みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

電験のお勉強The Final Season 04「予定では最終決戦」

2010-09-05 23:20:36 | お勉強
 9月5日。
 本日はお日柄もよく、電気主任技術者試験第三種のまさに試験日であった。

 いよいよ決戦の日。
 前日は一日、朝から自室に引きこもって勉強漬け。正直、この一月は今までの人生の中で最も勉強したんじゃないかと思う(高校大学受験の時は何をやっていたのかと…しかも大学受かってねーし)。

 で、あまりに勉強し過ぎてお脳が容量オーバーになるという非常にイカン事態になりつつも、何とか向こう5年くらいの過去問をやり、あとは本番で択一の神降臨を待つのみだなーという真面目な男が一人、自転車にて会場に向かった。

 まだまだクソ暑い陽気の中を、引きこもって鈍った脚でペダルをこぎこぎしつつ、着いた所は横浜商科大学つるみキャンパス。

 割といかにも自転車乗ってますという風体で、大学の駐輪場をお借りしてサラッとロードバイクを停めてたせいか、なぜか某資格学校のビラ配りの人がスルーするという(恐らく学生が用事があって来たとでも思ったんじゃね?)、そらもう360度電験合格するオーラに満ち溢れた俺様は、受験票片手に教室をチェックし、そして教室に入り、着席。


 いよいよ、この半年余りの努力が試される時がきたか…

 これまでの苦節を振り返り…はせずに、ひたすら脳内でZとかNとかφとかsinθとかをかき混ぜ、程よく訳分かんなくなったところで(ダメぢゃん…)、電験四科目のうちの筆頭、「理論」の試験が始まった。


 この理論という科目は、名前から察しがつくかも知れんが電気の基礎的な知識にして電験の他の科目の基礎でもあるというもの。
 裏を返せば、これをクリアして初めて他の科目への扉が開かれるようなものなんだが、大学の電気系の学科でも出た人ならまだしも、そんな素養は全くない俺にとっては、小細工の効かない(効きづらい)計算問題ということもあり、かなりの難関であった。

 なもんで、攻略の手がかりはただ一つ。
 ひたすら問題を解く。ということで、過去問や受けてた講座の例題をひたすら解きまくり、記憶力が希薄になったオッサンの頭にひたすら公式+解法を叩き込んだ。

 そして、イザ本番!

 …うっ…

 今までやってきた問題と多少毛色が違うというのもあったかも知れないが、一瞬頭の中が真白にぞ
 すぐ脳を再起動し、一通り問題を見回し、パッと見で分かる問題が結構少ない事に愕然としつつも、思考回路を総動員して問題に取り掛かった。

 よくもまあこう、毎年色んな問題を考えてくれるよなあ…と思いつつ、算出できるものはそのまま電卓を叩き、さらに前日電験講座のHPで見た「裏技」も活用。

 というのも、理論は前述の通り計算問題であるため、去年使った普通の知識問題用のような策はほぼ使えないんであるが、計算問題かつ択一という方式ならではの技がある。
 それは「逆算」。

 つまり、5つの数字の中に一つ正解がある訳だから、そのうちどれかを使って逆算すれば、正解の数字であれば丸く収まるということ。
 もちろん、逆算しようにも訳が分からん問題には通用しないが…それでも一応、紙の上に正解が書いてあるという事実は確かなので、もう利用できるものは利用させてもらうと。


 そんな訳で、結局今年もそういう小手先の技に頼りつつ、理論は何とか全て埋めて終了。

 この後、時間割としては「電力」、「機械」、「法規」と続くんだが、俺は電力と法規は今年免除だったため、残りは機械のみ。

 なもんで、3時間近くキャンパスの隅で機械の勉強をしてたんだが…
 これがまた、昔のスラムダンクで山王工業とやった後の湘北くらい、俺の脳が燃え尽きていて…

 持参したおにぎりを食べつつ、ひたすら勉強したんだが最後の追い込みでかえって脳が疲労困憊という最悪のパターンに陥りつつ、時間が来て再び教室に戻り、機械の時間。

 今度は真っ白になりつつ再起動できず、頼みの計算問題で脳が動かず撃沈という状態で、まあ一応マークシートは埋めて終了。


 正直、今年初頭時点でほぼ0からのスタート、理論と機械両方は厳しかったな…
 帰宅後、毎年解答速報を出して下さるオーム社殿のサイトにて、持ち帰ってきた問題用紙に書いた○に基づき自己採点。

