今日も30℃で幕開け。
子どものころの熊本のような蒸し暑さ。
じっと座っていても汗が流れ落ちる。
あのころ、
我が家にも近所にも扇風機はなかった。
土壁の土を落として穴を開け、竹筋(芯に組んでいる竹)?の間から時折り入ってくる“背戸や風”で涼んでいたことを思い出す。
夜は、蚊帳を吊っていた。
その蚊帳の中で、夕方捕ってきた“アナゼミ”(羽化のために出てくるセミ類の幼虫のことを呼んでいた)の神秘的な羽化の様子を毎晩眺めながら眠った。
早朝目を覚ますと、薄い水色(クマゼミ)や白い(アブラゼミ)羽がぬけがらにぶら下がっているのを見ると安心した。
成虫色になったら外に放す。青空に吸い込まれていった。
しかし、時たま羽が伸びきらず(片羽だったり両羽だったり)縮こまっているものがいた。
これらは飛び立つことはできない。アリのえさになったり、シマコブ(コガネグモ)のえさにしたり・・・
※ 壁に開けた穴(窓)、秋風が吹くころになると古新聞を何枚も貼り重ねて風を防いだ。 強い北風が吹くとガバッ ガバッと膨らんだ。
我が家は“あばら家”だった。 でも、いっぱいの思い出が残った。
子どものころの熊本のような蒸し暑さ。
じっと座っていても汗が流れ落ちる。
あのころ、
我が家にも近所にも扇風機はなかった。
土壁の土を落として穴を開け、竹筋(芯に組んでいる竹)?の間から時折り入ってくる“背戸や風”で涼んでいたことを思い出す。
夜は、蚊帳を吊っていた。
その蚊帳の中で、夕方捕ってきた“アナゼミ”(羽化のために出てくるセミ類の幼虫のことを呼んでいた)の神秘的な羽化の様子を毎晩眺めながら眠った。
早朝目を覚ますと、薄い水色(クマゼミ)や白い(アブラゼミ)羽がぬけがらにぶら下がっているのを見ると安心した。
成虫色になったら外に放す。青空に吸い込まれていった。
しかし、時たま羽が伸びきらず(片羽だったり両羽だったり)縮こまっているものがいた。
これらは飛び立つことはできない。アリのえさになったり、シマコブ(コガネグモ)のえさにしたり・・・
※ 壁に開けた穴(窓)、秋風が吹くころになると古新聞を何枚も貼り重ねて風を防いだ。 強い北風が吹くとガバッ ガバッと膨らんだ。
我が家は“あばら家”だった。 でも、いっぱいの思い出が残った。

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