俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

春の夕日

2021-02-23 | 俳句・春・時候




帰らむか春の夕日を横に受け




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春の日は麗かで明るい。







その春の日が傾いて夕方の感が出てくるのが「春の夕日」

である。







春の夕日は、初めは白っぽく明るい。







それが次第に黄みを帯び、やがて橙色となって輝く。







散策をしていて、そろそろ帰ろうかと思った。

春の夕日を横から受けながら帰途についた。






禅寺の境内よりの春入日




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遅日

2021-02-22 | 俳句・春・時候




暮遅し散歩の犬とすれ違ひ




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春の遅々として暮れかねることをいう。







「日永」と同じく日が永くなった感じをいうのであるが、

それは昼の時間の長さよりも日暮の遅くなったことに

重点が置かれている。







いわゆる「春日遅々」の感じである。







《遅き日や雉子の下りゐる橋の上 蕪村》の句がある。







川堤を歩いていると、散歩をしている犬とすっれ違った。

春の日暮が遅くなっている感じがした。






子が二人川岸にゐる遅日かな




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河津桜

2021-02-21 | 俳句・春・植物




緩やかな川にて河津桜かな




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バラ科サクラ属の落葉高木または低木。







大島桜と寒緋桜の自然交雑から生まれた日本原産の

栽培品種の桜。







一重咲きで4㎝から5㎝の大輪の花をつけ、花色は紫紅。

二月上旬から三月上旬に開花する早咲きの桜である。







歳時記には季語として載ってはいないようであるが、

早春に咲く桜であり、俳句に詠んでいる例もあるので、

試しに詠んでみた。







川が緩やかになった所に来ると、河津桜が咲いていた。

桃色が濃く、艶やかであった。






媼きて河津桜に休みけり




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盆梅

2021-02-20 | 俳句・春・植物




まじまじと盆梅を見つ夕日影




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盆栽に仕立てた梅をいう。







盆栽は植木鉢の中に樹形を整えて、大きな木がある

ように、自然の木が存在するように植えるものである。







梅も盆栽となり、花をつけると、本来の美しさが味わえる。







盆栽は樹齢数十年のものが多く、古木の風格が備わる。







盆栽の梅が花をつけていた。

夕日を浴びながら花をまじまじと見つめた。






夕風に盆梅揺るる気配なし




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枝垂梅

2021-02-19 | 俳句・春・植物


藤牡丹枝垂


仰ぎ撮るをみなのスマホ枝垂梅




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梅の一品種で、枝の垂れ下がる梅をいう。




玉垣枝垂



桜や柳に枝垂桜、枝垂柳があるように、梅にも枝垂梅が

あるのは自然の神秘の一つである。




玉垣枝垂



枝垂梅には白梅、薄紅梅、紅梅のそれぞれがある。




藤牡丹枝垂



万灯のように咲く枝垂梅には流麗な美しさがある。




藤牡丹枝垂



青空に薄紅梅の枝垂梅が咲いていた。

女性が仰向けになり、スマホで写真を撮っていた。




満月枝垂


枝垂梅一回りしてしだれ梅




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