久々のフライト。飛びたい気持ちはあったが、出張が続き、休みは天候不順。特にGust30kt近い北風でAirmet Tが出ている日に限って、仕事が休みという不運が続いていた。やっと楽しく飛べる天候になった。空港に到着すると、隣のセネカが整備中。ボナンザの目の前のランプにはメカニックの車。プリフライトの後、タクシーアウトするよと伝え、車を動かしてもらった。あと、セネカは両エンジンのカウルを外していたので、そのままタイダウンスポットからタクシーアウトをするのは迷惑かなとも思った。でも、ちょっと登り気味のランプに引き釣りだすのは大変。エンジン始動、超ゆっくりタクシーアウトしようと思った。ところが、さすがメカニック、カウルを手で押さえ込んで待機していた。こちらはすぐにタクシーアウト、低回転を意識。で、ランプに出て、セネカから離れ、やっと通常の暖気向けのアイドリングにする。
ここでATISをとってグランドへ。そしてランナップエリアに向かい、ランナップの後に離陸。Right turn at shorelineを選択した。久々の離陸、緊張と爽快感。外気温は25度越えだったと思うが、エンジンは調子よく、CHTも安定。しばらく海岸線を飛行し、3700ftくらいまで上昇した。その後、ちょっと降下しながら反転してSpecial flight ruleへ。降下して加速し、すぐに2400rpm 21nchの設定へ。これが静かでいい。すぐにmixtureを絞り、13.3-13.4gph程度でROPとなった。もうちょっと絞れたかもしれない。これでIAS147kt, TAS 160kt出ていた。CHTも安定、油温も安定。いつもながら素晴らしい性能。
そのままPalos Verdesまで飛び、のんびりと飛行。トーランスかロングビーチに降りてみるかと思った。とりあえずトーランス空港のATISを取ると、Ramp E-F closedと言っている。上空から見ると、Transient parkingの周辺に巨大な爆撃機らしき機体がとまっていた。何かのイベントのようで、オーナー機も他のスポットに動かされている。こではちょっと面倒だと、トーランス着陸を諦めた。ロングビーチやエルモンテに降りるのも考えたが、ひとりぼんやり空を飛ぶことを優先した。そのままSpecial flight rule 4500ftに入る。2400rpmの設定のまま巡行上昇。この出力設定でも十分上昇できた。今思えばmixtureをちょっと開けてもよかった。4500ftに上昇、LAXを超え、さらに海岸線を延々に進む。マリブをこえ、Point Magu近くまで飛んだ。気流も安定して降り、のんびり海岸線を飛んでいるだけで気持ちいい。
目の前はPoint Magu、軍の立ち入り禁止空域。ここで反転、降下しながら3500ftでマリブ通過。そして、サンタモニカ空港管制塔を呼ぶ。Right downwind entry、Class D 境界線内でランディングギアを出し、降下しながら旋回してheading 030へ。すぐにcleared to landとなる。そしてファイナルに入ると、信じられない光景。最初は目を疑ったが、どう見てもホンダジェット / HondaJetだ。なんでサンタモニカ空港にホンダジェットがいるの? シルバーと白の2色塗装。Taxi way Aでこちらを向いて離陸/リリース待ち。ファイナルを飛ぶ私と向き合う感じ。思わず見とれてしまった。さすがにファイナルで写真は撮れなかった。あまりにHondaJetを凝視してしまい、ラウンドアウトの速度が10ktくらい低め。おかげでshort field landing気味になった。たまたまだけど。すぐにHondaJetの後ろにつきたかったが、HawkerとBaronがTaxi way Aをタクシーしてきた。その間に入れてもらい、North East tie-downに向かう。そしてHawkerの前にはHondaJet。タクシーウェイにて、Head inでスポットいん入れるのを待つ。Hawkerが動かないとそれができない。そうこうしていると、HondaJetが離陸!。ここでiPhone撮影。
初めてHondaJetを見た。しかも離陸する勇士を見れた。それだけで今日は大きな収穫。ロングビーチやトーランス、エルモンテなどに降りて遊ばず、直行気味で帰還してよかった!
P.S. 約2年ぶりに、日本でC172を飛ばしました。特定操縦技能審査も更新できたので、細々とですが、飛べる状態になってきました!
引き渡しは始まってますけど、まだ3−4機程度ですから、出会えたのが奇跡です!