毎週、一人、二人と、CAFEを開業希望の若い方々がお越しになります。
この不景気な時代に、自らチャレンジする精神は健全なモノだと思います。
この閉塞感を打ち破ろうとする「心」が若い心だと思います。
何かをしたい。なんて誰でも思う。ジジイでも思いますが、
現実に何かをすることは、もっと何倍も勇気のいることだ。
何年も商売してきて、色々な人と会い、「定年したら世界一周」「日本一周」と言ったジジイで現実にした人は一人もいない。
現実に実行する人は、20代、30代でも、40代でも会社を休んで実行している。
その為に会社を辞めるなんて人も多い。
20代。30代で自分の好きな事一つ出来ない人が、定年ジジイになって年金暮しで、バイク買って日本一周なんてチョロイ事も出来ないだろう。
「若い」という字は。「苦しい」という字に似ている。
若くて何かをしたいのが、ごく普通なのだ。
ユニクロ着て、1BOXの軽自動車乗って、挨拶も出来ず、カウンターの左右に壁がある投票所のようなラーメン屋に行って、スマホしながらラーメンすするのが普通なら、私はむしろ変人を選ぶ。
若い人は、根拠のない自信を持って頂きたい。
敢えて山奥でサーフショップを開く勇気を持ってほしい。
このボロいCAFE987は製作費はほとんどタダである。お金を掛けてない。自作です。
でも、これが本当にタダなのか、自作だからタダなのか?というと、趣味で大工道具一式や夏に飛騨の大工さんの学校に通ったり、別の場所で金を使ってるのです。
どこから拾って来た家具でやれば乞食だが、そういう事は絶対にしない。
ただ身銭切って遊んだだけなんです。
BOOKCAFEで、雑誌「大航海」全巻置きたいのも自分の為なんですね。
蓄音器も真空管ラジオも音響製品もなんでもありますが(カメラも)
JAZZ cafeで真空管のマッキントッシュ、JBLのスピーカーなんて使ったら、それは全くユニクロと同じ
そんなものは金さえ出せば何時でもその日の内に全部揃います。
敢えて一番「安い」3万円のBOSEでいい音出してます。
で三波春夫を聞いてます。
Jazzのウンチクなら専門書20冊暗記すれば、評論家と同じレベルです。
え~~話が外れましたが、
若い方は決してパンケーキなんてやってほしくない。敢えてドラ焼きに自分の顔を焼き印してほしい。
高校生はケータイの番号を、例え皆の目で手に持っていても「無い」と言い張ってほしい。そして彼女だけに番号を教えて欲しい。
50代のCAFEは、いつかカウンターに昔の彼女が座る日を待ち続けるだけのです。
最後に大事な事
30代の子供が居るカフェ開業の方は、その子(或いは子供達を)大学まで上げることを最低ハードルです。それまでは、黄色いポルシェも我慢しましょう。
20代、30代では背景が違う。それを言い出せば40代も違う。
自営業は病気で倒れれば、それで終わりであります。
リスクは一杯あるし
可能性も一杯あります。
失敗という名の成功はない。
不景気なんて、統一条件でもあります。
若い方々は、勇気を持って下さい。
「勇気」と「希望」と「燃えてる心」
ジジイの独り言でしたぁ・・・・・。