或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

四姉妹完成

2010年03月06日 | 帰国後ママのくらし
2個目(次女)の服の模様がイマイチ気に入らなかったので、黒糸をほどいて
前掛け風に刺繍。

あとは、キリがないので、この写真をとってからザクザクと波縫いやまつり縫いで
弁当袋につけちゃいました。

洗濯してボロボロになるだろうけれど、それでも愛着がわくことを願って祈るような
心地。

こどもは、ポケモンのものなど画一的な色あいの青か赤かピンクといったパキッと
した色使いの市販のものにひかれているらしく「ほんとはポケモンのが欲しいけど、
ママのでもいいや」といった口ぶり。

でも、入園説明会で見た、市販のキャラクター柄の布小物がドチャーと並んで
いるようすは「こんなの名前がなかったら大騒ぎになるから名前付けは消えない
ようにシッカリとって念押しされるのも分かるわ」とため息をつきたくなったほど。


強制されるとプレッシャーも大きいし、他の人と比較されるのもいや。
だけど、たどたどしくてもママが作ろうとするのは「ひとりのとき、ちょっと
心が折れそうになって帰りたくなるとき」がようちえんにいる間、励ましになって
くれるだろうことを願って。

私自身、母親が作ってくれたものに安心感を覚えて、さわって確かめたり、母の文字を
見つけて「もうすこししたら家に帰れる。がんばろう」と思ったりしました。


なんというか大人でもあるけど、心細さであったり、「集団生活」ということばの
前にさまざまな制約を飲み込まされるつらさがあったようにおもいます。

はやくしてと思っても皆でユックリ、反対にユックリしたいもっとやりたいと思っても
時間切れ、もっとしりたいと思ってもまた今度、そうやって気持ちの切り替えを強いられ
るときに弱くて、イライラして家に帰りたくなったのを覚えています。

きょうだいは兄がいたのですが、兄は病弱で手のかかるタイプだったので両親の意識は
常に兄に向いていて、私のほうは有り余る時間を絵本で空想に浸ったり、折り紙をしたり
わりと放っておかれたほうが気がラクなこどもになっていたのかもしれません。

とにかくようちえんというのは、最初に出会う集団生活で「きまり」や「深く考えずに
ハーイと大きく返事をして次の行動に参加する必要性」があって大人が決めた「こども
らしさ」を演じる賢さを持たないとバカ正直で融通もきかなかったために「しんどかった」
のだけが印象に残っています。

時代が変わっていて、大人たちにも余裕があって、温かく見守られて、わが子が
楽しいようちえん生活を送れますように・・・
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