 一応結果は10月半ば発表だが、両科目とも点数的には合否が明確であり、まだ書かないものの…

 Final Seasonが終わり、最終話で水野劍は死んだと思われたが…的な展開が今後あるかも知れないので、その辺はまた今度の戦記にてよろしくと言いたいところである。

 
 しかし本当に今回は燃え尽きた。

電験のお勉強The Final Season 03「かつてない?危機」

2010-08-29 22:48:48 | お勉強
さて。

ここ何ヶ月かずーーーっと電験の話題に触れなかったが、その間ももちろん勉強は続けていた。
ほぼ毎週のペースで週末は予備校に行き、昼に沖縄料理若しくは大盛りのそばに舌鼓を打つという素晴らしく真面目なお勉強生活を送って、8月。

いよいよ本番まで1ヶ月となってきたところで…


ほとんど勉強が頭の中に入ってこねー

うーむ…やはりこの歳でこれだけの勉強量をこなすのはかなりきびすぃものがあるなあ。

今回受験する2科目のうち、「理論」は、覚える事項の多さもさることながら、計算問題が主体となっている。

実はこの電験は、関数電卓でない普通の電卓(機能はメモリー、ルート程度まで)に限り試験時の使用が許可されている。
それは裏を返せば、電卓くらい使わんとやっとれない計算問題(例えばルート3で割ったりとか)がしこたま登場するということなんである。

例えるなら、大学受験の物理あたりの感じに近いかな…それくらいの、要するに単純な計算ではなく導き方をひらめかねばならないという難易度で、やることは高校ではまずやらないような高度な内容だったりすると。

それでも、大学で電気専攻とまでは行かなくとも、その系統の学部の出だったらあっさり解けてしまうかも知れないが、こちとら自慢じゃないが電気については高1でビタ止まりしていた身なもんで…


もう1科目のうち「機械」に至っては、電験最難関科目の呼び声も高いのだが、まずとにかく範囲が広い。広すぎる。

その範囲のいずれも問題としては結構突っ込んだ内容を問われるんだが、年によって出たり出なかったりする分野があったりして、なかなか容赦ない問題設定だったりする。


と、こういう難易度の高さもあるんだが、何年か前の公務員のお勉強の時よりもさらに内容が頭に入らず、とにかく紙にひたすら式を書くんだがまたすぐ忘れるという繰り返しで…


これは、今年絶対合格と思ってやってきたものの、1科目が精一杯なんじゃねえかと思うようにさえなってきたのがお盆あたりの心境だった。

つまり、機械は今年捨てて理論一本で行こうかと思ったんだが。
しかし、受ける前からケツ割ってしまってはつまらない、あきらめたらそこで試合終了ではないが、やはりやるからには全力で全部やったろうと。

すると、お盆休み後半に集中して過去問をやっていくうち、少しずつではあるが分かるように、できるようになってきた。

結局のところ、オッサンになって覚えにくくなってきた部分は反復でカバーするしかないということらしい…

そんな覚醒を済ませたオッサンは、昔の夏休みの宿題の如くここ2週の週末はひたすら試験勉強に明け暮れ、こうして合間にセコセコと記事を書いているという塩梅である。


そして、来週日曜がついに勝負の時。
試験終了後ちゃんと記事がうpできるかどうか心配ではあろうが、まずは目の前の試験勉強を頑張るんでよろしく。

危険物のお勉強×3、その結末

2010-06-26 00:36:53 | お勉強
昨日(25日)が発表日だったことをすっかり忘れ、当局のほーむぺーじで番号チェック…

…3類…!

