フライトログ：２００８年の初飛行はナイトフライト

２００８年の初飛びはNight Flightになった。生憎の天候が続き、週末は飛べるような天気ではなかった。そんな中、冬の長雨もようやく上がった翌日、空気も住んだ平日の夜に飛ぶ事にした。FAA Commercial Licenseの要求事項の一つに、管制塔のある空港において単独飛行で１０回以上の離着陸をするというものがある。今までの自分の夜間飛行経験でも十分に要求をみたいしていると思うが、改めて夜間離着陸だけ１０回こなしてくることにした。何よりも、最近愛機として飛んでいるMooneyでは本当のNight Flight（日没から１時間以上たってからのフライト）をしていないので、ちょうど良い機会になった。

Torrance Airportを離陸したのが１９時２０分なので、管制塔が閉まるまで４０分ある。最初はTorrance Airportのトラフィックパターンを回りタッチアンドゴーすることにした。１回目の着陸は高さの感覚が微妙に狂い、思ったよりも早い接地になってしまった。ソフトなランディングで問題はないのだが、自分にとって嫌だったのは感覚のズレだ。自分の中では”接地まであと５秒以上あるな”と思っていた時に接地してしまったからだ。気を取り直して２回目、そして３回目の着陸では自分が接地する！と思う瞬間と実際の接地の瞬間がほぼ同じで、ストールホーンが鳴るまで十分ねばってスピードを落とす納得の内容だった。

管制塔が閉まるとタッチアンドゴーができなくなるので、隣のLong Beach Airportに移動することにした。3000ftくらいまで高度を上げてLong Beachに向うと、今まで見た事が無いくらい綺麗な夜景がひろがっていた。冬の長雨や嵐が去り、ロサンゼルス名物？！のスモッグが洗い流され吹き飛ばされてしまったのだ。今まで何十回とロサンゼルスで夜間飛行しているが、こんな綺麗で鮮明なロサンゼルスの夜景を見たのは初めてかもしれない。

Long Beach AirportではRwy25Lでストップアンドゴーをすることにした。MooneyでのNight Flight / Landingの感覚もかなりつかめてきた。３回のストップアンドゴーをしたことでNight Flightで乗客を乗せるCurrencyも取り戻した。

帰りはTorrance Rwy29Rにストレートインしたいところだが、ダウンウィンドから入るお行儀の良さをみせ、納得のいく着陸をして無事にランプイン。Hobbsで1.4時間の飛行時間ながら６ガロン！という燃費。やはりタッチアンドゴーでの飛行は燃費が良いし、財布に優しい。これが巡航なら、このMooney、1.4時間で最低１６ガロンの燃料を燃やしているはずだ。

綺麗な夜景もみれ、２００８年の初飛行は気持ちの良いものになった。