LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

そして、ADS-B Out無しでは飛べなくなった。

2020-01-01 | 航空関連エッセイ

もしかしたら期限延長はあるのか?なんて期待も囁かれていたが、FAAは厳しかった。2020年1月1日から、ADS-B Out無しではMode Cトランスポンダー規制エリアでの飛行はできない。いまだに多くの機体がADS-B Outを装備しておらず、ロサンゼルス近郊のAvionics Shopは予約で一杯。今から予約しても、実際のADS-Bの装着は春以降!になる。Ferry Permit的なADS-B無しで飛べる特例措置もあるのだが、あくまでもPermit。毎回フライトの度に数日前から申し込む必要があり、その理由も明記しないといけない。軽く飛ぶ為に使える手法じゃない。

ADS-Bの装着に関しては完全に後手に回ってしまったが、起死回生の方法を考えついた。本来はAvionicsを扱わないBill's Air Centerを説得し、Avionics Shopを開け!と説得すること。サンタモニカ空港にはAvionics Shopがないので、ローカル機だけでもたくさんの需要がある。ショップオーナーのアンドレ、マネージャーのマックスに電話し、私のボナンザを実験台にし、多少インストールに時間がかかっても構わないと伝えた。今から他のショップにお願いしたって、どうせ春まで飛べない。しかも、Permitを取ってAvionics Shopのある他の空港まで飛んでいかないといけない。2−3日の説得で、ついに彼らから了承を得た。どんな部品が必要なのかについては、以前別のAvionics Shop(Advantage Avionice at KCNO)からもらっていたEstimateから情報を得た。パーツとしては、Garmin GTX345、Garmin GAE12 Altitude Encoderが必要になる。

これで新年早々、頭痛の種が一つ解決した。1ヶ月ほど鶏になってしまう愛機ボナンザ。空は飛べないが、エンジンに火を入れWash Rackまでタクシー。埃汚れを洗い流し、各部グリースアップし、ペイントのタッチアップを行った。

自分の駐機スポットに戻ると、隣に駐機する同じVtail Bonanza乗りのオーナーと立ち話しをした。ADS-Bどうした?と聞いてきたので、Bill's Air Centerでやってもらえるかもよと伝えておいた。できるだけ多くの人に宣伝し、Avionics Shopを開設すると決断した彼らを支援していきた。


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