俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

八重桜

2022-04-15 | 俳句・春・植物




山門の脇びつしりと八重桜




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八重咲きの桜の花の総称。







もとは山桜から変化したもの。







桜の中では花期が最も遅く、ぼってりとした大きな花を

枝が見えないほどつける。







この花びらは雄蕊が変化したもので、普通は実が

つかないが、「奈良の八重桜」は実をつける。







ある寺の山門の脇に八重桜が咲いていた。

花がびっしりとついて見事であった。






昼月の昇つてゐたり八重桜




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蒲公英・蒲公英の絮

2022-04-14 | 俳句・春・植物




たんぽぽや眼の疲るれば散策へ




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キク科の多年草。

空地、道端などで普通に見られる。







三〜五月頃、黄色、白色の頭花が花茎に一つつく。







眼が疲れてきたので散策に出た。

歩いて行くと、ちょっとした空地に蒲公英が明るく

咲いていた。







花の開花後実を結び、そこに白い冠毛が生じ、風に

乗って飛んでゆく。







これを「蒲公英の絮」と呼ぶ。






蒲公英の絮欠けたるは瞬く間




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青麦

2022-04-13 | 俳句・春・植物




青麦の日をちらちらと返しけり




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麦は、春に畑を覆うように葉を伸ばし、やがて青い穂を

出す。







それまでの間の、青々とした春の麦のことをいう。







田園風景が少なくなり、春の田畑を彩っていた美しい

緑色もあまり見られなくなってしまった。







春の麦畑はある種の郷愁を誘うものがある。







一面青麦の畑があった。

青麦はちらちらと日を返していた。






明日のこと想ふ仕合せ麦青む




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紫荊(はなずおう)

2022-04-12 | 俳句・春・植物




久々に旅心湧き花蘇芳




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マメ科の落葉小高木。







中国原産。

日本には江戸時代に渡来した。







四月頃、葉に先立って枝の節々に赤紫の小形の

蝶形花を固まってつける。







花の色が染料の蘇芳の色に似ているので、この名が

ある。







花蘇芳が咲いていた。

今まで封印されていた旅心が久々に湧いてきた。






祠への道辿りきて紫荊




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草苺の花

2022-04-11 | 俳句・春・植物




草苺の花や坂道散歩道




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バラ科キイチゴ属の落葉小低木。







草本のように見えるが、実際は木本。







三~四月、枝先に白色の五弁花をつける。







秋に果実が赤熟し、食用となる。

酸味が少なく、甘い。







坂道の脇の斜面に草苺の花が群れて見られた。

この坂道は散歩道でもある。






草苺咲いて青空続きけり




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