みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

迷えるカエルの悪あがき

2007-08-31 22:35:58 | 雑記
 こないだの伊勢の旅の余談。

 実はこないだ二見興玉神社に行ったとき、ちょろっとおみくじを引いてきた。
 普通の人は年初めに一遍引く位なんだが、まあそれだけ救いを求めているということだな(笑)本当はカエルの口から引くやつにしようと思ったのだが、その前にフツウのおみくじを引いてしまった。

 で結果は大吉であった。

 内容としては、まず最初の句が

冬かれて 休みしときに 深山木は 花咲く春の 待たれけるかな

 で、要するに「まず騒がず時を待ちなさい」だそうである…
 うーむ…とりあえずマテってやつか…他の項目別を見ても「願望 時くれば叶う」とかなってるし、これを信じて待つしかないのか?何を待つのかというのもあるが。

 まずはその時とやらが来るまでせいぜい死なないようにせんとな(笑)

伊勢の旅

2007-08-31 00:19:05 | 雑記
 こないだの日曜は、次の日から俺が休みを取っていた(RS君は諸事情によりもともと休み)こともあり、そのまま帰るのもなんだしということで伊勢に向かった。

 国道23号線をスンナリと走り2時間程で伊勢市へ。そこで前もって予約していた宿、ビジネスホテル「ダンケ」に到着。やたら古びてはいるが一人当たり一泊3500円+駐車場500円という値段を考えれば十分及第点。
 近所の和食さとでビール片手に味噌カツを食らい、二日間ほとんど寝ずにいた俺はもうそれはそれはグッスリ…と思ったらそうでもなかったな。2時間位起きた夜中にフト目が覚めた。

 またこの手の話で恐縮なんだが、自分の憧れている人は自転車およびロードレースを愛する人で、尚且つロードレーサーの人たちに特別な感情を抱いている(多分)。その気持ちは男の俺にも分からなくは無い。何しろ本当に彼らは超人で、大抵は人柄も良い人ばかりだからね。
 な訳で、憧れの人の視界にたどり着こうとこう走ってはいるつもりだが、目の前に聳え立つ壁の高さに呆然としつつ、一体自分にその壁が越えられるのか、越えたところでその人は果たして振り向いてくれるのか…?
 何となく自分がドンキホーテのような気がしてきて、それにちなんだ訳ではないが?夜明け近くまで何となく寝付けなくて多少眠いながらも朝を迎えた。


 宿から歩いて行けたので伊勢神宮の外宮に赴いた。この「外宮」は「げくう」と読み、もちろん内宮(ないくう)もあるのだが実は結構離れている。
 自転車は俺の一台だけだったし、レンタサイクルもあったがとりあえずは外宮へ。
 ここの建物は一般的な神社と違い、塗装をせず無垢のままで建てられている。そのためか何だか平安、或いはそれ以前の時代(邪馬台国?)がそのまま息づいているような不思議な場所である。境内の木々も相当な樹齢なんだろう、ご立派な大木ばかりだ。

 外宮を後にし、内宮も行きたかったが遠回りになるので車で伊勢を後にし、次に二見浦という場所に。

 ここには二見興玉神社という、何故かカエル様がしこたままつられている神社である。
 磯に張り付いたような立地のこの境内では、ずっと厳かな雅楽がスピーカーで流れていたり、カエルの口に手を突っ込んで引くおみくじがあったりと中々クセの強い神社という印象であった。

 この神社の一番の見所は、境内から見られる夫婦岩という縄で結ばれた二つの岩。絵になる姿だが普通に男二人で来ている時点でご利益あるのかないのか分からない状態ではあったな…

 その後さらに南下し鳥羽市へ到着。ここで帰路ショートカットの切り札、伊勢湾フェリーに乗り込み一気に愛知県へ。だがみんな知ってるらしく船内は随分込んでいたな。

 途中船長からアナウンスが。何事かと思いきや「この船の左手にイルカの大群が泳いでおります…」その瞬間船内の客がどっと左に押し寄せた(笑)。RS君曰く「イルカも凄いけどあの客達のリアクションが凄かった…ビデオに撮りたい位。」