…5類…!!

…6類ッ…!!!





ハットトリックキターーーーー!!!




奇しくも昨日はサッカー日本代表が、デンマークを3-1で下し決勝進出を決めて盛り上がっていたが…

俺的追加燃料ガッツリ投入だぜええええ


乙種3,5,6類を取り、10年前に取った4類と合わせてこれで危険物取扱者の最高峰、甲種への挑戦権が得られた訳だが。


まあそっちの挑戦はちょっとの間お預けにしておこう。(まさか10年後ってこともないとは思うが…?)




さて寝るか<あれ追加燃料は?


P.S.一応今週末の更新はこれでオシマイにはしないつもりなのでよろしく。

危険物のお勉強×3(お受験編)

2010-06-20 23:14:48 | お勉強
 先週の日曜、その危険物取扱者試験というやつを受けに行ってきた。

 この日は入梅直前ではあったが、空はどんよりと曇っており、俺は直前まで自転車で行こうかどうしようかとウダウダやっていたのだが、マ電車なら車内で勉強できるしと思い結局自転車はやめた。

 相鉄線で海老名まで行き、そこで一旦下りてユニクロで買い物をするという試験前ならではの行動に出、さらに海老名駅周辺を探索。

 この相鉄線と小田急線が交叉する海老名駅前は、一帯がビナウォークという巨大ショッピングモールになっている。
そのビナウォークを歩き、現代的な施設の狭間になぜか?そびえ立つ七重の塔を尻目にラーメン屋に入り、つけ麺をガッツリ食らい身も心も準備万端。


 尤も、身とか心とかよりもっと大事なことの準備が欠けていたような気はするが…


 海老名からは、小田急線で20分足らずで試験場である東海大学湘南キャンバス最寄の駅、その名も「東海大学前」駅に行ける。

 もう試験時間までそれ程間が無かったので、車内で立ちながら問題集をつらつら眺めてあれは水に溶けるんだっけとか、あれは摩擦や衝撃で爆発するんだっけとか、平和なことを色々考えつつ、ふと近くの席に座っていた男が開いていた本を見ると…危険物取扱者のテキストだ。

 で、辺りを見回すと、車内には危険物のテキストと思しき、文庫本よりはちょっと大きめの本を熟読する人がワンサカ…

 こ、この電車に乗ってる人はほとんど同志か…

 東海大学前駅に着くと、成る程それらの人達がどっと降り、改札はなにやら賑やかなことになっていた。


 と前置きが長くなったが、ともかく俺は東海大学に行き、危険物取扱者試験・乙種3・5・6類を科目免除にて受験した。

 俺の場合、科目免除のお陰で1つの類につき10問、合わせて30問を35分×3=105分で解答すればよい。
 なもんで、同じく4類以外の全ての類が一まとめにされた問題冊子を受け取り、サクッと解答。
 しかし、計算問題は一切なく、何分か考えて分からなければ(覚えてなければ)幾ら考えてもダメであり、一方試験員からは35分だかを過ぎた所で退出OKとのお達しがあり。

 俺と同じように3つの類を同時受験の人達は、OKになった途端にサッサと解答用紙(マークシート)を試験員に渡して退出する人が続出。

 自分も、3つのマークシートに全て記入を済ませ、他の類の解答を書いてしまうという悪い意味でのミラクルを起こさないようチェックをしてから、シートを提出し退出した。


 さて。

 ここ東海大学湘南キャンバスの近くには、実は鶴巻温泉という温泉地がある。


 …とくりゃ当然、試験の疲れは鶴巻温泉で癒す!!

