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もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

周りのアレッ?!

2009-08-31 17:30:40 | Weblog
 我が家の外の流しの中で、もぞもぞ動くものあり。
 DSCN3088.jpg
 なんだ!?
 キリギリスだ。お腹の大きなメスが流しのシンクに入って出られなくなったのだ。
 手ですくって草の上に放す。

 立ち上がったら、頭にこつんと当たるもの?
 アレッ?セミがクモの糸にぶら下がっていた。
 DSCN3095.jpg
 糸をたどると、軒下に巣を張っているジョロウグモ。
 もう用がなくなったんだと手を伸ばすとブルブル!まだ元気だ。
 ミンミンゼミのメス。
 
 糸を外してやったら、手の平から飛んだ。
 DSCN3098.jpg
 そばのシダレザクラの小枝にひっかかる!(捕まりに言った様子ではない)
 しばらくしたら、太目の枝へと這い登っていった。ダメージが少なかったんだ。

 結果的に、セミを助けたことになるが、クモの大事な餌を奪ったことになる。
 つまり、食物連鎖の一部を断ち切ったのだ。
 


 <蛇足>雨で暇なので頭の体操をする。
 この行為を文科省の推奨する「道徳科」で考えてみる。
 生き物を大事にする・生命尊重の観点からは、セミの立場かクモの立場かで“善”か“悪”かという反する評価に分かれる。
 生きていると、矛盾にとんだ場面にしょっちゅう出くわす。
 考えるのはいいけれど、こんなことに点数をつけるような評価は子どもの道徳観・生き方観を一面的なものに追いやらないだろうか。
 矛盾も、二者択一でない生き方も理解できる柔軟な感性が育ってほしいと思う。





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