或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

上階のリフォーム工事

2006年06月29日 | ハンガリー(日常)
唐突に朝9時前から電気ドリルやらトンカチやらで又もや騒々しい。
2時間ちょっと経て、買い物がてら近くのショッピングセンターに
脱出。

その前に現場を訪ねてみた。上階へ行くとドアを開け放しており、中が
よく見えた。引越し前で荷物は一切なく、ベランダでは砕いた壁を始末する
男性の姿が見え、他の部屋には脚立や機材が見える。

ほうぼうで作業に忙しく私には誰も気づかない。「すみません!」と5回くらい
声を張り上げると、ようやく一人が手を休めて出てきた。そのうちゾロゾロ男性が
集まってきた。(乏しいハンガリー語で質問するのに必死でよく覚えていないけど)
5人くらいはいたような。同時進行でこれだけの人が動いていればうるさいはずだ。

「階下に住んでいます。赤ちゃんがいます」「工事はいつ終わりますか?」
「知らない」「でも、明日は無い。それは分かる。」
「この次、仕事に来るのはいつですか?」
「知らない」
「誰が知っているのですか?」
「知らない」

会話にならない。私のハンガリー語がまずいのは分かるけど。
でも現場に監督とか責任者らしき人はなく、目の前の仕事を黙々とこなして
いるだけのようす。長時間労働を嫌いそうなハンガリー人なのに9時前に
始まった作業は午後6時を過ぎた今も続いているから、マジメに仕事して
いるひとたちだ。

明日は無いということだけは強調していたし、馬鹿にして答えていない
わけではなさそうだった。英語と同じで、「知らない」と「わからない」は
同じフレーズだから、ほんとに分からないのでしょう。何時終わるのかも、
いつ始まるのかも分からない、こういう工事が許される、なんて大らかな
お国柄。日本だったら考えられないですね。

冷夏の噂も立っていたのに、連日30度を越える暑さ。数日前は36度も
ありました。夜になってもなかなかヒンヤリした風も吹かず、明け方に
ようやく涼しく感じられる程度。やり場の無いストレスと折からの蒸し暑さ。
うーん!!