 持って行こうとして忘れていたバスタオル等はユニクロで買ったし、いざ往かん鶴巻温泉

 キャンバスから一本道を歩き、東海大学前駅に行く受験者を尻目に俺はもう一駅歩き、鶴巻温泉駅近くにある公設の日帰り温泉施設「弘法の里湯」に行き、爽やかに汗を流した。

 露天風呂(モロ市街地の中なんで四方を壁に囲まれてはいるが)、サウナなどに入り、スッキリサッパリした後はキリンフリーと心太で健康的に?軽食を摂り、満足満足であった。まあ入浴料1,000円はちょっと高いとは思ったが…

 施設にあった、この鶴巻温泉がある秦野市の地図を頂いてきたが、ここはすぐ近くにヤビツ峠という神奈川では割と有名な峠があったりと、山が近くて遊べそうな土地である。
例えば、鶴巻温泉近くの駐車場に車を停め、自転車で峠を攻めて汗をかいた後は麓の温泉で汗を流すなんてのも楽しいかも知れない。


 そんなことを考え、最寄り駅から自宅に帰る道中、いやー今日は楽しかったなあ…アレところで俺は今日何しに行ったんだっけ?と思ったりして、我ながらかなりナメ切った状態ではあった。

 ともあれ、危険物取扱者試験の方は今週末には結果が発表される。
 3つ受けて見事全部合格できれば一番良いが、ある程度自信を持って解答できたのが全て6割(合格ボーダーライン)程度だったため、場合によってはどう転ぶかは分からない。


 まあ、場合によっては当ブログで二度と危険物のキの字も出さなくなる…ということは無いとは思うが、上手くいって9月の電験に弾みをつけたいところ。


追記…なんか投稿日時が最初に下書きした時の日時になっていた。なんか改竄したっぽくていやだったので適当に直しました。

危険物のお勉強×3(お勉強編)

2010-06-13 21:48:20 | お勉強
 今までの記事の流れからも分かるように!?今年の俺はお勉強モードなのである。

 今年9月の電験三種のための勉強を続けつつ、今日は危険物取扱者試験を受けてきた。
 それも3科目

 なぜ3科目なのかというのは前回書いた気がするが、まあ試験の大部分が免除になり、1科目10問答えればいいから楽勝だろっとあむぁい気持ちで2,3週間位前から勉強(電車の中でテキスト斜め読み)を始め。

 試験勉強の為には不可欠である模擬問題集(本当は過去問があればそっちにするんだが、危険物は試験問題が基本門外不出のため、世の中には過去問というのは出回らない)をやってみて、余りに分からな過ぎて悶絶したのが先週あたり。

 …こ、こりゃあ本腰入れてやらにゃあ下手したら全滅だぜ…

 1科目あたり10問、3科目で30問だからとたかをくくっていたが、これが結構一つ一つの危険物について掘り下げた内容だったり、同じ類の他の危険物との比較で例えば、「ナトリウムとカリウムのどちらが反応性が高いか」という組合せ的な問題があったりで一筋縄では行かない。


 ともあれ、そうであれば勉強しない訳にはイカンと、パソコンデスクの前にかじりついてひたすら学習した。
 のが昨日。

 今回、一部の科目免除の人用のテキストも買ってはいたのだが、いかんせんそれだけでは問題に対応できる全ての知識を得ることができないため、ネットに頼ることにした俺。

 やはり、いくつか試験勉強用にホームページを作られている方が多々いらっしゃり、多数参考にさせて頂いた。
 ただ、それでもそれぞれのHPでこの情報はあるがあの情報がない、という具合にそれぞれから断片的な情報しかもらえないので、幾つもタブを開いてアレコレ調べながら勉強するという塩梅ではあった。


 中でもためになったのはやはりウィキペディア。といっても、ここも有志の方が記事を書かれているため物質によって内容の濃さが違っていたりはするのだが、単純な性質の他に、実際の社会での、その物質にまつわる事故の類も載っていたりするのだ。


 例えば、メチルエチルケトンパーオキサイドという舌に優しい感じの物質がある。危険物としては「第5類」にあたる。
 ざっと性質を書くと、コイツはそれ自身が酸素を持っているため、酸素のない所でもガンガン反応(燃焼)する。しかも、日光や振動、衝撃によっても爆発するという危険があると。

