みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

自転車野郎の憂鬱

2011-03-27 23:05:14 | 自転車
 先の震災の影響というか、関東ではしばらく物不足だとかガソリン不足で空騒ぎしていたが、今日自転車で会社に行ってきた途中見てきた感じでは、そろそろ近所では不足は解消されつつあるようである。ガソリンスタンドはどこも通常営業だったが、どこも必ず1、2台は車が停まっているというフル稼働状態ではあったな。

 尤も、被災地はまだまだガソリン不足の状態が続いているようなので、自分達の所のことだけで喜んでる場合じゃないのも事実だが。

 さて、俺が憂鬱になっているのはその辺のこととは別に、ごく個人的な話で申し訳ないんだが…


 ここ最近どーにも脚が鈍りまくってるような気がしてね

 震災のことを言い訳にするまでもなく、今年に入ってから何やかやで自転車の遠乗りらしいことがじぇんじぇん出来てなく、今や花粉症絶好調の時期で自転車に乗ること自体が少なくなり、と…

 今日も地元を走っていて普通のカッコしたあんちゃんのクロスバイクだかにアッサリ抜かれたりしてもはやジジイの領域に入りつつあるのかと悶絶しながら思った次第ではあった。


 これでは、6月の富士ヒルクライムで前回の成績を上回ることすら叶わんぞ…と思っていま見たら、なんだFHC中止の可能性ありだと!?流石に6月の、それも夜間にやったりする訳じゃないイベントをむざむざ中止にするこたあないと思うんだけど…
 もし中止にでもなったらそれこそ俺様ダラケまくるぞ。

 ともかく、花粉症の時期はある程度抑えざるを得ないかも知れんが、例年通りで行くとGWあたりには花粉症は緩和されると思うので、精々ガッツリ乗りまくって体を鍛え直さないとなあ。

 こんな、明日何が起こるか分からない時代だからこそ、自分自身の、人間の力を引き上げて生き残れるようにならねばね。


 と、なんか今日も書くことが無くて短めになっちゃったんだけどよござんすかね?

動乱の時代、自転車のあり方

2011-03-21 17:55:29 | 雑記
 東日本を地震および大津波が襲ってから一週間が経ったが、いまだに被害の全貌すらつまびらかでないという、まさに未曾有の事態となっていて、コメントのしようもないのが現状である。

 その10mを超したとも言われる大津波に襲われた東北地方からすれば、被害の小さかった関東地方だが、こちらとて未だにドタバタは収まっていない。


 例えば、昨日も朝から駅までテクテク歩いていた俺のところに、向こう側の車道を走っていたカブのおっちゃんが近づいてきて、
 「この辺で一番近いガソリンスタンドはどこですかね?」
 「ここから大体何キロくらい離れてますか?」
 「どこをどっちに曲がれば行けますかね?」
 「スタンドの名前は何ていうんですか?」
 等々矢継ぎ早に質問を投げかけられ、俺は困りながらも一番近くのGSは恐らく閉まっていること、その次に近いGSは5~6km離れていて、多分やってると思うがガソリンを買えるかどうか保証はできない、という旨を話したら、諦めたのか踵を返して走り去ってしまった。

 そのおっちゃんの事情は知らんが、とにかく仕事で車を使う人などはこのガソリン不足に頭を悩ませていることであろう。

 そんな事情もあり、俺としては余程のことが無い限りマイカーの使用は控えようと思っている。
 即ち会社の置き車を含めて3台ある自転車が大活躍となる訳だ。


 元々、俺が本格的に自転車に乗ろうと思った×動悸○動機(まだ心臓は平気だぞIME…)の一つとして、この先どんな非常事態が起こっても生き残る体力を身につけたいというのがあった。
 まあ、それを思いついた7年前には、まさかこんな事態が来るとは想像だにしていなかった水野劍であった…ってそこらのドラマのナレーションそのものではあったがね。

 お陰さまで、そこそこの距離の職場に就けたということもあり(家から20km足らず)、帰宅難民という言葉とは無縁で今週月曜の電車の無い朝も自転車で出勤していた。


 その自転車、何でも友人の話でもホームセンターで売り切れる位バカ売れしてるらしいね。
 で、当然の流れとして道路を走る自転車の数が増え、それに伴って危険も増しているという話もチラホラ聞く。

 ここ最近自転車のルール再確認として、「自転車は車道を走るのが基本」という事実が公に出回って、一部では安心する向きもあったようだが、個人的にはまたなんか間違った方向に理解されちゃったような気がしている。

 要するに、自転車が歩道を通ることが悪いんじゃなくて、自転車が歩道を我が物顔で走ることが悪いのである。
 俺に言わせれば、ちゃんと歩行者の近くで徐行でき、歩行者優先を守れるんであれば歩道を通っても問題ないと思うんだ、極論だけど。ただ実際に歩行者を追い越す時に時速数km程度まで減速している人なんてほとんどいないけどね。

