上の写真は「イブリック」と言います。他の呼び名もあります。
なんと、このイブリックも世界選手権があります。
いわゆるトルコ・コーヒーですね。
細かい粉をグツグツ煮て、下ろし収まった頃に、その上澄みを飲みます。
イタリアの世界チャンプは、バリスタ分野ではなく、なんと・・この「イブリック」が居られるそうで、、「何で?」という笑い話です。
それで、イタリアで「トルキッシュ・コーヒー」が徐々に人気・・・てこともない。
世界各国に「CAFE CALTURE」があります。
日本よりずっと、ずっと昔からトルコではコーヒーが飲まれてます。
彼の地では、それがスタンダードなのです。それは気候や食事や、儀式や、習慣の中で長い間に育まれたものです。
勿論、日本で生れ育った私には、「濃い」と感じます。
多くの日本人にとって、イタリアの「エスプレッソ」もそう感じるかもしれません。
そのエスプレッソ自体、まだ100年の歴史です。現代に通じるエスレッソマシンが出来てたった50年ですから、
ひょっとすると、今も、まだまだ現在進行形なのかもしれません。
我々、日本人にとってのエスプレッソの話です・・・・・・初めてイタリアを踏んだ地が北のミラノか南のナポリかでは、その人の中の
スタンダードが大きく違ってきます。
イタリアでは南へ行くほど濃いわけです。
もう「フィレンツェ」まで来ると、日本人がよくいう「イタリアン・ロースト」なんて見かけません。
ロブスタの混合割合も少ない(年々減少傾向らしい)
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さて、世界各国に言語として「cafe calture」があります。
そして、今、それを動かす共通のOSが「specialty coffee」という時代になったのです。
それ以前は、バラバラだったのです。
日本人にとって、エスプレッソもイタリア独自の「cafe calture」に過ぎませんでした。
今は、「specialty coffee」というOSの上で世界中の人達が自由に行き来き出来る時代なのです。
[borderless]です。国境がない。
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SCAEはアメリカを除く全世界です。
基本的には「何でも有り」です。だから「イブリック」もあります。価値観の多様性です。とか言っても本部はEUに加盟しない英国にあります。
講座では、それこそ「エアロプレス」も「V60」の話も出ます。(10秒くらい・・笑) サイフォンも2秒ほど名前を言うだけですが・・
多様な世界の、多様な飲み方を紹介されます。
どれが美味しいか、不味いかじゃないです。前述の「イブリック」を思う方向はそれぞれです。
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[Cafe-culture]というなら
Starbucksもcultureなのかというと、Starbucks’ wayだと思います。
この講座で皆が笑って話すことは、「My way」と「Starbucks’ way」は違うということです。
少なくとも、Starbucksのようなメニューで行くなら、Starbucksに勤務する方が良い。
BigMacを提供したいならMacdonaldに勤めれば良い。
この講座に3日間も来てる人達は、基本それが判ってる人達です
NEWYORKERは、最新の焙煎機(オランダ製)の冷却性能の素晴らしさも語れるし、豆の『知識』の驚くほど豊富でした。
オーストラリアに移住してビジネスを始めるドイツの方もいました。
既にお店をNY郊外で持ってる人達も・・
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情報化時代です。
自分が探している情報を探すことや、今何が流行りなのかを敏感に感じ取ることではありません。
ただの情報に価値はありません。誰でも得られる情報です。
雑誌で大流行の「V60」で抽出して、パンケーキ焼くもがカフェならそれもいいでしょう。
そんなもの(雑誌で教えてもらったもの)が貴方の答えですか?と聞きたいのです。
情報化時代の価値は、情報に載らない情報です。
つまり、それがドンドン減っています。ビジネスチャンスは少なくなっています。
もうかるフランチャイズ情報で儲かるのは、「親」だけです。もうかる情報を出しているのは「親」です。
本当のことを知りたいなら「子」に聞けば良い。
話が逸れてますね。
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自分の目と身体で体験すること以外に知る方法はないのです。
空手の通信教育で強くなると思ったら大間違いなのです。