もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

「全生連全国大会」参加の旅ー最終回

2010-10-11 12:53:54 | Weblog
 

 Fさん家に5時近くまで過ごし、いとまを請う。
 マンションを出るときは単なる自動ドア。うまくできているものだ。
 田舎暮らしには、えらく珍しく思える。<emoji code="a007" />

 広場を右折すると道路の両側が観光バスの発着所。
 バス待ちの中国の観光客がベンチに座って談笑している。
 Fさん曰く「初め日本人だと思ったが、今は直ぐ中国人と見分けられるようになった』と。

 少し行くと、アレ!
 DSCN2868.jpg
 ハト?バスに踏まれたのか、姿も定かではない。振り返るものもなし・・・

 

 すぐ隅田川の桜並木。
 目を上げれば、スカイツリー。
 DSCN2905.jpg
 もう東京タワーを越したという。ハトは今、この上を飛んでいるのかもしれない。
 
 屋形船が上ってきた。
 DSCN2909.jpg
 窓から歓声を上げているのは、中国の若者。
 旅に出たらそういう気分になるものだ。

 少し上には「こととい橋」。
 『東京大空襲の時には、炎が真横に飛んできて橋の上で黒こげになったり、隅田川に飛び込んで亡くなったり、ここで2万人以上の人が犠牲になった。』とぽつり・・・
 Fさんが15才の時だったそうだ。

 それを聞いて思い出したのが、早乙女勝元さんの「ねこは生きていた」。
 子どもたちに何度も読んでやったのだったと話すと、『彼は向こう岸に住んでいたの。慰霊の日にはきてもらっているよ。』と。

 たくさんの歴史を抱えた浅草だと見直しながら行くと、
 DSCN2918.jpg
 花の終わったヒガンバナの先の広場に5・6人のアマチュア楽団。
 アコーディオン・ハーモニカ・ギター(2)・ベースそしてボーカルも。
 脇には焼き芋屋さんもスタンバイ。
 
 演奏が始まると、「あざみの歌」が始まるところ。
いっしょに歌う人、体をたたいて拍子をとる人、聞き入る人、
 DSCN2920.jpg
 ホームレスと思われる人も、瞬時歌の中の、数十年前にひたった。
 その後も懐メロが続くようだった。
 心惹かれたが、帰り足。上野から新幹線で仙台へ。8時半には帰宅。

 いい旅になった。<emoji code="a001" />