 結局の所、自転車=車両ということ、道路という限りあるスペースを使うにあたっては他者をおもんばかる心が必要であるということに主題を置いてないから、確認もせずに歩道と車道の間をホイホイ行き来したり(行き来することは俺もたまにやっちゃうんだけど…実は結構リスキーなので相当注意しないといかん)、車道を逆走したりということになる。

 これは自転車乗りとしての話だが、未だに片側2,3車線の幹線道路で車道を逆走してくる奴がいて、右の自動車、左の駐車車両の間を必死こいて走ってるところに反対側から自転車が来ると「俺は一体どこを走ればいいんだ?」と泣きが入りそうになる。


 グダグダ書いたが、まだ暫くガソリンの供給は安定しなさそうな東日本、自転車がまた見直される時期だとは思うが、自転車云々という以前に道路を使う→シェアするということについて考え直すいい機会なんじゃないだろうか。

 俺自身はこれからも至って通常営業のつもりだが、自転車を使うにあたっては今まで以上に気を遣って、そんでもって最近老化が進んでいる気がするので…6月のヒルクラに向けて鍛えていきたいと思う。


これからについて考える

2011-03-13 23:48:10 | 雑記
 今回の地震について、今、自分が出来ること。これからやらなければ、考えなければならないこと。

 それを思いつくままに書き綴っておくことにする。

【短期】
 ・既に東京電力より「輪番停電」の実施について発表になっている(こちらを参照)が、ともかくできる限り節電をする必要がある。
 これは中期、長期スパンでの対策にも繋がるが、福島の原発が止まったこと、報道が追いついていないが他の火力、水力発電所等も(少なくとも短期スパンでは)通常の出力が出せないだろうから、今後暫くは店舗、工場等もそうだが一般家庭でもやはり節電を心がけるに越したことはない。
 東電・東北電以外のエリアではあまり関係はないかも知れないが、特に中部電力エリアからは電気を分けてもらうことになりそうなので(詳しくは後述)、常識の範囲内で節電を心がけて頂ければと思う。

 ・今日、所用でとあるホームセンターに寄ったのだが、レジは大行列、水はとっくに完売、カップラーメンなどの食料類もかなり品不足になっているらしい。
 俺が思うのは、昔だったら飲み水なんてのは水道水を沸かすなりして使っていた訳だし、現時点で首都圏の水道及びガスは知る限りほぼ問題ない訳だし(現在日立市で東京ガスの供給が止まっているらしいが…)で、ペットボトルの水を使用するのは控えたほうがいいんじゃないかと思う。そういうペットボトル類は、水道の復旧がおぼつかないような東北の被災地の方が優先順位が圧倒的に高い訳だし。
 まあうちらが買わないから即向こうに届くという訳ではないとは思うが、限りある資源だしね。

【中・長期】
 ・短期の方でも書いたが、東京・東北電力の方の電気については、まず今年の夏が相当な危機に陥るであろうことが予想される。
 柏崎原発が止まった時でも電力危機という話で相当大変だったが、今度は福島の二箇所がこの先ン年スパンでフル稼働できないことからかなり厳しいんではないだろうか。
 そこで、エネルギーの分散化というか、例えば太陽光発電の導入を推進するとか、エネファームなどコージェネレーション(意味は左のリンク先をご参照…)を導入することは、3月の今から考えても遅いだろうか?
 或いはエアコン等を最新の省エネ型に替えるというのも方法かも知れないが、いずれにせよ今度の夏が冷夏にでもならない限り、(やらしい言い方だが)金のある人はそういうことに投資するというのも手かも知れない。

 ・上記の電力の話だが、東電には新信濃変電所という施設がある。
 日本人なら、この国の交流電気の周波数が50Hz、60Hzの2種類あるという話は聞いたことくらいはあろうかと思う。
 新信濃は、この周波数を変換するための大規模な設備を整えており、通常では融通できない周波数の壁を越えた電力のやりとりが可能となっている。
 具体的には中部電力の送電線と繋がっており、これから暫くは中電側から東電に電力を融通してもらうことになるんじゃないかと勝手に想像している。
 なもんで、中部エリアの方々には今後暫く間接的にお世話になるはずなのでよろしくお願いしますと言いたい。

