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旅する限り自由ではあった頃。

2018-06-05 | ◆日記・エッセイ・コラム

私はどんな旅をして来たか?

それは遠い遠い過去の話である。

しかし、先月のドイツは、久しぶりの「一人旅」である。事前情報もホテルの予約程度、あとは行き当たりばったりである。
若い頃からそうしてきました。ヨーロッパの主要駅では殆ど寝ている。
事前情報を確認することが旅ではない。

その場の風に流される自由さが、見しらぬ街へと誘うのでしたが、最近は世界中スマホでその日の最安値のホテルと場所も簡単で確保できる。だから今は、バックパッカーは殆ど見かけない。

昔は真夜中の見知らぬ駅、街で宿探し、地図もないから泣けてくる気分。

実際に泣いたことはないが・・・。

++

その頃、ロンドンーパリ間はバス(ドーバー海峡はフェリー)で最安値で20ポンド程度で、ふらっとパリに行こうと、歳の瀬に渡ってパリは来た駅は何処の駅かも判らない?、地図も金もないので、

男1人女2人のバックパッカー連(親切な香港人だった)を捕まえて

「どこに泊まってるの?俺もそこに泊まるから金貸して・・」

で次の朝、大きなカップで珈琲飲んでいたら

階段から置いてくる見覚えてあるお顔のデザイナー女史

「窮すれば通ず」です。

で大晦日ですっ、凱旋門でカウントダウンへ行ったけど何もなく、目の前で地下鉄が終わり、地図もない二人。

テクテク、宿に着いたのが 朝5時頃か?

何を話したかは覚えていない。それから何処へ行ったのか?

行く先も、帰る日も決めない旅は、もうすることがない。

バイクで世界一周、自転車で・・・

なんてのは今、この瞬間に日本人だけで常時、数百人はいる。

その多くは何度目かの世界一周である。 そういう人達は多い。

つまり、手段が目的化したあわれな困った人達だ。殆どがパソコンで日本とやり取りして移動している。

確かに、この日本は住み難い、それを理由にモラトリアムな状態で旅なんてしたくはない。本人だけが気がついてない喜劇です。

日本国内で何かに目的を1つもって進む方が、世界一周よりも何倍も厳しい。そんな事は皆が、知ってるから、この時代に、世界一周してもニュースにもならない。むしろ馬鹿の見本。

正直「しょもない奴だ」とは思われる。実際、「旅のお気楽な苦労」そこから抜け出せないで、また、旅をする為に旅に出るのだろう。

「モラトリアム」に関して詳しくは、古い書籍だが

モラトリアム人間の時代 (中公文庫)

が参考になる。
 
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カフェをする為に必要なものは
 
100軒巡る 暇ではなく。
 
1軒開店する【覚悟】と資金だけである。
 
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いつの間にか、xx歳になってしまった。人生は夢か?
 
勿論、「あの頃の未来に僕等は立って」いません。
 
だから、私は、明日、この店を閉店することも簡単に出来ます。笑
 
でも旅に出ることはもうないです。
そして、もしタイムマシンで30年戻れても、一年中毛糸の帽子被って、V60はないな。
 
御免。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


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