 で、その昔この物質が東京は品川の勝島という、倉庫が集まっている所の一角で爆発事故を起こし、近くの首都高羽田線が通行止めになるという大変なことがあったらしい。
 この事故では、メチルエチルケトンパーオキサイドのほか、火薬の原料にもなるニトロセルロースという物質も爆発したらしいが、これも実は第5類の危険物。

 その他、やはり第5類の危険物であるピクリン酸という、名前は変?な物質があるんだが、これがカナダのハリファックスという街で大爆発を起こし、街が一つぶっ飛ぶという恐ろしい事故になったということも知った。
 もちろんそれぞれの事故では亡くなられた方も多数おり、こういうのを知ると危険物取扱者というのは結構重要な仕事であるなあ…と思い知るのである。


 まあそんな、危険物取扱者試験に関係あるようなないようなことも学びつつ、幾つかのソースを元に自分用危険物ノートも作り、いよいよ試験日を迎えたっちゅう訳で…
 次回その試験をナメ切った男の生き様を「お受験編」で書くことにする。

10年目の危険物のお勉強

2010-04-18 23:24:53 | お勉強
 危険物取扱者

 言うまでも無く危険物を取り扱う人…のための資格である。

 で、俺はその中の「乙種4類」という、ガソリンなど油関係用の種類のを持っている。
 元々これは今の仕事に就く前、10年前に気軽な気持ちで?取ったものだったが、あろうことか電気の世界でもこの資格が有用だったりする。
 その辺の事情はむかーしの当ブログの記事にも書いたのでそちらも読んで頂ければと思う。

 で、上でなぜ「あろうことか」かというと、こないだ危険物取扱者の資格を持った人間がどうしても現場に立ち会わなければならない業務があり、前任が事情でその現場に出られなくなったため已む無く俺が行く羽目になった、という出来事があったのだ…

 そんな訳で、役に立っているというのか何なのか分からん「乙四」だが、フト気がつくとこの資格も取ってから早10年。


 この資格、一回取ったら一生有効ではあるのだが、10年に一度写真の更新というものをしなければならないのだ。

 さして使ってもいないどころか、持ってるお陰で夜勤をさせられるというこれ自体が危険な?危険物取扱者免状、それの写真の更新で1600円ほどかかると。


 そこで俺は考えた。

 ただ更新ってのは能が無いので、いっそ乙種の他の類にチャレンジしてみようか?

 そう、この危険物取扱者、上から順に甲、乙、丙と三段階、そのうち学歴等に関係なく取れる内の最上位である乙種は、俺の持つ四類だけでなく、一類から六類まで残り5つある。


 まあ、他の類はアルカリ金属だったりニトロ化合物だったり、はたまた過酸化水素などという、実生活に役立つどころか普通に生きてて残りの人生、後何回この単語を聞くのか?というレベルのブツだったりするんだが、それでも自称理系の俺様、一丁やってみようかなと。


 さらに、乙種の六つの類のうち、特定の四つを取ると、普通は化学系の大学を出てたりしないといかん甲種の受験資格を得ることができる。(これは俺が昔乙四を取った時にはなかった制度で、つい2年前だかに新たに設けられたらしい)

 最近、勤め先で甲種を取った人に報奨金が出るというおいすぃ話を聞いて…などという考えではなく、断じて無く、純粋に上を目指したいという向上心が俺を突き動かし。


 6月に行われる試験で、一気に3つの類を受験したろうと現在願書カキコ中である。


 また無茶な…と思われる向きもあるかも知れんが、実際には乙種の類をどれかひとつでも持っていると、他の類の受験の際はかなり手厚い科目免除があり、一つの類につきたった10問の試験を受けさえすればよいのだ…尤も、合格ラインが正解率60%なんで、6問は正解せねばならんのだが。

 いずれにせよ、電験のお勉強も続けながらこの試験に挑むという状況、ふと気がつくと今年は資格試験イヤーの様相を呈してきた訳だが、これもなんかのめぐり合わせと思って、セコセコとお勉強に励むとしようじゃあないか。

