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もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

めでたし めでたし

2012-06-02 21:38:12 | Weblog
 <昨日の続きのお話>
 「おやくしさん」の入り口は、赤鳥居の手前の御影石(花崗岩)の鳥居だが、3・11の地震で倒れている。
 その足下に、これまた倒れた石碑がある。
 そこには「弁財天の池を改修したので名を残す」といった文と資金を出したと思われるご夫婦の名前が刻まれていた。
 
 その名前は〇〇庄三郎さん。
 昔、どこかで聞いた名前だ。
 しり込みする妻を連れて行くと「停車場(旧坂元駅)のおじさんだ」と懐かしさがこみ上げてきたのだろう泣き出す。

 でも、ここは「おやくしさん」?
 池?・・・ある。
 DSCN8947.jpg
 その脇には津波で流された家の土台が。
 DSCN8904.jpg
 カメラが根太(ねだ)の上に置いてある。
 この家の人のものだろう。

 周りを見回すと、
 DSCN8905.jpg
 プラスチックの浮き球が木の中ほどに引っかかっている。
 そこから視線をずらすと
 DSCN8948.jpg
 中腹に小さな祠があった。
 津波の被害を免れたのだ!

 こうして妻の庄三郎おじさん夫婦は、末永くたたえられることになったのだった。
 めでたし めでたし・・・<emoji code="a001" />