もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

古里の八朔行事ー“不知火”(しらぬい)

2011-08-29 22:46:06 | Weblog
 

 小生の古里では旧暦の八朔(8月29日)の夜は“不知火”現象で賑わう。
 子どものころ、毎年ひいじいさんの家のベランダから眺めていたものだ。

 

                               熊本日日新聞:くまにちコムより
<神秘の火・不知火が出現 宇城市で恒例の観望 2011年08月29日>

 旧暦の八朔[はっさく]に当たる29日未明、宇城市不知火町の八代海沿岸で恒例の不知火観望があった。見物場所の永尾神社境内と天の平農村広場では、多くの人が海上に現れた神秘の火に見入った。

 不知火は八代海特有の地形や気象に伴う光の屈折現象。いさり火や集落などの明かりが明滅、分火するなど変化して見えるとされる。

 永尾神社境内では午前0時半ごろ、河野暁子宮司(67)が不知火の出現を告げた。見物客は上天草市龍ケ岳町方面の海上に目を凝らし、明滅する光を確認。約50年ぶりに見たという上天草市大矢野町の倉本淳治さん(67)は「一昨年に見逃して、3年がかりで見ることができた」と喜んでいた。(吉田紳一)

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古代の故事を再現 宇城市で海の火まつり  2011年08月28日>

 宇城市不知火町の八代海沿岸で28日、「不知火“海の火まつり”2011」があった。旧暦の八朔[はっさく]に合わせて毎年開かれており、古代の故事を再現した催しが訪れた人を魅了した。

 千数百年前、九州巡幸中の景行天皇が不思議な火に導かれ、無事に海岸にたどり着いたという伝説に基づく。

 景行天皇に扮[ふん]した篠崎鐵男市長らを乗せた巡幸船が永尾神社の海中鳥居に姿を見せると、海岸の3カ所から矢が放たれ、海上のかがり火が点火。古代装束姿の約60人が巡幸船を出迎え、たいまつを手に祭り会場の松合新港まで約1・1キロを練り歩いた。

 総おどりや海上打ち上げ花火もあり、大勢の人でにぎわった。東日本大震災の被災地へ送る義援金も募った。(吉田紳一)
 


 ※ 永尾(えいのう)神社は魚のエイを祀った珍しい神社。
  神社の裏は浜になっていて、昔はアサリがたくさん獲れた。