電験のお勉強The Final Season 02「Imaginary Number」

2010-04-04 23:15:50 | お勉強
 さってお勉強お勉強。

 先日も話題にしたが、電気主任技術者試験略して電験の三種に合格すべく、ナウなヤングに混じって予備校に通う俺様。

 俺が受けている講座、当然電験の4科目をカバーしているのだが、俺は「電力」「法規」の2科目は一昨年、去年と合格しているためどちらも今年は受験免除となる。

 なので、残りの「理論」「機械」の分だけを受講することにしたが、それでも実際に受講するのはその二つだけではない。
 もれなく、「数学」の講座がついてくる。

 というのも、特に俺が受講する2科目はただ暗記するだけではダメで、ある程度数学の心得がないとイカン計算問題が多々あるのだ。

 例えば、因数分解だったり三角関数だったり、例の二次方程式の解の公式のニエーブンノマイナスビープラスマイナスルートビーニジョウマイナスヨンエーシーだったりという、中学・高校の頃の爽やかな子守唄!?みたいなアレラである。

 尤も、その辺の勉強は自慢じゃないが古くは公文式、最近でもつい数年前に公務員試験の勉強でやったりしてるし、仕事でも多少は数学的な演算もこなす必要があるため、心得はあるつもり。
 なもんで、受講の初っ端の数学講座は、まあまずは予備校通いに慣れるための練習と位置づけ、ヘッドホンをつけDVDをセットし、子守唄を聞きながら?ウトウトっとするようなしないようなことを続けていたのだが…


 講座の終盤、その眼をパッチリ覚ますことになった。

 俺は高校の数学は諸事情により途中までしかやってないから良く分からんのだが、恐らく高校ではやらないんじゃないかと思われる数学。


 皆さんは虚数というものをご存知だろうか?

 普通の数字というのは、2乗すれば正の数になる。

 たとえ負の数、例えば-1でも2乗すれば当然「1」になると。

 ところが、その虚数ってものの定義が、2乗するとマイナスの数字になるという常識破りなんである。

 じゃあその数はなんと書くのか?というと、一般的には「i」で表す。
 iというのは、「Imaginary number(想像上の数字)」のアイらしい。ただ、電気の世界ではiは「電流」と混同しやすいため、「j」を使う。

 ちなみに、虚数に対してフツウの数字は「実数」と言う。

 俺は、虚数の存在自体は昔習ったことはあったが、この講座ではもっと高度な虚数および「複素数」(実数+虚数、電気の世界では「3+j2」といった具合、2jとは書かない)について様々なことを教わった。


 思うに、数学ってのはまだまだまだまだ奥が深い学問だなあと…
 まだその虚数というか複素数が、電気の計算の中でどういう重要な役割を果たすのかは現時点では全く分かってない俺だが、今は2科目目の「理論」も後半に差し掛かり、そろそろこの辺の使い方が見えてきそうなとこだ。

 いい加減勉強も厳しくなってきているが、まだまだ機械という電験最難関の名高い科目も控えており、ここは一つティーンエイジの受験生に負けない気持ちで通学しようと思う。


 そして今回の記事は皆さんにとって子守唄になったんだろうか?

電験のお勉強The Final Season 01「アラサー、予備校に帰る」

2010-03-22 20:54:25 | お勉強
 今までの流れとはうって変わって、久~しぶりに「お勉強」カテゴリの続き物を書いてみようと思う。

 というのも小生、現在某予備校に通っているのだよ。

 といっても高校を受験したりする訳ではなく(せめて大学って言えよ)、電気主任技術者試験略して「電験」合格を目指し、講座を受けに予備校くんだりまで行っているのである。


 思えばこの3年ばかり、電験合格を掲げつつ勉強らしき勉強をほぼやらないというフザケ切った態度で過ごしてきた。
 しかし、去年一昨年で全4科目中2科目に合格し(うち一昨年受かった方は今年で科目免除の期限が切れる)、後2科目となった今、ここらで一気にケリをつけねばいたずらに年をとるばかり。

