んで、今度はfuel pitに向う。すると奥さんと子供を連れたKobaさん発見。Piper Worriorでエルモンテ空港に行って来たらしい。素晴らしい企画。ここで暫く立ち話しをした。子供連れでフライトという企画、いつかは自分もやってみたいものだ。
立ち話を終え、満タンとなった機体でRwy29Rから離陸、Straight out departure。トーランスビーチの海岸線で左旋回、600ftくらいで海上飛行をした。これがなかなか気持ち良い。しばらく低空での海上飛行を楽しんだあと、4500ftまで上昇開始。トーランス空港 Class Dの東端を越える感じで北上し、LAX Special Flight Ruleに入った。夕陽を左肩に受けながらLAXの上空を通過、そしてサンタモニカ空港を飛び越えて降下、パシフィックパリセイズ上空で180度旋回してサンタモニカ空港管制塔にコンタクト。Right traffic Rwy21、そしてextend downwindとなり、センチュリーシティーのビル群の真上でベースターンとなった。ファイナルでは先行するセスナが極めて遅く、軽いSターンをすることに。スペーシングの達人を目指していたのに、管制官の信頼が落ちたかもしれない。着陸はへなちょこ。高さが合わずダサダサだった。
今日の反省点はなんと行ってもタイダウンを外していなかったこと。もっと気を引き締めていこう。