 ・これは極個人的な意見なのだが、今後復興を進めていく東北地方のために、ある程度直接的にできることを考えたが、今すぐボランティアができる訳ではない。
 どのみち交通網も完全復旧には時間がかかるだろうし、無理に行ってもかえって迷惑になるはずだが、そうならなくなった段階で北方に行きたいと考えている。
 できるだけ、向こうに行って物を買うとかしてお金を使うことが、街の活気を取り戻すために少しでも役に立つんじゃないかというのは勝手な考えだろうか。
 仙台やその南の角田市にも、以前美味しい食べ物飲み物を頂いた店があったりするし、そういう所に力を貸したいと考えた時、やはりそこに行って飲み食いして少しでも店のためになりたいと思ってる。まあ美味いものを飲み食いしたいだけと言われればそうだが…

 ・宮城、岩手の海岸沿いの地域で、今回津波に見舞われたところについては、恐らく田畑はこの先ずっと塩分が残って農業を続けるにはかなり厳しくなるんじゃないかと想像する。
 俺は農業方面は全くド素人なので分からないが、稲や作物で塩分に強い品種があればよいが、無ければ今後品種改良などで作っていくことはできないのだろうか。
 相当な範囲の農地が、今回の津波で将来的にも農地として使えなくなるというのは、国家的損失と言えるので何とか研究を進めていって欲しいと思う。


 と色々書きなぐってみたが、とにかく自分にまずできることは、自分に課せられた仕事をこなすことかなと思う。
 輪番停電の関係で、その時間PC・ネットが使えないことを考えるとどこまで業務が遂行できるか分からないが、自分にできることをやるしかないね。

 これからは日本の全員がたたかって行かねば!

ケッチとシャウラと愉快な奴ら

2011-03-06 22:41:47 | 自転車
 さて、新相棒ケッチことKHSの折り畳み自転車F-20Rを購入してから1ヶ月近くが経った。
 ここでこのケッチについての感想等含め、諸々書いてみようと思う。

 まず、これは至って真面目な話なんだが。

 ケッチに乗って受けた印象を端的に書くならば。


 やっぱり世の中金なんだなあ…といった所である。

 …のっけからヤラシイ話で恐縮だが…
 まず、乗っていて折り畳みというか小径車にありがちなフラつきが非常に少ない。
 これは単純に、ブルホーンのため腕からの体重がうまいことホイールの真ん中に掛かる構造ということなのかも知れないが、それでも他メーカーで言えば有名どころのBD-1クラスの乗り心地に匹敵すると言って過言ではない。
 ちなみに、BD-1を新品で普通に買おうとすれば大体13万は下らないところだが、F-20Rは俺が購入したお店オートバイハウス殿なら10万を切るお値段。正直かなり頑張っておる。

 そんでもって、F-20シリーズを売ってるショップの店員方が口々に言うのがとにかく走行性能を追求しているモデルであるということ。
 後ろ9段変速はもとより、前が2段変速になっている折り畳み自転車というのは他にほとんど類を見ない。(というか俺はKHS以外で前2段がついてる折り畳み車を知らない)
 別に変速機がついてる方が、段数の多いほうがエライとかいうことを言うつもりはないが、俺は折り畳みであっても走りに妥協したくないという考え方だったので、こういう半端しないモデルというのは大いに評価したい。


 それだけの能力を持っている車だけに、逆に幾つか物足りない点も出てきてはいる。

 まず、コレ実は購入する前から前述のオートバイハウスの方が指摘してたんだが、デフォルトでついてるブレーキが非常に心許ないんであるな。
 ぶっちゃけ、そこいらのホームセンターとかで1万とか2万で売ってるような折り畳み自転車であれば、これなら十分過ぎる性能と言えるだろうが、なまじロードバイクに匹敵するような走行性能の自転車なんで…

 まあそもそも、俺が元々買おうとしていたのがF-20RCの方で、こっちはそのブレーキは元より、ホイール、変速機等ほとんどのパーツがちょっち上のグレードであり、販売価格で1万やそこらの違いだったのでそっちが欲しかったんだが…
 何しろRCは2月初めの時点で次回入荷が5月って言われたんで…泣く泣く諦めたんだけどね。KHSってのはコアな人気があるメーカーなんよ。

 とにかくブレーキの方は近々どうにかしようと思うし、他のパーツについても結局は消耗品なので何年かかけて順次アップグレードしていけばいいかなと。
 後は、ステムというハンドルと本体を繋ぐパーツ(詳しくはここを見てくれい)が、元々着いてるのは短くてシャウラのような前傾姿勢にならないので、早いとこ交換しようと思っている。

 とにかく、かなりのポテンシャルを秘めていそうな車だけに、これからジックリチューンアップしていきたい。
 まー一方で自分のボディが、ポテンシャルは何ぼのもんか分からんがチューンアップの逆を一直線なのでそっちもイチから鍛えなおしたいところなんだけどね。


 何しろ、ものの弾みで?富士ヒルクライムなんつうものにエントリーしてしまったから…ちなみに、こっちはブルホーンが禁止なのでシャウラで挑むよ。当面の目標は2時間切り。