 一方、その「残りの2科目」というのが、相当に電気に関する学問に精通していなければ、いかなる小細工を使っても到底合格不可能であり、つまり今の俺では太刀打ちできない難関なのだ。


 尤も、まがりなりにもサラリーマンとしてそれなりに残業もやってる俺には、休みであっても毎週定刻に講座を受けるというのは中々難しい。
 そこで、予備校の試聴室を使い、講義を収めたDVDを観るという形式の講座を受けることにした。これなら自分の好きな時間に受けることができるからね。

 
 てな訳で、もう相当久しぶりに予備校に通い始めた俺。

 もちろん、俺のような資格試験のための講座を受けに来るような人間は少数派で、周りの壁には何とか大学の文字が躍り、構内にいるのは俺より一回り以上若い学生連中ばかり。

 …いつの間にか年を取っちまったなあ…

 とそらもうプカプカと構内で浮きまくる俺ではあるが、今のところ順調に受講も回を重ね、段々ついて行けなさそうになるという順当過ぎる展開を迎えてはいる。

 しかし、敢えて今年を「Final Season」としたからには、何としても今年合格するつもりなんで、勉強しつつここでも話題として出していこうと思う。

電験のお勉強 THE FIRST?

2009-09-06 23:33:39 | お勉強
 さて、前回までの記事とはガラリと趣向を変えて。


 小生電気関係のお仕事に就いている関係から、2年前から第三種電気主任技術者という資格を得るため試験を受けている。

 いや。

 正確には、2年前はお金を振り込んだものの諸事情によりそもそも受験すらしていない

 で、去年はもうそれこそほぼ全く勉強せず、業務で得た知識と後述の戦法で4科目中1科目(「電力」)だけ取った。

 1科目でも合格すると、その科目は2年後まで受験が免除される。
 つまり今年は3科目受ければ良いということで、うぉっしゃあこうなったら一気に残り取ったるでェと意気込んでいたら、気がついたら試験日前日。

 流石に1科目も取らずに終わる訳にはいかねえ、何しろお金振り込んだし(←それが本音かw)ということで、昨日一日×「放棄」○「法規」という科目に一点集中し、昔公務員試験時代にお世話になったロイヤルホストにてロイヤルに?お勉強。


 そして今日が試験日。

 試験会場が実家からそこそこ近かった為自転車で赴き、先に2科目の最新の問題をゲットするという重要な目的を果たし、つうか今年も申し訳ない位ナメきった状態で最後の科目、法規。

 前日ヤマを張った計算問題が影も形もないというありがちな展開はあったが、それでもにわか仕込みの知識とある戦法により、何とか解いた。


 で、今日の19時に出たオーム社の解答速報で自己採点した所、どうやらボーダーの60点は超えたらしく、まずは一安心した。
 上記はあくまでオフィシャルでない為100%ではないし、もしマークシートを全て1つずつずらして記入という今時マンガでもやらねーようなミスさえしてなければ多分大丈夫、だと思う…


 まあ、昨年ほぼ0時間、今年1日(時間にして数時間程度)で2科目を取ることに(後者はまだ「多分」だが)成功したのだが、まあこれらの科目はある種の小手先勝負が効くというのもあったので…


 折角なので、「電力」「法規」で使った「マジョリティ(多数派)戦法」(←さっき思いついた名前)について、少し書いておこうと思う。
 先に断っておくと、これは昔兄貴に貸してもらった大学受験の攻略本だかの受け売り半分でもあり、そんなに真新しい手法ではないのと、これをやって試験落ちても一切責任は持たないことだけお見知りおきのこと


 これは電験3種の全科目に言えることなのだが、問題は基本的に5択であり、なかでも電力と法規は、「文章の空白に入る言葉の組合せ」問題が少なくない数を占めている。

 具体的には以下のような1~5の選択肢の中から、(a),(b),(c)全て正しい言葉が入っているものを選ぶという感じ。
 多分当ブログの読者の方なら分かると思うので、問題文は省略するよ。あとケータイの方は読みづらかろうけどご容赦。

