F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

懐かしくてお気に入りの歌-No.4 「Folclore - El Condor Pasa (コンドルは飛んでいく)」

2012年02月16日 20時08分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

1972年、F老人は中米・南米の国々に行く機会がありました。船で行ったので沿岸に近づくとスペイン語に慣れようと現地のラジオ放送をよく聞いていました。突然、フォルクローレ(中南米の民族音楽=民謡?)で知っている曲がかかりました。サイモンとガーファンクルのアルバムを持っていたので「コンドルは飛んでいく」であることはすぐわかりました。アナウンサーの「El Condor Pasa」のPasaが飛ぶという意味であることは直感的に分かって「ああ、スペイン語ではそう言うんだ」と妙に納得しました。

アルバムで見た英語の歌詞の一部に

Away, I'd rather sail away,
Like a swan that's here and gone . . .
A man gets tied up to the ground,
He gives the world its saddest sound,
Its saddest sound . . . hmm

遠くへ 遠くへ航海に出たい
去り行く白鳥のように
人は大地に縛られて
この世界で一番悲しい音をたてる
一番悲しい音をたてる

とあり、自由になりたいという曲だろうなと思っていましたが原曲は古くて歌詞はなく、この歌詞はサイモン達が付けたもののようです。そういえばラジオで聞いたフォルクローでレは歌はありませんでした。

最初はサイモンとガーファンクルで。

I'd rather be a sparrow than a snail,
Yes, I would,
If I only could,
I surely would . . . hmm

カタツムリになるならスズメになったほうがいい
そう,スズメになりたい
もしできるなら
もちろんスズメになりたい

I'd rather be a hammer than a nail,
Yes, I would,
If I only could,
I surely would . . . hmm

クギになるならハンマーになったほうがいい
そう,ハンマーになりたい
もしできるなら
もちろんハンマーになりたい

Away, I'd rather sail away,
Like a swan that's here and gone . . .
A man gets tied up to the ground,
He gives the world its saddest sound,
Its saddest sound . . . hmm

遠くへ 遠くへ航海に出たい
去り行く白鳥のように
人は大地に縛られて
この世界で一番悲しい音をたてる
一番悲しい音をたてる

I'd rather be a forest than a street,
Yes, I would,
If I could,
I surely would . . . hmm

通りになるなら森になったほうがいい
そう,森になりたい
もしできるなら
もちろん森になりたい

I'd rather feel the earth beneath my feet,
Yes, I would,
If I only could,
I surely would . . .

足の下に大地を感じていたい
そう, 感じていたい
もしできるなら
もちろん大地を感じていたい

次はコンドルが空を舞っている気持ちになれるフォルクローレ・バージョン。ケーナの音色が哀愁を感じさせます。瓶を吹いて音を出すのと同じ原理の芦の筒を何本か並べたフォルクローレの楽器サンポーニャの空気の漏れる音がなんとも言えません。

ケーナの部分を宗次郎さんのオカリナで。オーケストラは東京フィルハーモニーです。洗練されすぎていてコンドルの姿は浮かんできません。

サンディエゴに住んでいたころの話です。コアラやパンダとスケールの大きさで有名なサンディエゴ動物園(市街地の真ん中にあるバルボアパークにあります。)は北に車で2時間ほど行ったところにある広大なSafari Park(昔はWild Animal Park)と一体となっています。年間パスを買うと両方に一年中行けます。どちらかというとこちらのほうに近いところに家があったので子供を連れてよく通いました。放し飼いになっている動物の中を小さなトロッコ電車に乗って見学します。カリフォルニア・コンドルという翼を広げると2m50cm以上ある頭の禿げた巨大な鳥のケージがありました。インディアンはこの鳥を力の根源として「Thunderbird」と呼んでいたそうです。

フォードのシンボルカーの名前もこれから名づけられました。T Birdとも呼ばれます。F老人はレンタカーで10代目(通称スーパーバードと言っていました。)に1ヶ月ほど乗りました。スピードが出すぎてかえってソロソロと走りましたが、フリーウェーでの追い抜きの時など加速の鋭さは素晴らしいものでした。