俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

藤の実

2022-09-15 | 俳句・秋・植物

 

 

藤の実の下を自転車そして人

 

 

 

 

 

 

藤はマメ科の蔓性落葉樹の総称。

 

 

 

 

 

 

晩春、花のあとに実を結ぶ。

秋になると緑色の長さ十センチはある莢を垂らす。

その中に扁平な碁石のような種が入っている。

 

 

 

 

 

 

硬い果皮は細毛に覆われている。

 

 

 

 

 

 

公園の入り口に藤棚があり、藤の実が沢山垂れ下がっていた。

その下を自転車が通り、そして人も通って行った。

 

 

 

 

 

藤の実を暫く見上げ何を得し

 

 

 

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秋の薔薇

2022-09-14 | 俳句・秋・植物

 

 

秋薔薇の夕日浴びをり帰り道

 

 

 

 

 

 

薔薇は四~五月頃に咲くので夏の季語であるが、盛夏を休み、秋涼しくなって再び咲くのを「秋薔薇」という。

 

 

 

 

 

 

秋咲きはやや小振りで花数が少ない。

 

 

 

 

 

 

秋気の増す中で、芳香を放って咲く気品が好まれる。

 

 

 

 

 

 

散策の帰り道、道端に秋の薔薇が咲いていた。

折からの夕日を浴びて、花色を増していた。

 

 

 

 

 

ささやかな暮らしは奇跡秋の薔薇

 

 

 

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大毛蓼

2022-09-13 | 俳句・秋・植物

 

 

大毛蓼ジャージー姿の学生ら

 

 

 

 

 

 

タデ科の一年草。

アジア原産。

日本には江戸時代に渡来した。

 

 

 

 

 

 

観賞用に栽培されたが、近年は空地や野原などにも自生する。

 

 

 

 

 

 

秋、淡紅色の小花を密に集まってつけ、細長い穂状となって下垂する。

葉の汁は、虫刺され、かぶれの解毒作用がある。

異名は「大蓼」。

 

 

 

 

 

 

道沿いに大毛蓼が咲いていた。

その前を男女ともジャージー姿の中学生がぞろぞろと下校して行った。

 

 

 

 

 

川ぐいと曲がる処や大毛蓼

 

 

 

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仙人草

2022-09-12 | 俳句・秋・植物

 

 

仙人草用水沿ひの細道に

 

 

 

 

 

 

キンポウゲ科の蔓性多年草。

山野に自生する。

 

 

 

 

 

 

八~九月頃、葉腋に集散状の円錐花序を出し、多数の白色の花をつける。

白い花弁のように見えるのは蕚片(四枚)で花弁はない。

中央に多数の雄蕊と雌蕊がある。

有毒のため、「馬食わず」の別名がある。

葉や根は鎮痛、利尿薬として利用する。

 

 

 

 

 

 

痩果に付く線毛を仙人の髭に見立ててこの名がある。

仙人草は季語とはなっていないが、よく見かけ、美しいので試しに詠んでみた。

 

 

 

 

 

 

野火止用水沿いに細い道がある。

その道の脇に仙人草が固まって咲いていた。

 

 

 

 

 

散策路仙人草に薄日さし

 

 

 

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苦瓜

2022-09-11 | 俳句・秋・植物

 

 

苦瓜の垂るる畑や散策路

 

 

 

 

 

 

ウリ科の蔓性一年草。

熱帯アジア原産。

日本には江戸時代に中国から渡来した。

 

 

 

 

 

 

夏、小さな黄色の五弁花をつけ、秋に長円形で疣状の突起のある果実を垂らす。

 

 

 

 

 

 

緑色の未熟果を食用にし、沖縄料理のゴーヤー・チャンプルーは有名。

食用だが苦味があり、そのため「苦瓜」と呼ばれる。

正式名は「蔓茘枝」。

実は熟れるにつれて外皮が緑色から橙黄色に変わる。

 

 

 

 

 

 

散策していると苦瓜が生っている畑があった。

苦瓜を横目にしながら歩いた。

 

 

 

 

 

首里城の記憶ゴーヤー・チャンプルに

 

 

 

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