1.(a)水野劍 (b)みずけん日記 (c)自転車

2.(a)氷野劍 (b)みずけん戦記 (c)自動車

3.(a)水野劍 (b)みずけん戦記 (c)自転車

4.(a)水野剣 (b)みずけん日記 (c)自転車

5.(a)水野劍 (b)みけずん戦記 (c)自動車


 …まあ上はあくまで例だが、要するに(a)(b)(c)それぞれ一番多く使われている言葉をチョイスしていくという戦法。
 もちろん、例外も多々あるし、上の(b)のように2回ずつ使われている言葉は五分五分だったりするので、その辺はちゃんとした知識の助けはもちろん必要になるんだけど。

 なぜこんな戦法が効くのか理屈を言うと、例えば(a)で氷野劍が正しい言葉だったりすると(笑)もうそれだけで答えが決まってしまい、極端にいうと(b),(c)の知識なんぞいらないことになる訳だ。

 そうなると、総合的な知識を問いたい出題者側の意向に反すると。

 要は「問題として理想的な形」を作りたい出題者の意向を逆手に取ると言う小賢しい戦法ということ…

 で、電験の場合は5択なので、4択と違い「3:2」という構図がどうしても出てきてしまうため、結構この作戦が効いてくると。
 ちなみに問題の答えを一応書くと3ね。


 まあ、こんな小賢しいマネをしつつ、もちろん多少は勉強をしつつ2年もかけてやっと半分を制しつつある訳だが。
 他の2科目、「理論」と「機械」は電験の理系サイドが色濃く、要は計算問題で5つの数字の中から正解を選ぶと言うパターンが大半を占める。
 即ち小手先勝負が非常に効きづらく、かつ電気の理論を基礎から把握していないと問題文すら理解できないという最悪の事態になってしまうという…

 ところが電気のことはほとんど分かってない俺、どうやってそれで電気関係の仕事をやっているのかは自分自身謎だが(笑)1科目の免除は来年で切れるし、無限ループに陥る前に来年こそケリをつけるべく、電験講座を受けようと今ネットで検索している所なのである<3年目にしてやっとかよ…

電験のお勉強"ZERO"

2008-11-13 22:54:46 | お勉強
 神様仏様ジンロ様?のご指摘どおり、10月の日産スタジアム+ツールド千葉(2日目だけ)の話をウダウダ書いていたら11月半ばになっていた。

 その間にも、というか今年後半は何か色々なネタを書きそびれている気がして仕方ない。

 という訳で、時系列に関係あるような無いような感じで、その辺を書いてみようと思うが、これまで心なしかスポーチーなネタが続いたような気がする(一方「イワシ」っつう文字が文中に沢山踊っていた気もするが気にすまい)ので、まずはこのネタから。


 第三種電気主任技術者。


 略して「電験三種」の試験というのを9月初旬に受けてきた。
 そして結果は、4科目中1科目合格というもの。


 …イヤ申し訳ない…


 何がって、俺様自慢じゃないが今までほぼ全く勉強をしてなかった身なんだが、そんなフザケた状態でも1科目取れたっつうのは正に択一の神降臨としか言いようがない(爆)。真面目に勉強している方には誠に申し訳ないという…

 まあ、その×憂かった○受かった唯一の科目が「電力」で、ある種一番日常の業務内容に近い科目だったということも一因かも知れんがね。


 ともかく、今回の合格で多少気を良くしたというのもあり、「勉強時間ほぼゼロで1科目受かったんだから、来年その3倍受かるのもどう計算しても楽勝だろコンチクショッ」とあらぬ皮算用をやっちゃってはいる(笑)。
 そう、この電験という試験は「科目合格」というシステムがあり、1科目でも受かると来年、再来年はその科目の受験が免除される。

 4から3に絞れただけでも精神的には楽になったし、ここは来年あたりガツンと2科目くらい…イヤ失礼一気に合格する気持ちで挑んでいきたいところではある。



 ただ、結果が発表された10月半ばごろから今まで、電験の勉強時間がタイトルの通りなのが玉にキズなのだが…