God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

生産的行為 その2

2005-05-26 22:16:31 | 日々の暮らし
米だけではなく縄文土器も作っています。 で、nanakiさんのブログ http://nanaki.cgblog.com/blog/ で紹介していたこの物件!

ttp://www.chuo-kousan.com/2005/mashiko/index.html

やっぱり管理費高いですか・・・本体はともかく、管理費とかの相場はよくわからないのです。が、一般に陶芸教室等で使用するランクの陶土(粘土)なら定価でも20キロで3000~4000円くらいですから、大量に卸から購入してストックするのであれば、個人が趣味で使う量なら、ほんとタダみたいなものだと思います。ちなみに、20キロあれば「縄文土器」なら5~7個くらい作れます(笑)これはその安い粘土で、仕事の休み時間にひねってみた縄文土器です。高さ20cmくらいかな。これで粘土は1.5キロくらいです。所要時間は2時間弱。


今度の日曜日に野焼きします。その結果については後ほど報告いたしましょう。

粘土以外では、リビングに置けるサイズの電気窯 http://www.rakuten.co.jp/iget/644247/644253/644301/644673/#603548と 
電動ロクロ http://www.rakuten.co.jp/ac-fan/482011/482051/#428615 を買っても一年分の管理費の総額でおつりがきそう。置く場所があるかどうかは別として(笑)


ちなみに



これは地中より掘り出したばかりの生の粘土。350キロぐらいあります。いずれこれを精製して、体験学習で縄文土器を作らせます。きわめて良質の粘土なのですが、鉄分が多くてすぐに赤く発色していしまうのと、耐火度が低いため窯で焼けないことなどから野焼きには向いても陶芸には向かないそうです。

原始宗教の死生観、っていっても、そんなに大したことは書けません(笑)その2

2005-05-26 22:16:31 | 歴史/民俗/伝統芸能
 さて、弥生時代になると、お墓の意識が若干変わってくる。縄文時代には、お墓に葬られる人は限られており、それはおそらくシャーマンや首長なのであろうが、それとて必ずお墓に埋葬されるわけでなく、お墓を持たない(お墓が見つからない)集落はそれほど珍しくない。ただし、埋甕(小児墓)は別であるが。
 弥生時代になると、縄文時代よりもお墓が一般化するようである。まず、弥生時代のお墓でもっとも有名なのは北九州を中心に展開する「甕棺墓」だろう。これは佐賀県吉野ヶ里遺跡のもの。

はい、甕棺のサイズを見れば、大人から子供まで同じ形態のお墓に埋葬されていたことがわかるでしょ?

 一方、東北地方では「再葬墓」と呼ばれるお墓が作られるようになる。一度埋葬した(もしかすると風葬のように放置するのかも)後、白骨化した骨を掘り出して土器の中に納めて再度埋葬するお墓である。これは同族墓として、複数のお墓が同時に作られたりもするらしい。日本の南北で、同じ土器をお墓に使用しながら、こうも違うものかとちょっと感心する。

 それとともに、お墓の周りに溝を巡らせた周溝墓、お墓に高く土を盛り上げる墳丘墓、巨大な石のモニュメント(?)を伴う支石墓など、一般のお墓とは明らかに区別されたお墓が出現するのも弥生時代である。縄文時代においては埋葬者の集落内での立場はその副葬品でしか区別できない(もっとも、墓に埋葬される事自体が多くの場合において特別なのであろうが)のに対し、弥生時代になると、社会的な階層差が墓制にも反映してくるのであろう。社会的な権力が発生したため、権力者の死に際してその継承者が死者のお墓を盛大に造築することにより、自分が継承した権力がいかに強大であるかを知らしめるという図式なのであろうか?これがさらに発展してきて古墳が作られるようになるのであるが、古墳はその図式がさらにエスカレートし、権力者がその権力を知らしめるために生前から築造に着手するのである。

 さて、社会的/文化的な様相を反映してお墓は移り変わってきているが、基本的に墓の構造の問題であって、古墳時代の前半までは死者に対しては一部の小児墓に見られる「再生を願う」以外の意識ははたらいていない。だって、原始宗教だもん。しかしながら、古墳時代には大陸から伝わった道教の影響が反映され始め、仏教文化の影響(仏教伝来ではない!)を受けて、死生観は劇的に変化するのである!
つづく

内容的にはかなりの偏りと違和感を感じます(それは私のブログも同じか!?)が、
こんなのもありました。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~ohaka/index.htm