俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

青芝

2020-05-26 | 俳句・夏・植物




青芝を遠くまで駆けたくなりぬ




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青々としてきた夏の芝をいう。







冬の間に枯れ果てた芝が春になって萌黄色になり、

夏には一面に緑になる。







庭園やゴルフ場などの青芝は、勢いがあり、

生き生きとしている。







青芝の上で飲食したり、軽い運動をしたり、

寝そべったりと楽しむことができる。







青芝が広がっていた。

子供のように遠くまで走ってみたくなった。






青芝の中のジョギングロードかな




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石竹

2020-05-25 | 俳句・夏・植物




石竹や「掛けし女」の像の下




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ナデシコ科の多年草。







中国原産。







五~六月頃、分枝した茎頂に紅、白、絞り模様などの

五弁花をつける。







中国から渡ってきたので、「唐撫子」とも呼ばれる。







公園に、中野四郎氏作「掛けた女」の像があった。

その下に色とりどりの石竹が咲いていた。






石竹や姑娘(クーニャン)話しつつ行きて




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えごの花

2020-05-24 | 俳句・夏・植物




えごの花をみなふたりの憩ひゐて




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エゴノキ科の落葉小高木。

山野に自生するが、庭園などに植栽もされる。







五~六月、長い花柄の先に白い漏斗状で深く五裂した

花を下垂する。







実は卵形で黒く熟し、果皮にえぐみのもとである

サポニンがある。







えぐいところが名の由来とされる。







よく晴れた空の下にえごの花が満開になっていた。

その傍にふたりの女性が話し込んで憩っていた。






えご散るや長き自粛もあと少し




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竹の皮脱ぐ

2020-05-23 | 俳句・夏・植物



竹皮を脱ぐや参道入口に




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筍は成長するにつれて、下の方の節から順に皮を

脱いでゆく。







竹の皮は葉鞘が変化したもので、自然に脱落する頃に

採取し、ものを包むのに用いる。







神社の山道入口脇に竹林があった。

その中の竹が皮を脱いでいるところであった。






湧水の流れて竹の皮脱ぎぬ




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山法師の花

2020-05-22 | 俳句・夏・植物




降りさうと思へば降りぬ山法師




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ミズキ科の落葉高木。







本州以西の山野に自生する。







五~六月頃、小枝の先に白い花びらのように見える

苞に囲まれた黄緑色の頭状花序をつける。







山桑ともいい、街路樹、庭木としても植えられる。







雨雲が張り出していて今にも降りそうだった。

そう思っていると、ぽつりぽつりと山法師に降り出してきた。






山法師自転車二台通りけり




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