 程なくして愛知県は渥美半島は伊良湖に到着。この土地はリゾート地らしく、がら空きのビーチを目にしここは穴場かも…と思ったね。浜松からもそう遠くは無い。

 その後は、一般道から高速を乗り継ぎ、夜に一旦実家に帰った後RS君を某県に送って次の日の早朝に全旅程終了。全走行距離は1100kmを軽く超えた。自動車は中々走りゴタエがあったデ。自転車の方はアカンかったけど…(´・ω・`)

鈴鹿ロードレース遠征記3

2007-08-30 01:13:32 | 自転車
 そして、いよいよ自分が出場する時間になり、スタート地点脇に集合。

 淡々とゼッケン順に並んでいくのだが…
 何というかどうも自分の周りの人間がパッと見非っ常~にレベルが高そうに見えるのだな。

 こういう事はなまじ分かるのが不幸なのか、周りの自転車の大体の平均価格は20マソは軽く超えてるかなと…服装もただの有名チームのレプリカですらなく、どうもそれぞれ所属するチームのジャージっぽい=チームに参加してかなり走りこんでいる人という印象を受けるし…

 まあ、しかし走る前から雰囲気にノまれていてはいい走りができる訳ない、まずは自分の走りをすることに全力を尽くそう。
 
 と気を引き締めたところでレース前のブリーフィング。

 俺はそこで初めて知ることになるのだが、実はこのレースにはタイムアウトという概念があって、先頭の選手が一周してから5分遅れるとそのラップで終了~となるのだ。

 一言で言うと愕然
 はは…まあ何周までついていけるかって所か…内心大いに冷や汗をたらしつつ、緊張と暑さで心拍数を無駄に高めつつ、いよいよスタート。

 そしてここまで読んでくれた方の大方の予想通り、あっという間に置いていかれた俺…

 なんつうか、別に自分はロード乗り始めてまだ1年で、それ程脚力が人より優れていると思っている訳ではない。それにしても、それなりに乗ってきたつもりの自分から、150人を超える選手達がアッサリ視界から消えるというのはかなりのショックだった。一体どんだけ走るとそうなるのか、貴方達は本当に一般人なのか!?と。

 そして、心拍数は常に170~180というMAXギリギリの状態で走りつつも、一周走り終えるやいなや係員に時間切れ宣告…


 あまりの事態に呆然となったのが半分、大体1時間位走るんじゃないかと伝えといたRS君に開始20分足らずでスタンド席に戻って合わせる顔がねえというのが半分で暫くボケっとしていたが、結局トボトボとサーキット上で俺の姿を探すRS君の所に戻って一言…


 「スマン、参加するカテゴリーを間違えた」。


 その後は昼食後、気を取り直して会場内で超がつく高級自転車を試乗したり、国内外の選手が本気で走る国際レースを観戦したりで鈴鹿の夏の一時を過ごした。
 国際レースは最後のスプリントでオランダの選手に持ってかれてしまったが、三十七歳になる三船選手が2位と健闘されていた。

 今回、一応こういった自転車ロードレースは初観戦だったRS君によると、「脚にエンジンでもついてるんじゃないの?」という位レーサー達の速さに衝撃を受けていた。事実国際ロードの優勝者の平均時速が44.91kmなんで、ヘタな原付では叶わないわな。
 個人的には、そういうプロはともかく、まがりなりにも「オープン」と名のついたレースで、上位の平均速度が40km前後というのは一体どういうことかと…要するに、これだけメジャーかつ大規模なレースイベントともなると、全国から脚に覚えのある人達が集結してしまうんだろうけどね。正直越えられない壁どころか絶壁を見せつけられたスズカであった。


 で、そんなこんなでレースも抽選会も終わり(もちろん俺は何も当たらんかった)、俺とRS君はサーキットを後にし三重県を南下。スズカついでの旅行として伊勢に向かったのである。

