ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

プノンペンで役所巡り

2017年03月12日 | 女性に対する暴力調査


「女性に対する暴力撲滅国家計画」の中間レビュー、関係省庁をまわってヒアリング。


↓内務省は、警察とNCDDでヒアリング、それにしても広い敷地・・・・


警察研修学校で、ちゃんと女性に対する暴力を教えているそうで、研修教材を開発している様子も見せてもらう。警察は苦手なんだけれど、すでに何年もおつきあいのある担当者なので、気軽に話してくれるのは嬉しいかな。

↓教育省、交通渋滞がひどいエリアで、車で行ったのは失敗だった


教員研修に女性に対する暴力や倫理を導入している話を担当のからから聞く(といってもたくさん暴力の担当者がいて、さすが巨大省庁だと思うのである)。彼女は日本に視察旅行に行っていてインタビューがずいぶん遅れたのだけれど、日本で見た商業高校の取り組みについての話もしてくれた。さらに、彼女はクメールルージュ時代に強制結婚させられていて(それも8歳も年下の男性と)、「夫はとっても若くてハンサムでね、わたしみたいなおばちゃんと結婚しているのは申し訳ないから戦後に離婚してもらって、彼は再婚して今でも友達」とのこと。ご本人も4人の子連れのお医者さんと再婚して幸せだったのだけれど、その夫も2年前に病気出なくなったそう。「人生のサイクルをね、山あり谷ありで経験したから、なんでも理解できるようになったわ」とのこと。

社会福祉省では高齢者や障害者に対する取り組みを聞き・・・・・
↓とっても活気ある職場、ただ、予算が全然なくてこまってるそう・・・・(ドナーがつかない・・・・)


↓たまにいるプノンペンでは子どもと遊ぶ


あとは司法省。関係省庁ではもっともレベルの低い官僚と会うはずなのに、アポをえんえんと延期ばかりして、全然会ってくれないのである。あってくれるのかなー