「もう29年か~~」
そんな事さえ、元旦の能登地震で吹き飛んでしまった。
あれから、もう29年である。あっと言う間でもあった。
神戸出身の義弟は「住むなら地震がない関西ですよ」が口癖だった。
ある人は「神戸」こそは、「神の戸」、風水か何か知らないが、
パワースポットだとか言ってましたが、
「地震予知」は、 必ず起きた後にやってくる。
「一般には知られてない大きな断層があるんです」
「今後、一週間は大きな余震が来る可能性があります。」(笑)
「実は私は気が付いてました」
「前兆がありました。」
エライ先生がもっともらしい後講釈で何故起きたかを学術的に解説してくれる。
今,誰でも思ってることは、次回は東南海・東海沖の大きな地震である。
そして、政府は機能しないということである。
阪神の時も、救助犬が海外から派遣されたが、アホな検疫所長が、規則で一周間隔離することで全く役に立たなかった。
「非常事態」を認識できないのではない。自己保身だけである。
機微は個人の心に宿るが。
組織のメカニズムに組み込まれた一つ部品に過ぎなくなった人間には「組織にいる以上仕方ない」と無思考に陥る。
そう、悪とは、この無思考の積み重ねである。
全体主義への傾倒、責任を組織に委ねれば、ごく普通の人間がナチスの収容施設で無数の人を淡々と「処理」出来るのだ。
「フランクフルト学派」の主題でもある。
能登の地震のニュースを聞く度に普通の人間なら胸が痛くなる。
しかし、その現場にいながら、多くの命より、たかが知れてる退職金を秤にかける役人が殆どだろう。
自然災害よりも、軍事的有事の時に、「命を懸けて国の為に出てゆく人達」指令を速やかに出さなければならない。その責任が取れるわけがないから
会議ばかりするのだろう。
日本は終わるのか?
2週間過ぎて孤立集落さえ解消できず
やっと現地にゆく総理にあるのは「名誉欲」と「出世欲」だけだろう。
災害被害なんて
どうでも良いから2週間か?
国会では無機質な言葉だけが空回りしてる。
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実に見下げた根性である。
そしてメディアは本庁の命令を無視しユダヤ人にビザを発給した杉浦氏をたたえるが、神戸で肝心の本番で非常事態なのに何もしなかった検疫所長さえも責めない。当然だろう東北では津波を「おもしろい」とはしゃいだ記者がいるくらいだ。
2週間も経て、孤立地帯に何も届けられない政府を信じる前に、
自分で何とかすることだ。
避難所で「弁当が来ない」と憤慨してるジジイはもう問題外である。
こんな人間が増えた。
自分の家族の食事は自分で何としても確保する覚悟が普通である。
日本人は何かを忘れている。