鈴鹿ロードレース遠征記2

2007-08-28 17:33:30 | 自転車
 毎年8月最後の土日に行われる、シマノ鈴鹿ロードレース

 数ある自転車レースイベントの中でも、このシマノはかなり規模が大きい方であり、参加者も半端ではない。(後にその「規模がでかい」ということの持つもう一つの事実を身を持って知ることとなるのだが…)

 ホンダの、ドライビング教室用であろう車の大群が車間十ンセンチ程度でビッシリ駐車されているのを尻目に(RS君も似たような仕事をやってたらしいがアレは凄いぎじゅちゅだ…)いよいよかの鈴鹿サーキットへ。

 レース開始前でないとできないので、朝イチ7時前に試走。今回はコースを逆走するので、いきなり上りとなる。そしてシケイン。その後はとりあえず自転車ではさほど問題にならなさそうな?(イヤ玄人の速度ではどうか分からんが)コーナーを抜け、キュッとヘアピンを抜け、直角カーブを経て下りつつクネクネとS字を描き、第一コーナーを抜けてスタート地点に戻ると。

 試走時はみんなそれ程飛ばしてはいなかったし、コースは広くて走りやすいし、正直今回は楽しんで走る事ができるかな~とこの時は感じた。まあ俺もレーパン+サイクルジャージで格好だけはロードレーサーの端くれ、せいぜい頑張って走ってこようかとね。


 そして、同伴のRS君のお陰で今回は荷物の管理をさほど気にせず、走ることに集中できる環境でもある。さらに彼にはスタンド席でレース中の写真撮影もお願いしておいた。
 そんな感じで万全の体制にていよいよレース参戦となる訳だが…無駄とは分かりつつ本番の模様は次回まで引っ張るよ(笑)

鈴鹿ロードレース遠征記1

2007-08-28 16:21:16 | 音楽
 土曜の午前中に誰もいない職場にて残務をこなし、昼過ぎにシャウラにてツタヤ経由で実家に戻り、そのシャウラを車の後部座席に入れて夕方出発。
 某駅で今回の心強いサポーターというか同志となるRS君と合流し、首都高に乗り込んだ。

 今回の目的地である鈴鹿までは、高速を乗り継いで少なく見積もっても300km以上。なもんで、普段ラジオを聴かない俺にとってはいい感じのBGMが必要となってくる。
 で、たまたまツタヤでハウス特集なんつうものをやってたので、色々mixCDを借りてきたらこれが物凄くよろしかった。
 中でも、もう世に出て2年経つらしいのだが「NOTHIN' BUT HOUSE」というシリーズのSOULFURICのミックスCDが最高。今回の旅で3,4回ほどかけることとなった。他のツタヤで置いてあるかどうかは分からんが、普段ダンスミュージックに馴染みのない人も興味が沸いたら是非。ドライブのBGMにもいいよ。


 …さて今回の記事は鈴鹿に自転車で走りに行く話だったな。

 ETC深夜割引をあてこんで、尚且つレース当日は4時とか5時という早朝の会場入りが必要になるため、マトモな宿に泊まってもしょうがあんめえということになり、鈴鹿の手前、四日市のユーユーカイカンというローカル色豊かな?健康ランドの類に行った。
 要するに、健康ランドの仮眠室で少しでもオネンネしてからレースに挑もうという腹積もりだったのだが、仮眠室は見事に満員。仕方なく毛布を借りてそこらの床に寝るという、レース前日の人間がやることとは思えない(笑)荒みっぷりであった。しかも何故か寝付けなくて結局一睡もしてないし…

 まあそんな、また何かやっちゃいそうな予感満タンの中、午前4時過ぎ早々にユーユーカイカンを後にして、マナーの素晴らしさ(?)で有名らしい国道23号線を無事南下し、鈴鹿サーキットに到着。


 既に日が昇り、激アツになりそうな悪寒の中シャウラを組み立て、今までにないくらい本気モードしかいない人々に紛れて会場入り。

 周りの人間のあまりの本気ぶりにとっても悪い予感を抱きつつ、その予感がどう的中するか含めて衝撃(笑劇)の結末は次回。

平泳ぎのお勉強?

