【問い】
公表してる各温度データで何故、ボトム温度を赤色を表記しているのか?
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【答え】
同じ焙煎機で、同じ量を同じプロファイルで焙煎する限り、結果として、全て同じデータが出るのが安定という状態。
それが今回の焙煎の前提です。
投入温度は190度でこれは今回は一定ですので、次に現れるであろう不確定数値はこの「ボトム」温度です。、本来、同一値の筈ですが違えば、それは釜のブレを表わします。
いろいろな指標として「温度」が次から次へと現れる中で、最初期に対処できた方が当然有利に運用出来ます。
珈琲焙煎は、ただの作業に過ぎません。要は、熱の出し入れの(差し引き)の問題です。
それは火力でしか成し得ないのです。当り前。
今回は、このボトム温度を基軸で、ブレを読みます。
つまり温度計(メーター)を見て、ブレを読むのです。そこから対処(フィードバック)します。それはここでは詳しくは、書かない。
温度計を見て、その数字を信じる(あるいはPCにメモリーさせる)ような幼稚な考えではありません。勿論、温度計は正常です。
こような焙煎も、同じR-103 フジローヤルを使う方々は誰でも出来る可能性があります。都市ガスでは無理です。 「排気ダンパー」を動かす人は絶対に無理です。
「風」で焙煎を調整して、その温度の動きを信じてる限りにおいて、焙煎は一生判らないでしょう。
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よ~~く考えてください。(普通はスグ判りますが・・)
■焙煎中に得意になって 「排気ダンパー」を動かして
「蒸らし」を
「中点」を
「ニュートラル」を追いかけ
「その日の気候で微妙に」でダンパーで調整し、また
「1ハゼ後はダンパーを一段・・・」をと、その場その場で色々と大層な屁理屈並べても
やってる事は、な・な・なんと同じ操作をしているのです。おまけに
「チャフ飛ばしの為に1分間ダンパー全開!」とくるものですから、飲んでる牛乳を吐いてしまいます。
これはもう、何の根拠もなく「排気ダンパー」をカッコつけて弄ってるだけなのです。
こうここまで書けば、誰が考えても、デタラメなのは明白ですね。つまり
同じ事(操作)してて、言ってる理屈は、その時々で違うのですから、もう大笑いです。低脳?
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例えば、先程まで、一生懸命「ニュートラル」(嘘)を必死で追いかけてたのに
1ハゼ後は一段云々とは、いかなる事情なのでしょうか?一切その説明がありません。
それに気候まで加わって(笑)一体、何を優先するのでしょうか?
おい、ニュートラルは何処へ行ったんだよ!オーイ
さっきまで言ってったことだよ!
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しかしですね。
こんなアホ焙煎を教えて貰っても、実は、ソコソコ焼けます。当り前です。
焙煎なんてのは、その程度のものです。手網でも焼けるのですから・・
但し、こんなアホ焙煎では、絶対に、ある一点を目指して焼くことは出来ません。
判断レベルがとても、とても低いからです。
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もし、先生が「ハゼ温度が、銘柄によって違う」なら、それ(ハゼ温度)を受講者に事前に何度か明確に示すべきだ。
それが企業秘密なんて抜かすから、怒れてきます。知らないのです。詐欺である。
申し訳ないが、ディスカバリーなどで、とても、プロの焙煎は出来ない。
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焙煎初心者の方はご注意ください。
ダンパーを弄って焙煎した結果は、断然と美味しくなるようなトリックに騙されないようにしてください。
① 弄らなかった先回と比較されても、同じ時間で煎り上がってません。つまり全く違う焙煎なのです。腕時計で内緒で計測してください。
② 同じ色で煎り上がっていても、それも全く違う焙煎です。それは新幹線で例えるなら、県別(地方別)で停車するのと同じ、同じ中部地方で同じ色でも、浜松駅と名古屋駅は距離は随分ちがうのです。
だから、騙しのテクニックとして、焙煎でシティだ・フルシティだ色云々と丁寧に講釈します。
もっと簡単に書くと、同じ色でも味は全然違うという前提を壊し、
コーヒー焙煎は色で判断出来ると全くのデタラメを刷り込みます。
色で判れば、5歳児でも焙煎出来る事になりますが、反論は?
ここがコーヒー焙煎の分かれ目です。
これが理解出来ない人が殆どだと思います。
当焙煎講座は、ここを中心にしています。
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日本のコーヒー焙煎を、元に戻しましょう。
「中点」なんて言葉を絶対に使わないことです。
「ボトム」「ボトム温度」なら誰もわかります。 その温度に意味はありません。当然です。
ここまで読んで貰えば判りますが、その前後を比較すれば、ブレを読むことが出来ます。
これが
プロ焙煎での一つのテクニック(って程でもありませんが)であります。
「排気ダンパー」で味が変わるというのは勘違いです。
焙煎そのものが変化し、焙煎時間も変化します。それと前回を比べること自体がもうトリックなのです。
比較すら出来ないのです。
アホでも、判ることなのに・・・
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私は上から目線で書いておりません。アホでも判るという目線、アホの目線で書いておりますから、とやかく言われる筋合いは一切御座いません。
日本の焙煎が、少しでも正常に、また新規参入者が同じ土俵で勝負出来る環境こそが大事だと思っております。