みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

泳げ泳げ大会(スイムツアー戦記前編)

2007-08-13 22:39:09 | その他スポーツ
 日曜の朝。

 軽く朝飯を頂き、パンとバナナ持参の上、電車を乗り継いでまず鎌倉へ。


 実家から鎌倉、江ノ島はさほど遠くない(多分上野とかよりは近いはず)なんだが、なぜか滅多に行くことがない。たとえ季節が夏であってもね。

 なもんで、何年かぶりの江ノ電に乗り、ワクワクテカテカしつつ窓の外を眺めていると、目の前に広がるのは湘南の海。そこはサングラスでもしてないととても直視できない位眩しく、ビビッドな青と緑の世界。


 江ノ島を右手に望む、腰越海岸というところが今回のイベントの舞台だ。

 今年で4回目になるらしい「湘南オープンウォータースイミング」という、昔風に言えば遠泳大会が開催され、そのサブイベント的に「スイムツアー」というちょっとした距離を楽しく完泳しようというものが行われ、俺はそっちの方に参加したのだ。

 ゴール近くで受付を済ませ、バナナとパンを食ってからスタート地点である江ノ島に向い、はしゃぐ海水浴客の間をすりぬけて濡れた砂浜を歩いた。

 俺が参加した11時ごろは丁度干潮だったというのもあったが、実は江ノ島という所は橋の下の砂浜を歩いて行けるという事実を今回初めて知った(途中浅瀬もあるけど)。


 スタート地点には、自分と同じくスイムツアーに参加される老若男女が目印の白いキャップ(今回もらえた)を被りスタンバイ中。イヤしかし失礼ながら、どちらかというと「老」よりの方の比率が多かった気が…正直負けてられんと思った。
 ましてや親子連れのお子さんの方は「若」というか入学前?くらいの子がいたりして、もういよいよ負けてられんなぁと


 時間が来たので、皆で集合しインストラクターの説明を聞き、準備運動を済ませいよいよ海へ。
 インストラクターのおばちゃんがまた「海へ入る前ってのはドキドキするもんなんですよねー。今ドキドキしてる人、海に入るときはもっとドキドキしますよ」と軽くビビらせることをおっしゃる。

 俺は直前まで自分なりに落ち着いていたつもりだったが、遂に皆で海へ入ろうという時、俺が小学生の頃から抱えていたトラウマがボンヤリと蘇ってきたのである。

(つづく)