2007-08-21 23:39:28 | その他スポーツ
 そういや最近お勉強シリーズ全然やってないな…

 それはさておき。

 先週の土曜、久々に早起きして自転車で出かけた。
 出かけた先はザバススポーツクラブ川崎である。


 が俺は別にそこの会員になっている訳ではない。ではなぜ行ったのかというと、この日午前中に岩崎恭子さん、多分知らない人はいないだろうが平泳ぎの金メダリストの彼女が特別レッスンを開催するという情報を入手、会員でなくてもとりあえず見学はできるらしいということでノコノコと見学しに行った次第。


 当然のことながら足は靴下まで脱ぎ、しかし服はそのままでプールに入場。全員もれなく水着姿の中でこの格好の方が逆に浮きまくるが、そのまま見学。中は湿度が滅法高くてじわじわ汗ばんだ。

 程なくして岩崎さん入場。彼女はもうとっくに現役は退いている身だが、その身体は見事に研ぎ澄まされていて無駄が無い。恐らく今でも日々練習しているのだろう。自転車の選手(こっちは主に男だが)の鍛え方とはまた違うが、人間の鍛え抜かれた姿ってのは美しいもんだね。

 そして模範を見せてくれたんだが、なんかいつも見ている平泳ぎとはまったく違う泳法のような気さえする…かいた手を戻すとき顔を上げるんだが、普通頭が水面に出てくる程度なのが彼女の場合は背中が見えるくらいまで体が上がる。要するにダイナミックかつ無駄が無い動きというところだ。


 その後、会員のおばちゃんおばちゃんおばちゃん達に平泳ぎのレッスン…つうか何故にそんなにおばちゃんばっかなんだ…イヤ別にいいんだけど。
 何年もこういうレッスンの経験を積んできたのであろう、流石に教え方がうまい。まず基本的な伸びの姿勢、それから手を使わずに足だけでの練習、そして最後に手も使って平泳ぎとなるんだが色々ツボをつく教え方で聞いているだけでも参考になった。
 なおかつ、俺は参加はできなかったものの筆記用具を持ってきていたので色々とメモしておくことができた。折角こういう場に居合わせたので少しでもレベルアップしたいものだ。


 ところで、この日の夜友人達とかっぱ寿司でガツガツ寿司を食っていた折この話をしたんだが、その時きたツッコミが
「でも平泳ぎってトライアスロンとかで使うんだっけ?」
「ん…トライアスロンとかOWSは大抵クロールかな…(汗)」
「で何で平泳ぎのレッスンを?」

 まあこのツッコミが厳しかったということより、上記の会話だけ聞くと俺が余程のスポーツマンのような印象を与えかねんなあと…


 ともあれ、潔い決断で選手としての生き方よりも水泳の楽しさを伝える生き方を選び、その役目をまっとうしている岩崎恭子さんはプールの女神様という気さえした。俺も彼女のようには行かなさすぎるが、水泳の楽しさもちっとは人に伝えられるようになれればいいかな。とりあえずトライアスロンのスイムは平泳ぎでいっとく?

突然ですがスズカです

2007-08-16 22:23:32 | 自転車
 シマノ鈴鹿ロードレース…に参加する。8月26日に。

 自分の働いている部署が夏休みを自由に取れる環境で、俺は特に考えてなかったが8月末に一週間取ることにした。それを決めたのが7月末ごろ。

 で自転車のレースってのは一ヶ月半くらいにエントリー終了しちまう場合が多く、フト思い出したこのレースも一ヶ月前はもう駄目なんだろうな…と思ってたらレイトエントリーというのをやってて、うっかりエントリーしちまった(笑)。

 というのもその一週間後某試験があるという状況なんで…まあ結局全く勉強やってないからどのみちジタバタしても始まらないんだが。


 まあ残り少ない?夏、しかも鈴鹿サーキットなんてそうそう走れるもんじゃないのでせいぜい夏の思い出とやらを作ってくっか。


 しかしこの暑さはどうにかならんもんかね。本日遂に日本最高気温が更新されたらしいが。