LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:海岸線に沿って飛行しながらOXNARD AIRPORTまで飛んできた

2006-12-25 | Flight Log (機長)

この日はAIRMET Tが出ていた。つまりTurbulenceに注意しろということだ。PILOT REPORTsをみるとロサンゼルス周辺でLight - moderate turbulenceの報告がいくつも出ているが、自分と同程度の大きさの飛行機からのものだ。多少揺れるのを覚悟で行ったことない空港にでも行ってみるかと思い立ち、Onxnard (OXR)あたりを目指すことにした。使用する機体はCessna172R (N407FR)。

Torrance Airport (TOA) Rwy29RをRight 270 Departureしてパロスバーデスの山に向かって高度を稼ぎ、180度ターンしてLos Angeles International Airport (LAX)の方に飛行しながら高度4500ftまで上昇した。そのままSanta Monica (SMO) VOR132度をトラックしながらSpecial Flight RuleでLAX上空を通過。SMO上空に来た所でSocal Approachを呼び出すが相当多忙で、”今呼んだVFR機はクラスBに入らないように飛べ!”との指示しかない。海岸線ぎりぎりを飛行しながらPacific Palisadeまで来て別な周波数で呼び出すと、Socal 125.2につなげとのことだった。やっとのことでRader serviceが開始となった。この時点でマリブを越えていたので、ルートの半分以上は飛んでしまったことになる。このあたりの海岸線はClass B floor 2000ftというエアスペースに隣接しており、GPSでのエアスペース確認機能がなければ、安全マージンをさらにとってさらに内陸に入って飛んでいたと思う。

そうこうしていると、Point Muguの軍空港が見えて来た。そして目の前にはCamarillo (CMA)が見えたが、最初はCMAがOXRかと思ったほどだった。このあたりはPoint Mugu, CMA, OXRのClass Dが三つ重なっており、その空港に近づいたところで高めの降下率で高度を下げないと他の空港のエアスペースをバーストしてしまう。OXRではLeft Downwindに入るように言われ、とくに問題ないHeadwindの中を無事にRwy25に着陸した。Transient parkingに駐機し、近くのFBOでペプシを買ってトイレを借りた。なかなか感じの良いFBOで、まるで人のうちのリビングのような内装だった。

帰りは隣接するClass Dに入らないようにボックスクライムをリクエストしたが、Straight out departureをしろとのこと。海岸線を少し越えたところで高度は2000ftを越えていたので、OXRとCMAのClass Dをバーストしないで済む。この時点で180度ターンしてMugu Approachを呼び出す.すぐにSquawk #をくれた。ここでVNYかSMOかどっちのVORを使うんだ?との質問があったので、SMOと答えておいた。本当はhandy GPSでShore lineぎりぎりをClass Bを避けながら飛ぶ気でいた。Shore line近くの山の上を3500ftで飛行すると揺れが凄い。高度維持が困難なくらい揺れた。昔なら怖くておじけづいていたかもしれないが、慣れというのはこわいもので、なんとかコントロールしながら飛行を続けた。ここでSocalからSpecial Flight RuleかMini routeで飛ぶか?ときかれたので、Special Flight Ruleを選択した。そしてLAXを越え、無事にTOAに帰還。TOAが見えてくると安堵感あり。今日も楽しいフライトだった。とくに行ったことのない空港に行くのは楽しい。




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