アンタ、基準点・指標はあるのかい?
どんな仕事、物事にも、その基準点(基点、面)或いは指標になるもの、土台、基本はあると思います。時に色であったり、時間であることもあるでしょう。
それぞれの特性に合わせたモノです。
珈琲焙煎にも当然あります。
当プロ焙煎教室では、それが眼目です。その所在を認知することが全てです。
一瞬です。
そこを基準に、どれだけ奥にゆくか?手前にいくかは個人の自由です。
自由ですが、手前に行って良い事など何もないのも事実です。
特にスペシャルティは酸味が美味しいという表現を、えらく勘違いして「スッパイのが美味い、スッパイ美味さがある」なんて言う人は実は何も判ってない。厚顔無恥。けれど現実にこういう人は多い、どんな世界でも判ってるのは2割の法則です。
スペシャルティの酸味(浅煎りのスッパ~~イとは違う)こそ、その一瞬でしか現せないと私は思ってます。
そもそもアラビカ種も美味しさは今も昔も「酸味と香り」です。その基準が大きく上がっただけで、その位置は変わってません。(苦さの評価なんてあるわけがありません)
高さが変わっただけで、位置は変わってないのです。
つまり最適な煎り上げ位置も変わってません。
しかし、誤訳、勘違い、無知が拡散されて
「すっぱ~~い珈琲を飲めるオレってスゴイ」なんて本気で思ってる人も本当に多い。アホです。
その原因は上述の如く、その人の焙煎に基準が無いからです。
何故に無いのでしょうか?それは教えないだけです。(都合が悪い)笑
本当は、たった一日で判るからです。
例えば、焙煎は「色で煎り上げる」なんてデタラメを「ダンパーの微妙な操作」と一緒に「バリューセット」にするとアホさんは簡単に騙せます。
その色の範囲は長い時間続くわけですから、意図的に誘導すれば先生と生徒が全く違う味に出来る上に、それをダンパー操作で作ったように錯覚させることは簡単なのです。
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当焙煎講座に参加される方は例外なくIQ高いです。
その反対にほとんど参加がないのは、20代のCAFEに勤めてる若い方です。(表現を変えれば素直、素直にオーナーに騙されている人たちなのね・・・)、一日も早く気がつくことを祈ります。
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あなたが自分に自信(舌も含め)あれば良いのです。基準はそこです。
スペシャルティーというだけで変わるわけがない。(出所が判るようになっただけです)
日本の「お米」が自由流通になって変わりましたか?美味さが変わっただけでしょ?炊き方が変わりましたか?
浅煎りの酸味が美味しいなんてのは、全く的外れな舌です。
どうしてスペシャルティだけがそんな事言われるのでしょうか? 同じ筈です。
基準で煎った「スペシャルティ」の酸味は美味しく、すっぱくないのです。
「すっぱ~~い」なんてチャンチャラ可笑しいですな・・・・