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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

寒三日月

2021-01-16 | 俳句・冬・天文




散策や寒三日月の光増し




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寒中の三日月をいう。







寒さ厳しい大気に、三日月は針のように冷たく輝く。







寒三日月は細いが存在感のある明るさでもある。







散策をしていると、寒三日月が出ていた。

暗くなるうちに、次第に輝きを増していった。






寒三日月誰彼も見てをるらむや




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侘助

2021-01-15 | 俳句・冬・植物




侘助や寺の庭にも散策路




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ツバキ科の常緑高木。

唐椿の園芸種。




数奇屋侘助



花は一重で全開しない.

花色は、白、淡紅、赤白の混じりなど。







名の由来は、千利休と同時代の茶人佗助が愛した

ところからとする説、また、閑寂趣味の「わび」と

数奇者の「すき」とが結びついたとする説などがある。







寺の庭に侘助が咲いていた。

そこへ行くまでの散策路があった。






侘助や孔雀の小屋を近くして




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寒茜

2021-01-14 | 俳句・冬・天文




家の間に富士くきとあり寒茜




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寒中の日没時に西空が茜色に染まる状態をいう。







茜色はわずかに黄みを帯びた沈んだ赤色のこと。







空が茜色に染まり、次第に濃くなるのは、日没後

二十分~三十分位してからである。







空が茜色になるのは、寒中のみならず冬を通じて

見られ、これを「冬茜」という。







入日の後、暫くすると家と家の間に富士山が一層

くっきりと濃く見えてきた。

後ろの空は寒茜となっていた。






振返りつつの家路や寒茜




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寒落暉

2021-01-13 | 俳句・冬・天文




交番の窓に映りて寒落暉




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寒中の入日をいう。







寒中の空気は冷たく澄んでいる。







そのため、入日は金色に輝き、明るくて眩しい。







冬の入日は早く、見る見るうちに沈んで行く。







交番の前に来ると、丁度寒落暉がその窓に映っていた。






伊豆の山低きを焦がし寒落暉




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寒雀

2021-01-12 | 俳句・冬・動物




木のうれに密を旨とし寒雀




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寒中に見かける雀をいう。







寒いときに羽の中に空気を入れて膨らんでいる姿を

「ふくら雀」という。







雀は最も人家の近くに棲み、特に冬場は餌を求めて

庭先までやってくる。







人の近くにいるが、人にはなつかない。







寒雀が木の枝に群がっていた。

雀は常に密になって一緒にいる生き物であると思った。






電線にきて静まりぬ寒雀




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